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ライトフライ級の世界チャンピオンを目指す亀田興毅選手の世界前哨戦第二弾が行われました。対戦前にボウチャンという名前が可愛らしかったので、亀田選手から〔ボクチャン、よい子でネンネしな〕等とからかわれていたカルロス・ボウチャン。はたしてその実力は?ボウチャンはWBC世界ライトフライ級13位で亀田選手はWBC世界ライトフライ級8位にランクされています。この辺のランク差はあってないようなものなので、それほど参考にはなりません。1ラウンドを終了してみて、かなり手強い相手だという事が実感出来ました。サウスポースタイルからジャブは良く出るし、フットワークもそこそこあるし、懐が深くパンチを殺す技術も持ち合わせていました。さすがにアマチュアのキャリアがある選手だと思いました。かなり力が入っていたような亀田、ジャブが出ずパンチが単発に終わり顔面への連打が打ち込めない。打ち込ませてくれないボウチャンのディフェンスの技術。やや亀田優勢のまま予告KOラウンドの5回を過ぎ、6Rへ。効果的だったボディ攻撃がややローブロー気味(反則ギリギリ)に数発決まり、たまらずボウチャンダウン。そのまま立ち上がらず、亀田選手の6RKO勝ちになりました。ボウチャンのセコンドもローブローだと抗議していたけど、ビデオで見た限り最初の2発目まではローブローではなかったと思う。ダウンに繋がった最後のボディは死角になって見えず分からなかった。ただイマイチすっきりしないKO勝ちだったことは確か。亀田選手の表情も今ひとつでした。カルロス・ボウチャンもまだ若く伸び盛りの選手であると思った。この二人はまた対戦することになるかもしれない。次は世界タイトル戦で。世界タイトル前哨戦としては、良い経験になった事は確かでしょう。一発を狙わず、コンビネーションで倒せる選手になって欲しい。次の試合は世界戦かな?歌を歌わなかったのは良かったです。人気音楽blogランキングを見てみる?
2006.03.08
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実力も音楽性も高いのに、時代の流れに乗れなかったために、正当な評価をされず不遇をかこっている。そんなバンドがまだいる。オンリー・ワンズもそんなバンドの代表選手だ。1976年サウスロンドンで結成されたオンリー・ワンズは1977年インディーズからリリースされたシングルが注目を集め、翌1978年CBSと契約しメジャーデヴューを果たすのだった。メンバーは4人ピーター・ペレット(Vo、G)ジョン・ペリー(G、Key)マイク・ケリー(Dr)アラン・メアー(B) となっています。ここで驚くのはデヴュー時の年齢で、最高齢はマイク・ケリーの29歳で、何と彼は60年代にはブリティッシュ・ハードロック・バンドの【スプーキー・トゥース】のメンバーであったという実力派ドラマーでした。バンドの核である、ヴォーカリストのピーター・ペレットは【ボブ・ディラン】と【ルー・リード】の影響を受けた元々はシンガーソングライターであった。そのひしゃげた唱法はとてもパワーを貰うような歌い方ではないけど、ヘロヘロしていて妙にはまります。右がピーター・ペレット。痩せていて病的な感じもしますが、カッコイイんじゃない。ちなみに奥がマイク・ケリーです。音はモダンなジャズピアノも聴けて、パブロック的雰囲気もあります。歌詞は内省的で自虐ぽい。パンクぽい暴力性は直接的ではなく屈折している。《No Peace For The Wicked》♪なんで僕はこんな深い感情的トラウマを 体験するんだろう なんでいつでも気ままでいたいと 思えないんだろう なんで他のみんなみたいに ハッピーになれないんだろう 僕は極端な精神的な拷問が 大好きなんだ 君が頭を抱えて泣いている様子が 大好きなんだ こういった心のさまざまなもつれが 大好きなんだ♪「No Peace For The Wicked」は、ルー・リードにそっくりな歌い方で、だるだるな雰囲気が最高な曲です。「City Of Fun」はキャッチーなギターリフが、かっこいいハードロックナンバー。「The Beast」は聞き物だ。野獣という名の麻薬の手が自分の身に及びかかっているという危機感と、そこから逃げようとしている自分と、それが降りかかってきても構いやしないという葛藤がメランコリックに描かれている。ラスト近くになるにつれて徐々に盛り上がりギターの音圧が増強していく。締めは高らかに鳴るホーンセクションで、重厚感が決意表明的で圧倒的です。オンリー・ワンズのロックはモダンであり、ハードロックでもあり、パブロックでもあり、アンダーグラウンドぽくもあり、精神はパンクぽくもあり実に要素は多彩で実力者という感じ。その辺が取っ付きにくい要素だったのかも。でもピーター・ペレットの声は、一度聴いたら忘れられないくらい病みつきになる。癖ありすぎです。バンドはペレットの麻薬癖で1980年頃に崩壊。1995年にバンド名を【ONE】として復活したが、その後は再び沈黙しているようです。ロック好きとしては、このバンドの存在が認知されないと死んでも死にきれない気はする。(大袈裟?)皆さん聴きましょう。(笑)このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2006.12.04
