シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2024年06月06日
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カテゴリ: 神秘体験空間
米国が人種の坩堝で、日本が黄色人種の坩堝なのが、八切史観からわかるが、人智学によれば、人種と民族が異なるのは、米国では英語が公用語で、日本では日本語が公用語になっているのでわかるだろう。日本では、白村江の戦い以来、唐から漢字が来て公用語になったのだろうが、日本語になった漢字は、いわば植民地語なのが、八切史観の被差別民史から伺えるが、近年の日本でも、戦後のGHQによるカタカナのローマ字英語も、いわば植民地語であるのが伺え、和製英語がまわりまわって、英語圏の新語になるのは、歴史が繰り返している証かもしれない。

GHQ だけではなかった「漢字廃止論」 いま、漢字を使い続ける意味を考える:朝日新聞 GLOBE (asahi.com)


シュタイナーによれば、言葉は、民族霊の指導によりつくられたという。民族霊といっても、天使から進化した大天使だけでなく、権天使に進化しなかった、いわば落第した大天使も関わり、同じ大天使の民族霊として、共同して、進化に寄与しているので、言葉の由来を見分けるのは困難で、金星人になるまで霊能力を高めない、と見分けられないようである。

日本では、言霊(ことだま)とも呼ばれるが、言葉をつくった民族霊は、人間に、物質的な表現をするための、言葉を与えるために、権天使の位階に進むのを断念し、民族霊の大天使の位階のままにとどまったという。だから、言語が民族の象徴にもなっている民族は、言葉を通じて、進化から遅れた大天使の指導を受けているのがわかる。

言霊 - Wikipedia


しかし、言葉の意味、つまり思考を表現するのには、大天使の上の、権天使の能力を必要とするために、その上の能天使の位階に進むのを断念した、権天使もいるので、人種の坩堝ならぬ、天使の坩堝となっているので、話が更にヤヤコシイ。能力では上位だが、人間を指導するには、下位の天使のほうが親密なので、堕天使のほうが、人類を唆しやすいのが、ぶっちゃけ、悪友のほうが馴染みやすいわけで、人間を誘惑に導きやすくなっているわけなんである。本当の友人は得難いわけなんである。

そのために、唯物的な物質科学的な技術用語が多い言葉は、進化から遅れた民族に特有で、だからこそ、ラテン語圏の民族は、物質科学を指導しやすいが、宇宙の進化からみると、進化から脱落しやすいリスクを負っているといえるかもしれない。だから、そのような民族が、人種の坩堝を社会的に経験するのは、バランスを保っているといえるかもしれない。

 現在、もっとも金持ちが多い国は、米国だろうが、面白いことに、シュタイナーは、北米の民族は、その民族霊の特性から、進化できないリスクを負っている、と述べている。民族霊になり代わり、北米の民族を改心させようとした神智学者もいたようだが、現状を見る限り、どうやら失敗に終わったようで、実際に、核兵器をつくり大量殺戮をしでかした時点で、民族としての信頼を欠いた、といえるだろう。問題は、アーリマンが受肉しそうな土地柄という点にもある。

ちなみに、アメリカ先住民族と、北米民族は、シュタイナーによれば異なるようである。シュタイナーは、ユダヤ民族の使命はキリスト降臨で終わったので、ユダヤ人はもはや必要ないといって、シオニズム運動の知人の支援を拒否して、そのユダヤ人に毒殺されたらしいが、ソクラテスの毒杯の死の構図とよく似ている。

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自由の国という表題を抱えている米国は、核兵器や身近な銃規制もままならずに、なによりいまだに人種差別がなくならないお国柄でもある。トランプのようなのが大統領をやる国でもある。いまだにカネ儲けに余念がなく、ロシア、中国を批難しているが、格差社会においては、似たり寄ったりで同じ穴の貉でしかない。お互いに核兵器でチキンゲームをしている始末である。悪魔同士で罵り合いをしている現状なのに、反省は全くない。

