シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年06月02日
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カテゴリ: 軟弱日本を斬る!
 前回の続きをはじめる前に、少し前回の話をまとめる。仏教でもいわれているが、肉体は霊魂の乗り物なんで、前回の話から、運動不足だと、霊魂が肉体を巧く制御できなくなることがわかる。

 アスリートなどは思ったように動けるために練習するわけだが、例えば、柔らかい筋肉をつくろうとするなら、柔軟トレーニングをするように、重要なのは、外界との運動を通じて間接的につくられる点にある。

 面白いのは、練習を続けると肉体が勝手に反応していくことなどがある。つまり、運動は、外界との一種のコミュニケーションなんである。だから、運動しないと外界に巧く適合できなくなり、肉体とも相性が悪くなる。

 運動不足は外界とのコミュニケーション不足である。かつてオリンピックは外界とのコミュニケーションの大会だった。肉体全体を使って外界と交信したので、平和の象徴とされたのである。

 人間の意識が段々と唯物的に偏ってきて、オリンピックが単なる運動競技となり、ついには喉頭の声帯しか用いることがなくなり、弁論大会になってしまったので、人間は外界と交信できなくなり、自然破壊をするまでになった。

 人間は全身を使わずに話すようになったので、口先だけの嘘をつけるようになった。嘘をついて自分たちに都合のよい食物などを略奪して自然を欺いている。だから自然は怒って天変地異が起こされる。

 さて、続きである。

 ★          ★           ★

 ちなみに、この堀医師の本を買ったのはつい最近で、監修が安保徹さんなので買ってみたのでした、私自身はもう少し前から「揉む」ことで良くなる部分があることを見つけて、やっていました。



> 痛いの、なんのって、ものすごく痛かったのですが

 というほど痛いです。

 私も、足のくるぶしの周りから、足首にかけての痛さはものすごかったです。

 それでも、続けていれば、「ある日、ブチッと音がしました」ということはなくても、次第に痛みが消えていきます。

 肩こりがあって、以前は湿布などをすることもあったのですが、湿布も鎮痛消炎剤で、体にとても悪いですので、それをやめるために、いろいろとやってきたのですけれど、ツボや揉むことがこんなに効果的だとは正直思いませんでした。

 あとはスポーツ映画(違うって)の『美しき緑の星』からインスパイアを受けた部分も多いです。

 アントニオ猪木氏も、かつて、



 肉体自体が不健康だからだ
。

 (「健全な肉体には健全な魂が宿る」という古代ギリシアの格言もある。)

 という格言を残していて、堀医師の言う、「副交感神経異常と脳脊髄循環異常が心の不調を生み出す」という説を補強してくれています。



 「迷わずいけよ」と言っても、俺にも迷う時もある。

 ということも言っています。

・・・ところで一体、私は今回のブログで何を書こうとしていたのだ・・・。

 まあ、運動のことはともかくとして、実際には『美しき緑の星』から私たちが学ぶ最大の点は、

 「 肯定的態度

 (ポジティヴな行為)

 であることは最近書いたとおりです。

 そして、映画で描かれる「普通の地球の人が覚醒していく最初の準備段階」の描写が、シュタイナーが「秘儀参入の準備」として書いていたことと合致することに気付き、感心したものでした。

 医師の奥さんから学ぶこと

 少し前の記事、

・プレアデスという場所の人も「世界は音によって完全に変えることができる」と言っていたことから改めて思う「周波数と世界の関係」
 2015年05月26日

 の中で、

 映画『美しき緑の星』の中で、唯一、「自力で覚醒」した人がいまして、その人などの変転は心の支えになりそうです。

 冷え切った人間関係と心の中で生きていた女性が、しだいに、自然の世界と、この地球の営みに「美しいもの」だけが見えてくる。

 基本的には誰の援助もなく、「1人で」ランチの野菜の美しさに感動し、授乳している母ネコと子ネコたちの姿に感動し、どんどん彼女は変化していきます。場面はどれも大変に短いのでわかりにくいかもしれません。

 そして、ついには冷えていた心が解け、旦那さんの産婦人科医を含めて、すべてを美しいものとして受け入れて、人生の再出発が始まるのです。

 これを自力で達成した人は、映画では、彼女だけだと思います。

 と書きましたが、そのシーンは本当に短いですので、抜粋してみました。

 「奥さんの目覚め」と、ちょっと官能的なタイトルをつけてしまいましたが、官能的なものではありません。

 『美しき緑の星』より

 このように、『美しき緑の星』にはすべての登場人物の中で、唯一、「自力覚醒」を果たした女性がいるわけですが、それらのシーンで感心したのは、シュタイナーが、「神秘学の秘儀参入のための具体的方法」を記した『いかにして高次の世界を認識するか』に書かれている、