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もう1週間経ってしまいましたが、10年振りのモリッシーの来日公演行ってきました。全国ツアーでも川崎クラブチッタだけソールドアウト。土曜日だったからかな。整理番号はAの付いていない300番台だったから、かぶりつき観覧は諦め中央で見通しが良く音のバランスの良い位置を確保しようと思ったら、中央付近ドリンクカウンターの列が伸びていて、ホールを横切っている状態。開演直前までそんな状況で場所決まらず苦笑い。NEW YORK DOLLSとスパークスの映像が流れた後、登場したモリッシー。その容姿はスミス時代のスリムな体型とは言えないまでも、一時期の肥満状態よりは引き締まったんじゃないかなという第一印象。いつものライブよりもお客さん年齢高めで30代40代が中心、明らかにスミス時代のファンが圧倒的だったんだろうと思われた。ソロとして大ヒットした『YOU ARE THE QUARRY』のイメージで望んでいたのですが、意外と演奏もモリッシーのヴォーカルもストイックでクールそしてパワフル。ソロよりもスミス時代のモリッシーが好きなファンにとってもたまらないパフォーマンスだったと思う。新曲とカバー曲も演奏していましたね。川崎クラブチッタのダイナミックに轟く音響の良さもあって、申し分なかった。モリッシーの表情をずっと見ていたのだけど、感情が揺らぐような事もなく、安定していてヴォーカルに集中出来ている様子が見て取れた。数回シャツを着替えて、客に投げるというパフォーマンスも見られたし、客の方も前方の方ではグラジオラスの花束を振り回している人が数人いて、雰囲気を盛り上げていた。中盤あたり、スクリーンに屠殺場の映像を流すという、強烈且つ痛烈なメッセージも盛り込むという拘りも見られた。日常的に食べている牛や豚の肉があんな形を経由して届けられているのか(昔の映像で今の状況は違うのかもしれないが)と考えさせられたが、避けて通っている事も事実として知らせる重要性みたいなものを知る事が出来ました。各地の公演はどれも好評のようです。恵比寿の追加公演はまだチケットがあるような。絶対一度は行っておくべきでしょうね。ところで、モリッシーは来日期間中何を食べているんでしょうね。食事風景の映像でも誰か撮ってアップしてください。(笑)川崎公演のライヴ映像がアップされているようなので貼り付けておきます。
2012.04.24
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この人達は一発屋だったのでしょうか。1984年「99LUFTBALLONS」邦題「ロックバルーンは99」が大ヒットしました。その後はヒットに恵まれずいつのまにかシーンから消えてしまい忘れ去られてしまったようです。ドイツはベルリン出身の5人組で、紅一点のヴォーカリスト、ネーナ・ケルナーからバンド名が付けられました。ネーナ・ケルナーがとてもチャーミングな女性で可愛いかったです。歌い方もしっとりしていて色気があるのです。曲もとてもキャッチーです。ゆったりとした曲が多くて聴きやすく親しみやすいです。アルバムもとても良いのですが、ネーナで印象に強く残っているのが、「99LUFTBALLONS」のビデオクリップです。ネーナ・ケルナーは可愛かったのですが、クリップの途中で画面から黒い物が目に入ってきた時にはびっくらこきました。ちょうどネーナが手をあげたときのシーンだと思いましたが、それはネーナのぼうぼうに伸びた脇毛だったのでした。ショックでした。というかあんな可愛い女性があんなグロテスクな脇毛を生やしているなんてそのギャップに妙に興奮してしまいました。(笑)ドイツの女性は脇毛は剃らずにみんな伸ばしているのかなぁなどと思ったりもしたのですが、ビデオクリップでは意図的に強調して見せていたようにもみえたので、実際は違うのかもしれません。夏場になると薄着になって、女性の方は気を使って大変なのだろうなと思います。お風呂場で毛抜きで1本1本抜いたりするんでしょうか。レーザーかなんかで光を当てて生えなくするなんていうのも聞いた事もありますが、やられている方がいるのでしょうか?一度バスの中で、座っていた時に目の前で立っていてつり革を掴んでいる女子高生の脇から、0.5ミリぐらい伸びた脇毛が見えてしまった事があります。