イギリスもそうだが、世界中に戦乱を招いた国で、神殿で、商売をして、穢している国といえるかもしれない。共産国家がルシファーなら、資本国家はアーリマンであるだろう。共に自由の名の下に、悪魔が憑依し、戦いあい戦乱を招いている。共産も資本も悪魔が名付け親でしかないからである。そもそも物質的な言語は、人類の自由のために、進化から遅れた大天使の民族霊から与えられた。言論の自由は、全人類のためにあるべきで、特定の人種を差別するためではなく、自国に利権を誘導するものでもない。



 金持ちが貧乏人の生計を立ててやれば、格差社会はなくなり、貧困問題は解決するはずである。なによりも、権力に居座る愚か者がいなくなる。そのような愚か者がいなくなれば、皆が天国に行けるようになる。キリストは、権力者を権力の座から引きづり下ろすために、物質界にやってきたし、いまも権力者たちを監査し、死後の審判をしている。古代エジプトの最後の審判の壁画をみればわかるはずである。

死者の書 ( 古代エジプト ) - Wikipedia

古代エジプト (osoushiki-plaza.com)

 トート神、つまり、ヘルメス・トリスメギストスが、後のキリストでもある。ヘルメスについては、以前、このブログでも紹介したエメラルドタブレットに詳しく書かれている。古代アトランティス時代の歴史が書かれている。面白いことに、ニュートンも、このタブレットを英訳しているらしい。以下に抜粋し紹介する。

            ☆        ☆        ☆

ヘルメス・トリスメギストス - Wikipedia

エメラルド・タブレット - Wikipedia

これは真実にして嘘偽りなく、確実にして最も真正である。
下にあるものは上にあるもののごとく、上にあるものは下にあるもののごとくであり、それは唯一のものの奇蹟を果たすためである。
万象は一者の観照によって一者に由って起こり来たれるのであるから、万象は一つのものから適応によって生じたのである。
太陽はその父、月はその母、風はそれを胎内に運び入れ、地はその乳母である。
全世界におけるあらゆる完成の父はここにある。
それが地に転じるならば、その力は円満となる。
地を火から、微細なものを粗大なものから、非常なる勤勉さで丁寧に分離するがよい。
それは地から天に昇り、ふたたび地へと降って、上位のものと下位のものの力を受けとる。

それによって一切の無明はそなたから去るであろう。
その力はすべての力を凌ぐ。それはあらゆる精妙なものにも勝り、あらゆる堅固なものをも穿つからである。
かくて世界は創造された。
これに由って来たるところの驚くべき適応、その方法(もしくは過程)はここにある通りである。ゆえにわたしは全世界の哲学の三部を具するをもってヘルメス・トリスメギストスと称される。
太陽の作業についてわたしの語ったことは完遂し畢る。



面白いことに、スウェデンボルグが、霊界で、ニュートンに出逢っている。ニュートンは最上の天国にいたそうである。天国にも階層があり、天使たちも、霊界で低次の存在たちを善導し、自らも叡智を高め、切磋琢磨して、最上の天国を目指しているようである。上にあるものは下にもあるわけで、物質界でも、知識や、モラルや、霊能力を高めるのと、同じである。

ボルグのニュートン像が、エメラルドタブレットの訳につながるので、紹介しておく。

            ☆        ☆        ☆

ニュートンとは霊界で何度もあった。彼は実に真面目で、道理のわかった霊なのに感心した。「天の理」の意味をよく理解していて、他の霊たちに好かれていた。彼は次のようなことを言った。
「天の理や、神意が、宇宙には存在し、善霊や、人間の知性の素になっている。これが全ての源で、人間の知性が照らされ、人間が知性で考えられるようにしているが、人間はそれに気づいていない。」

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ニュートンのこの理解を、ボルグはどこから得たのか、知らなかったようだが、恐らく、エメラルドタブレットに思われる。霊界にいるだけでは理解できないこともあり、例えば、人間の死などだが、だから、わざわざ物質界に転生する。シュタイナーによると、霊界を詳細に理解するには、霊界に行ってからでは遅いこともあるという。予習が必要で、また、天使たちは、地上の人間を通して、SNSみたいに、オフ会などで知り合うらしい。つまり、人間が天使たちを結び付ける絆となっているようである。