神秘学を学ぶための準備段階

 で「行うべきこと」から、彼女の行動が始まっているということでした。

 それは以下のように記されています。

 シュタイナー『いかにして高次の世界を認識するか』 準備 より。

 準備を始めるにあたって、私たちはまず、まわりの世界で起こっている特定の事象に魂の注意を向けなくてはなりません。すなわちそれは芽を吹き、成長し、繁茂する生命と関わる事象と、しぼんだり、枯れたり、死滅したりすることと関わる事象の二つです。

 私たちが周囲の世界に目を向けてみると、これらの事象は、いたるところに、同時に存在していることがわかります。そしてこのような事象をとおして、あらゆる場所で、ごく自然に、私たちのなかにさまざまな感情と思考が生み出されます。

 ところが私たちが準備を始めるためには、日常的な状況のなかでこれらの感情や思考に身をゆだねているだけでは、まだ不十分です。私たちは日常生活においては、あまりにも早く、ある印象から別の印象へと移行していきます。

 しかし準備を始めるためには、私たちは集中的に、 完全に意識的に 、これらの事象に注意を向けなくてはならないのです。

 外界の植物が一定の方法で花を咲かせたり、繁茂したりするのを知覚するときには、私たちは、それ以外の要素をすべて魂のなかから追い出して、短い時間のあいだ、この「ただ一つの」印象に完全に身をゆだねなくてはなりません。

 すると私たちは、以前だったら魂のなかをさっと通り過ぎていったはずの感情が高まり、力強くエネルギッシュなものになるのをすぐ体験できるようになります。

 どうやら、シュタイナーのいう「高次の世界を認識するための第一歩」というのは、植物でも動物でも、あるいは、もしかすると、石や土でも、

徹底的に対象を肯定的な態度で見続け、その美しさに没頭することからすべてが始まる

 ということのようです。

 上の奥さんのような態度に「気づく」ことからすべてが始まるものなのかもしれません。

 自分たちの住んでいる地球にあるものを徹底的に心の底からの注意を向ける・・・というようなことは、確かにふだんの生活ではあまりしていませんしね。

 あと何十年で奥さんの心境に近づけるのかは

 そして、次には、運動、運動、また運動、あるいは、揉んで揉んで揉み続ける・・・、いろいろと考えることもすることもありますが、何もかも長い目で見ることが必要かもしれません。

 とはいえ・・・。

 堀医師が揉み続けて自力でパニック障害を治すのに1年。

 中村天風さんが、ヨガの修行で悪性の結核を治して悟りを得るまで2年半。

 お釈迦様が悟りを得るまでに6年から7年。

 そして、これらはみんな、もともとがよくできた人たちですから、私たちのような普通の人は、これらの数倍から数十倍の年月がかかって、

 「ある日、ブチッと音がして、視界が開ける」

 というようなことも起きるのかもしれないですし、あるいはいつまでも起きないかもしれないです。

 ★          ★           ★

 再度、シュタイナーの話だけ抜粋し要約する。

 ★          ★           ★

 シュタイナー『いかにして高次の世界を認識するか』 準備 より。

 高次の世界を認識する準備を始めるには、まず、物質界で起こっている出来事などに魂の意識を特別注意深く向けなくてはならない。

 すなわち、それは芽吹き、生長し、繁茂する生命の成長の過程と、しぼみ、枯れ、死滅する生命の衰退の過程という2つの両極端な現象の両立である。

 周囲の世界に目を向けると、これら2つの両極の現象が、いたるところで両立していることがわかる。そしてこのような両極端な現象を通じて、様々な場所で、ごく自然に、様々な感情と思考が生み出され、消えていく。

 ところが、霊界参入への準備を始めるには、日常のなかで生じる、これらの感情や思考の生滅に身を委ねているだけでは不十分である。というのも、日常生活にただ身を委ねていると、ある印象から別の印象へと一瞬にして移行していく無常の世界に埋没してしまうからである。

 だから、霊界参入への準備を始めるには、無常の世界に埋没しないように、意識を集中し、 完全に自覚して 、周囲の出来事などをはっきりと認識する必要がある。

 外界の植物が特定の方法で花を咲かせたり、繁茂したりするのをはっきりと意識するには、その現象以外の印象すべてを魂のなかから締め出して、この現象の一瞬のなかに生じる「宇宙で唯一のほんのわずかな」印象に意識集中し完全に没頭しなくてはならない。

 すると、以前だったら魂のなかを一瞬にして通り過ぎていったはずの無常な感情が定まり、力強く躍動した神の言葉を即座に体験できるようになる。

 ★          ★           ★

 量子力学を基にした場の理論でも、量子の生成と消滅の演算子を用いた数学で物質現象を記述している。このことからも数学が高次の世界を記述する手段となりえることがわかる。

 プラトンは自分の学院の門に幾何学を志すことができない者は通るべからずと掲げたそうである。数学は意識のトレーニングに役立つからである。ピタゴラスは数学で外界と交信した。

 中世の学院で教えられたリベラルアーツとは、外界との交信に必要な技術のことで言語のことである。  





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Last updated  2015年06月02日 13時58分22秒
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