少しは興奮もしますが見せられる方も恥ずかしいです。(笑)忘れず処理してほしいものです。小学生高学年から中学生にかけて、普通の人は大事な所に毛が生えてくると思いますが、必ずいるのが他人の確認作業をする人。「お前、生えてきたか?」と聞きまくる人間がいます。それから人の手を持ち上げて脇の下を確認する人もいましたです。きっと自分だけなのかどうなのか不安なのでしょう。小学校の修学旅行などで、入浴の時には、皆どこも隠さずスッポンポンでしたが中学になると、一斉にタオルで隠しますね。男の場合は下半身だけでいいのですが、女性の場合は温泉番組みたいに胸も一緒に隠すのでしょうか?謎です。どなたか教えてください。(笑)ドイツのバンドと言うと、70年代はプログレッシヴでカルトぽかったりヘヴィメタ系のバンドが多かったのですが80年代にネーナのようなポップなバンドが出てきた時は驚きでした。それ以上に脇毛のインパクトも大きかったなぁ。
2004.10.17
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【レッド・ツェッペリン】のロバート・プラントとブルー・グラス界の歌姫【アリソン・クラウス】によるデュエット・アルバムです。ロバート・プラントとのソロ作は2枚持っていましたが、今回のデュエット・アルバムはそれらを超える出来で素晴らしいです。プラントの声域はツェッペリン時代と比べて1オクターブは下がっているでしょうが、聴きやすいです。『RAISING SAND』を聴いて、ツェッペリンの再結成ライヴはジミー・ペイジへの義理を立てたとしか思えない。そんな思いを一掃強くしました。この声を聴いたらとてもハードロックをやりたがるとは想像できないんですよ。男と女の出会いと別れの物語をゆるーく、暖かく語りかける二人の円熟したヴォーカリスト。悲しみや痛みを露骨に表現しないサウンドだからこそ、深い愛情を感じてしまいます。《THROUGH THE MORNING, THROUGH THE NIGHT》♪絆が途切れてしまった 君がしてくれた約束 ささやいた言葉のひとつひとつ 君の奴隷にはなれないが もう俺を信じていないとは ちょっと心が痛む 夜の間ずっと、そして朝日が昇るまで 昨日、夢で見たんだ 君は俺の傍にいた 甘く愛しい優しさが 俺の心を満たしてくれた 目が覚めると君はいない 愛の記憶の残骸だったのさ♪あえて男の詩のパートをアリソン・クラウスが歌っていたりするのが面白い。心の傷を母親が舐めてくれるような感じかな。それとも懐の深い、天使のような女性の姿か。「PLEASE READ THE LETTER」はまさしく哀願調の曲調。フィドルの調べがエモーショナルに、アコースティックギターの力強いストロークが性急さを表現する。時折飛び出すプラントの裏声がツェッペリン時代のヴォーカルを想起させます。カントリー調の「YOUR LONG JOURNEY」は最愛の人との別れの歌ですが、天使が君を迎えに来るという設定。病で先立たれてしまうのか、別れを美化しているのかは分かりません。でも天国で君と再会したら、手をつないで歩こうというくだりには泣けてきてしまいますよ。ロバート・プラントとアリソン・クラウスの相性はバッチリ。仲も良さそう。リッチー・ブラックモア&キャンディス・ナイト組に勝るとも劣らない。。。。(笑)これは大成功でした。レイジング・サンドをチェックしてみる?Robert Plant & Alison Krauss: “Raising Sandを語る”を見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.03.28
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《76年にアート・スクールに通うコリン・ニューマン、ブルース・ギルバート、グレアム・ルイスらによって結成された、アート志向の強い4人組。テクノやポスト・ロックの先駆者として、結成30年に近い今、再評価が進む彼ら。再結成?メンバー脱退を経て発表されたこのアルバムでは、硬質かつストイックなビートを披露している。》~CDジャーナルより~【ワイヤー】もどちらかと言えば、聞き漏らしたバンドで、バンド名は知っていたけれど、まともに聴いたことがなかった。既に60才を超えているバンドメンバー。しかし、この『OBJECT 47』の冒頭の曲「ONE OF US」の熱気に満ちたグルーヴはどうだ。この曲聴くだけでも、このアルバム買う価値があるんじゃないかな。20才代の若いバンドと言われても疑わないと思う。ノイジーなギターサウンドが基本にありながら、クールな佇まいと、様式美がある。深遠でありながら、抑制の効いたビートが高揚感をもたらしています。エレクトロニクスの使い方が80年代のバンドらしく垣間見られるが、嫌みがなく楽曲に溶け込んでいる。