だから、天使たちは、できるだけ多くの人間を善導すれば、多くの天使たちと絆で結びつくわけで、物質界でも、多くの人を救えば、多くの人から感謝されるのと同じで、また逆の、多くの人に損害を与えれば、多くの人に恨まれて、地獄に堕ちるわけなんである。だから、金持ちや権力者が、地獄に堕ちやすいのは明らかなんである。

多くの人を救える立場にいながらも、無視無関心でいたわけなので、だから、キリストは、神殿から商売人を追い出したわけである。この国の裏金議員なども、神殿を穢す商売人と同じで、商売人は、自らの利益のために、多くの人に損害を与えるから、神殿から追放され、地獄に堕とされるわけなんである。神殿というのは、困っている人を援け救う舞台なのである。政府というのは神殿でないと意味がなく、権力を誇示するような場ではなく、それは地獄の冥界の王の穢れ孤立した墓場である。老害が座る死刑の椅子である。

天国では、施し合うのが基本である。私利私欲がない世界だからして、キリストに従うミカエルの権力の、施す能力を縦横無尽に自由に発揮できる。権力は自らを誇示する能力ではなく、人に施し、人を救う神殿の能力なのである。商売人は天国から追放される存在なのが、キリストの怒りからはっきりと読み解ける。

キリストの活動とともに、ミカエルは、時代霊として、現在のアーリア文化期を、人類の進化へと導いている。ミカエルの時代の特徴は、前回紹介したように、権力を新しき自由のために捨てる能力である。だから、物質は必ず崩壊するように、人類の進化のために、時間は流れるわけなんである。だから、逆にいえば、進化に寄与しない行為には、時間は逆に進んで、天国から拒否され、輪廻転生でやり直しをさせられる。物質的な成果は、時間を遡り、周期的に必ず崩壊へと向かう。

 物質が崩壊するように時間が流れるのは、例えば、放射能が挙げられるだろう。その放射能を利用して、人類は核兵器をつくり、権力のために、大量殺人をしでかした、その報いは必ず、人類に訪れるだろう。核兵器開発に関わった霊魂らは、ミカエルに背いた罪で、未来永劫、さまよえるユダヤ人のごとく、実際に、現世でもユダヤ人だったが、ルシファーの配下で、無間地獄巡りをしている。キリスト降臨でユダヤ人はいないのが聖書の意味で、だから偽ユダヤ人しかいない。偽ユダヤ人のように過去の栄光にしがみつく人種に、再度、警告のために、ミカエルの時代について、要約して紹介する。

『どんなに美しく、価値あるものも、新しいものを用意するために死んで行く、のが、ミカエルの気分なのである。そのようにして無になった時空に、新しい未来がやってくる。逆に、過去の栄光、美しい伝統を頑なに守ろうとする態度には、人類を惑わせる龍が忍び込む。過去の財宝を捨てされない者は、ミカエルの進化の道を行くことはできない。』
 (『いま、シュタイナーの民族論をどう読むか?』より)

 偽ユダヤ人に多い金持ちや権力者たちは、キリストが、神殿で商売をしていた者たちに、鞭を打ったことを知らないのだろうか? 神殿を穢す者は、現代のミカエルに背く者でもある。なぜなら、物質界は、ミカエルの生きた時間にとっては幻のマーヤでしかないからである。形あるものは必ず壊れる、と仏教の諸行無常でも説いている。形あるものが、壊れなくても、人間には物質界から必ず去り行く死がある。肉体はいつか壊れる。

ほんとうの神殿 ヨハネ 2:12-25 (penguinclub.net)

天旅ホームページ (tenryo.net)

諸行無常 (tees.ne.jp)


