本読み日記

本読み日記

2007年08月28日
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テーマ: 本日の1冊(3806)
カテゴリ: ホラー
菊地 秀行 さんの 青春ホラー作品集 です。本が刊行されたのは 2000年 ですが、新作の一作を除きちょっと前(物によってはだいぶ前)の作品です。私にとっては、とても ノスタルジック でした。

「帰還」 (91年4月)    1年2ヶ月 ぶりに 「西河」 が 帰ってきた!! あいつは 去年の正月の3日 、 天現台の森 でいなくなった。サッカーの 練習 のための ジャージ や ボール を残したまま・・・   かつて天現台の森は神隠しの起きる場所として知られていた・・・            しかし、帰ってきた 西河 は 人が代わったようになっていた 。 完璧すぎる優等生 に。      彼は本当に本物の西河なのか・・・ 疑問 に思っていると、 オカルト好きの生徒 よりおかしな話しを聞く・・・

「夏のうた」 (90年10月)    今日から夏だ!! それはわかった。この島の人間はみんなわかるのだ 。「好きなだけ遊ばせろ、どうせ・・・」「最後のチャンスだぞ」「今年で最後だものな」「言ってどうなるの」「「みんな、もうどうでもいいんだわ」  決まってしまっているある事 についてみなが 諦め 、 受け入れるしかない とわかっている中で、 少年はこの 夏にしかできない事 をしようとする。  そして少年は 美しい女性 に出会う。 白い帽子、白いスーツ。   二人は 噴水広場 のベンチで、 一人分場所を空けて座る・ ・・ 夏の間 ・・・ その間は埋まらないんだろうか・ ・・少年は女性に島を案内する・・・ 夏が終わるまで・・・

「夕映えの女(ひと)」( 86年春)  その女(ひと)に関する 最初の記憶は窓の色 だった。夕日が街を 朱 に燃え上がらせる色。彼女は 白いスーツに腰まである長い髪、大きな瞳 をしていた・・・このアパートの 新しい 住人らしい。            その夜、白いスーツの女が ぼく を 訪ねてきた。  「あなたにお願いがあってきたのだけれど、別の人をあたるわ」   訳もわからず残されたぼくは 何故か泣いていた・・・              この街は 連続失踪事件 ため 脅 かされていて、 大家の娘 は同じアパートの 住人の一人 を疑っていた。   いろんな 憶測 や 噂 の中、 ぼくは怪しい噂のある廃ビルへと向かう・・・あるものを手に・・・

「薔薇戦争」 (86年夏)   ドレ-の 「薔薇戦争」  それは 彼のために 書かれた物なのかもしれない。彼の名は 蘭麻 。 薔薇に囲まれた大邸宅に住む美少年 。 転校 してきた僕が 演劇部 に入った日、部長と共に彼の家を訪ねたとき、庭の中に 白いドレスの娘 を見た。しかし彼女は 家の住人ではないという 。そしてその 直後 、 薔薇が枯れた・・・    しばらくすると、街から 行方不明者が続出 し、主役を盗られた 蘭麻は新しい薔薇園へぼくを誘う・・・

「青い旅路」 (86年秋)  その日 変なものを二つ 見た。一つは トラックに載せられた変な機械と箱 。それは 別荘 の 住人 の物のようだ。そして 煉瓦色のワンピースの女 。  もう一つは 竜神沼に浮かぶ紋章つきの棺桶 と、其処から出て来たとしか思えない 白いワンピースの女 。 月のような美人 だった。     それからしばらくすると、 奇妙 な事件が街で起こり始めた。 貧血症 になる者が増えたのだ。 ほとんどは輸血と安静 でなおったが・・・ 一人だけは治らなかった・・・

「白い国から」 (87年冬)  17歳の転入生の 冬の雪夜ような深い瞳 に、私は 動揺 する。この少女は、 私より年上 なのではないか・・・  授業の後、彼女に 家庭訪問 と、かつてあった 事件 を話をしているとき、 黒い陰 が雪に浮かぶ・・・ 黒い帽子を被った黒ずくめの男 ・・・ そして古い劇場でよみがえる記憶・・・ あの二人の少年は・・・自分はいったい・・・

「大海」 (新作)   一人っきりだ!! その 絶対的な孤独 につぶされそうになる!何をしてもそれは消える事が無かった・・・それは、 はるか昔 、すでに 滅びた文明 のシャトルに乗った、 二度と地球に帰れない男の苦悩と恐怖だった 。 なぜ、俺が・・・

菊地さんは 「リリス」 や 「バンパイアハンターD」 などが好きで一時せっせと読んでました。この本に載っているのは、 若い人 たちには ジェネレーションギャップ を感じるものかもしれません。パソコンではなく、 でかい箱のコンピューター だし、 番長 なんて存在するし、 携帯電話 なんて最後のお話以外はまったく 存在しない 時代のお話です。でも、おばさん達にとってはこの時代こそが 青春時代 だったんですよ。    ノスタルジーに浸りながら吸血鬼を愛する少女に戻りましょう・・・

こちらは同じ作家のYAです。やっぱり 吸血鬼 物です  







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最終更新日  2007年08月28日 11時24分41秒コメント(0) | コメントを書く
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