シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年02月04日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 人質事件や戦争屋が暗躍するのは、人類がどんどん馬鹿になっているせいでもある。戦争なんかやりたがり、人殺しをするのは馬鹿な証拠で、生命に無知な証拠である。

 人間に与えられている生命は、人間という生命を理解するためにある、というシュタイナーの話を紹介する。

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「人間」という言葉の神秘

 「宇宙」という表現を厳粛に用いると、人間の感情は宇宙の遥か彼方に拡がる。人類が置かれた舞台、つまり、人間がいま生き活動する舞台を、「地球」という言葉が示している。

 人類は地球の課題・目的を理解すべきである。

 そして、あらゆる時代の秘儀参入者が「おぉ人間よ、汝自身を知れ!」と説いたが、それと同じ教訓を「人間」という言葉は示している。それがこの言葉のもつ隠された意味である。

 「シュタイナー古代秘儀講義」p72

忍耐



 このような多くの言葉が、最初は単なる暗示のようにしか受け取れず、信ずるのは困難である。

 「シュタイナー古代秘教講義」p72

ヨーガの道

 真剣にヨーガの道を歩めば、日常の覚醒意識から潜在意識の高次の段階に上昇できる。誕生から死までの人生の自我には把握できない意識の段階、輪廻転生していく自我が包括する高次の意識段階へと上昇できる。

 自我が拡張するなかで、魂は自己を認識する。拡張された自我や意識のなかで魂は成長していく。魂は自我の拡張過程を体験する。その過程は日常生活に関わるものでもあるが、それだけでは完全ではない。

 人間が毎日眠るとき、周囲の感覚(物質)界は消え去る。人間は感覚界に対して無意識に陥る。眠ると感覚界を消滅させ、高次の世界を現実として生きることができる能力を魂はもっている。つまり、睡眠中に、人間は高次の意識段階に上る。

 自分の狭い感覚に囚われた意識のなかで生き、感じ、知るのではなく、次第に意識を拡げ、地球全体と生き、感じ、知るようになると、睡眠中のように日常の感覚が消滅し、高次の意識段階に成長していくようになる。そのためには、人間は、惑星・地球の魂と自分を同一視する必要があり、実際に、可能となる。

 人間は、睡眠-覚醒という単調なリズムだけを経験しているだけでなく、更に別の地球のリズムも体験している。冬・夏などの四季のリズムである。

 ヨーガの道を歩むか、もしくは現代の秘教的な修行を行うと、睡眠-覚醒、冬・夏などの四季というサイクルを体験する日常の感覚的意識を超えて、自分自身を外から客観視できるようになる。そうすると、自分を超えて、普段、外に事物を見るように、自分をみることができるのに気づくだろう。

 また、外の事物、外の自然の営みの背後にあるサイクルも考察できるようになる。サイクルにより交替する様々な状態をみれるようになる。このように自己を外から眺めると、人間の肉体は、植物が茂った夏の地球のようにみえる。唯物論的な科学が突き止めた神経を、睡眠中の高次の意識は、植物の生命力のように知覚する。

 (これがヒポクラテスの「神経の」木の意味である。)



 人間は眠ると夏を感じ、起きると冬を感じる。外の・表面的な概念では、冬と春を逆に考えやすいが、この感覚から、人間は地球霊を理解できる。地球霊は夏に眠り、冬に目覚めるからで、この逆ではない。

 人間は自分を地球霊と同一視する、という大きな体験に到達できる。

 この悟りの瞬間から、「私は自分の皮膚のなかだけで生きるのではない。人体のなかで細胞が生きるように、私は地球という生命体のなかに生きる。私が日々、眠り、起きるように、地球は夏に眠り、冬に起きる。私と地球の意識との関係は、私と細胞の意識との関係に等しい。」と思うようになる。

 現代の意味で、ヨーガの道は意識を拡張に導き、人間という固有の存在を、包括的な存在との同一化に導く。このような意識の拡大から、人間の生命が地球に織り込まれるのを感じとれる。

 このような超感覚から、自分がもはや一定の時間や場所に縛られている、とは感じなくなる。自分の人間性が地球の始まりから地球の終わりまで、どう進化するかを同時に感じとるようになる。地球の進化を貫く人間の進化の無限の連鎖を感じるようになる。



 「シュタイナー古代秘儀講義」p69

思想と理念

 霊視についても、思想と理念と同じようなことがいえる。魂のなかにはじめ少しでも霊視力がないと、本当の霊視にいたることはない。人間は霊視できないという一般的な信仰が真実なら、人間には霊視は不可能となる。

 大量の黄金を作り出すにははじめにいくらかでも黄金を持たなくてはならないと錬金術師が言うように、霊視力を段々と無限に拡張するには、既にある程度の霊視力を持つことが絶対の条件である。
・・・

・・・人間は皆、意識していなくても、霊視力の素質をもたない人はいない。人間は皆、霊視力の素質をもっている。霊能力者はある程度の霊視力を持つので、あまり苦労せずにすんでいる。

 では霊視力とは何なのか? 

 それは、実は通常考えられている透視力とは全く違うものである。
・・・

 霊視力を持たない人は、客観的な思考ができず、思想や理念を持てない。思想や理念の内容のなかに、霊視力という真珠が隠れている。思想や理念は霊視力と同じ過程をとおして魂のなかから発生する。

 つまり、霊視力の発端は、有り触れた日常のもの、ということの理解が非常に重要である。

 概念や理念がもつ超感覚的な性質を把握する必要がある。超感覚(霊)界から概念や理念が自分のところにやってくる、というのが明らかにならないといけない。それが明らかになると、正しい道に進んでいることになる。

 セラフィム・ケルビム・トローネからアルヒアンゲロイ・アンゲロイにいたるまでの高次の位階の神霊たちは、高次の霊界から人間の魂に語りかける存在である。その世界から理念や概念が魂にやってくる。理念や概念は感覚(物質)界からくるのではなく、高次の霊界から魂のなかにやってくる。

 「シュタイナー古代秘教講義」p62

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 生きているのは思い込みで、実際は生かされているのである。





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Last updated  2015年02月06日 12時00分05秒
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