このキリストの怒りは、「物欲のために、他を穢すな。己の欲望のために、人を犠牲にするな。」という意味でもあり、これらの悪しき行為は、地獄に堕ちる要因となるからである。そのために、人間は色々な人生を送るために、俳優が色々な役を演じるのと同じように、人生では主役ばかりではなく、脇役も演じないといけない。いつも特定の人種や主役を演じられるわけではなく、自分という意味では皆人生の主役なんだが、人類全体の進化が舞台なので、大体が、その役割分担なんで、脇役を演じる経験も必要なのである。

人間は地上の舞台で演じ、地上で、色々な人種や民族や文化に生まれ、故郷喪失者として、それらを乗り越え、人類全体のために進化していくのが輪廻転生だが、人間と同じように、民族霊の大天使たちも、地球の色々な場所に移動し、宇宙の進化のために、色々な民族を指導するのが、民族霊の輪廻転生だと、シュタイナーは述べている。

民族霊は、物質界がなかったときに進化を遂げているために、直接、物質には作用できないが、アストラル体を通じて、人間の内面から作用し、特に人間の気質に作用するという。人間の気質とは、人智学の4つの気質で、胆汁質、憂鬱質、多血質、粘液質のことで、ただし、憂鬱質は、人間の4つの体の、自我、アストラル体、エーテル体、物質体のうちで、物質体が、他の3つよりも支配的で、優位となっているので、民族霊は、物質に作用できないために、憂鬱質の人間には進化のための指導的な直感や叡智を授けられないらしい。

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人間がもつ3つの気質に作用し、民族を通じて、地上の人間を進化に導くのは、民族霊にとっては、いわば、人間の仕事みたいなもので、民族霊の本来の目的は、地上の様々な場所に、いわば転生し、他の民族霊たちと協調、協力しながら、宇宙の進化に寄与していくことだという。民族霊である大天使は、時代霊の命令を受けて、宇宙の進化の役割を担うのが、本分なのだという。

人間が地上で、人間レベルで、知性やモラルなどを高めあって切磋琢磨し、進化しているように、勿論、裏金議員のように、退化して、落第してやりなおしさせられるのもいるが、天使は天使レベルで、人間と同じように、高めあっているわけで、宇宙は階層構造だが、平等で、エメラルドタブレットのトートが説いているように、上にあるものは下にもあるわけなんである。

エメラルドタブレットを解き明かすために、シュタイナーの人智学的宇宙進化学を紹介する。

              ★      ★       ★

 更に言うなら、人智学の探求から学べるように、人間だけが、死を克服できる。死に対して勝利できるのは、我々人間だけである。というのも、他の存在たちにとっては、死は見かけ上のものに過ぎず、死は本当には存在しない、からである。

 人間性を越え、高次の天使にまで上昇したなら、高次の天使たちが、人間の現実な死を知らない、のがわかる。リアルな死、すなわち物質界での死を経験できるのは、物質上の存在となって、そこから、物質的な意味を引き出した存在たちだけである。

 人間は、物質界のなかで、自我の意識を育成しなければならないが、それは、死なしには見つけられないものである。人間より下位の存在たちにとっても、上位の存在たちにとっても、死については語れない。

 他方、「キリスト存在」と呼ぶ存在の、地上での意義深い行為が無意味になることはない。実際、「キリスト存在」の、ゴルゴダの秘蹟(死に対する生の勝利)が、あらゆる出来事のなかで最重要な出来事であったのを見てきた。では、死に対する、この勝利は何処で遂行されたのか? 

 その勝利は、高次の世界で行われたものなのか?

 否、高次の世界ではない!

 というのも、鉱物、植物、動物で言及したように、これら低次の存在たちの、死は無意味で、語れないが、それは、これらの低次の存在たちの生の本体の、集合自我が存在するのは、感覚界を超えた高次の世界だからである。

 そして、高次の存在たちについては、死はなく、ただ生の変容のメタモルフォーゼだけがある。我々人間が、死と呼んでいる、いわゆる生の区切り、終焉の締結が生じるのは、人間の自我だけである。そして、人間が死を経験できるのは、物質界だけである。

 物質界に入って行かなかったら、人間は決して死を知らなかっただろう。というのも、物質界に入って行かない存在は、死を経験できないからである。物質界以外の他の世界に、死と呼べる出来事はなく、他の世界にあるのは、変容のメタモルフォーゼだけである。だから、「キリスト」が死を経験するには、物質界に降臨する他はなかった!