叙情性見たいなものも聴き取れます。ヴォーカルは軽めだけど、渋さがあって、尚かつ耳に馴染む聴きやすさがあります。音響処理も独特で、いわゆる前にグイグイ出てくる音ではなく、くすんでいて、遠方から聴いているようなボケ感があります。これが心地良いのですね。昨今流行のリマスター的音響を真っ向から否定しているような感覚があります。「FOUR LONG YEARS」も好きな曲。ヴォーカルとギターへのディレイの掛け方がカッコイイ。「HARD CURRENCY」はレイヴ感溢れるダンスミュージック、90年代ぽい。近未来の都市空間を連想させるスケールの大きい曲調。過去に“ロックでなければなんでもいい”という発言が有名になったらしいけど、なかなかどうしてロックぽい曲が多いです。ジャケのオブジェは正しくワイヤーサウンドを表しているなぁ。歳食ってもセンスと格好良さは不変!!お薦めです。オブジェクト47をチェックしてみる?"One Of Us" by Wireを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.10.02
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《累計で1600万回を超えるページアクセスをカウントして2007年にMySpaceで最も注目を集めたバンドとなり、ティンバランドによってリミックスされた「アポロジャイズ」が世界中でメガ・ヒットしたワンリパブリック。200万件のダウンロード・セールスも記録し、2ヶ月に渡ってダウンロード・チャートで首位の座をキープした。週間で1万回ものラジオOA回数を記録し、過去最高記録を樹立する。そして遂に2007年コールドプレイやキーンを彷彿させるかのようなダイナミックでメロディアスなサウンドが詰まったデビュー・アルバム「ドリーミング・アウト・ラウド」をリリースした。》~ユニバーサルより~ここ数日の私のヘヴィローテーションが、【ワンリパブリック】の「apologize」という曲です。ユニバーサルのレヴューに書かれているようなメガ・ヒット曲だったとは知りませんでした。そういえばティンバランドヴァージョンの「apologize」はどこかで聴いたことがあるようなリミックスだなと思っていた。そうなんです、昨年来から愛聴していた、【ネリー・ファータド】の『ルーズ』にもティンバランドのリミックス曲が入っていました。それを差し引いてもこのアルバムは素晴らしいです。例えば「stop and stare」など【キーン】にも匹敵する美メロです。ヴォーカリストのRyan Tedder(ライアン・テダー)の美しく伸びのある声もまた素晴らしいですね。アコースティックギターの弾き語りから静かに始まり、ジワジワと盛り上がるディレイのかかったギターサウンドが高揚感をもたらしてくれます。静寂な雰囲気感が漂う、ピアノとストリングスによるバラード「come home」も良いですね。「apologize」のオリジナルヴァージョンはクラシカルなピアノと弦楽器の多重奏が聴けます。この曲も静から動へ、ハイらロウへと向かう振幅が素晴らしいです。中心人物のライアン・テダーは、シンガー・ソングライターのコンテストで優勝したという実力の持ち主らしい。ティンバランドに認められたライアンは、プロデューサー/ソング・ライターとしても活躍していたが、目指していたのはバンドのフロントマンだった。そして2007年初頭ティンバランドが「アポロジャイズ」のリミックスを自身のアルバム『ティンバランド・プレゼンツ・ショック・バリュー』に収録させたことによりワンリパブリックは広く世間に認知されたのでした。ティンバランドリミックスの「apologize」はアルバム最後に収録。オリジナルヴァージョンと比較して聴くのも楽しいです。リミックスヴァージョンは、低音がゴリゴリしていてパワー感があり、ややスローテンポ(に聞こえる)ですが壮大なスケール感があります。コンガのようなパーカッシブな音も聞こえてきます。日本での認知はどうなんでしようか?日本盤が発売されていない状況ではまだまだこれからなのかも。しかししかし、何とサマーソニック08に出演が決定しているようです。いやー、これは嬉しい。楽しみです。彼等の実力はサマソニ08で証明されるはずですね。私なんか、ワンリパブリック見たら【コールドプレイ】は見なくても良いかななどと、本気で思っているくらいですから。。。。(笑)DREAMING OUT LOUDをチェックしてみる?apologize..timbaland ft one republicを見てみる?Powered by TubeFire.com
2008.04.06
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