 高次の存在の、キリストが、死を経験できるのは、物質界だけだからである。

 このように、人間の歴史的進化において、高次の世界の現実が、マーヤの中で、驚くべき形で働くのを見ることができる。歴史的出来事に関して正しく思考するのなら、確かにその出来事は物質界で起こっているが、その源泉は精神界=霊界にある、のに気づくはずである。この事は、あらゆる歴史的な出来事についても同様である。ただし、1つの出来事を除けば!

 というのも、ゴルゴダの出来事は、物質界で生じたが、その出来事に対応するものが、高次の世界に存在しないからである。「キリスト」は、確かに高次の世界に属し、物質界に下って来た。

 ゴルゴダ以外の他全ての歴史上の出来事の元型は、霊界にあるが、ゴルゴダの元型は、存在しない。ゴルゴダの秘儀は、物質界にしか死がなく、だから物質界でのみ生じ得た出来事だった。

 人智学は、その証拠を提供する。例えば、次の三千年にわたって、ダマスカスにおける出来事の新しい例が多数見られるようになるだろう。この事に関してはしばしば言及してきたが、パウロがダマスカスで見たように、人間は、霊=アストラル界で、エーテル形姿の「キリスト」を見る能力を発達させるだろう。

 高次の能力を通してキリストを知覚する、この経験は、次の三千年期を通して益々発達するが、20世紀から始まるだろう。近代(1900年前半)以降、この能力は徐々に現れ、次の三千年期を通して、多数の人々によって獲得される。

 その能力により、多くの人々が、高次の世界に参入し、「キリスト」が現実(真実)の存在であり、生きている、のを知るようになる。多くの人々が、キリストを知るようになるが、それは「キリストが今も生きている」からである。

 今、キリストが生きているだけでなく、パウロが、ダマスカスで熱に冒され、霊視できたように、キリストは死んで復活した、のを確信できるようになる。けれども、この経験の基礎を、高次の世界ではなく、物質界で見つけないといけない。

 もし、今日、「キリスト」の発達が、いかにして成し遂げられるか、そして、共に、また、ある種の人間の能力も、いかに発展するか、を理解するなら、(人智学によって理解するなら)、人間が死の門を通って行くときにも、パウロのダマスカスでの出来事に与るのを妨げるものは何もない。何故なら、今や、死は、人間の死を通して、最初に光輝く「キリスト」の顕現として、自由の女神のイメージで現れるからである。

 今日、肉体のなかに居ながら、この出来事に備える人たちは、死後に、そして次の新たな転生までの霊界での生活においても経験できる。しかし、その出来事に備えない人たち、今回の受肉で、ゴルゴダの奇跡を全く理解しない人たちは、死後も、また次の転生までの霊界での生活でも、「キリスト」について、また次の三千年を通して生じ続ける、キリストの救済について、素通りし、さまよえるユダヤ人のごとく、何も知れずに無知なままにとどまる。

 そのようなユダヤ人は、再び受肉するまで待たなければならない。再び地上に戻るとき、更に、それに対する準備をしなければならない。ゴルゴダでの死とその死から生じた救い(それは「キリスト」が地上で生きるのに必要だった)を理解できるのは、肉体のなかに居る間だけだからである。

 高次の生活にとって唯一重要な事実は、肉体のなかにあるうちに把握されなければならない。一旦、肉体のなかで経験として理解されたなら、それは、高次の世界で更に働き続け、益々育成される。しかし、それには、まず肉体のなかで経験として理解されなければならない。





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Last updated  2024年06月11日 20時01分51秒
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