コニー・メイスン
の ヒストリカル・ロマンス
です。
偽りの一夜は罪の味
1747年、スコットランドのハイランド、グレンモア城 。 イギリス国王の要望 で、 わずか 14歳 にして 結婚を強いられた シンジン は、 しかたなく、まだ 7歳 の クリスティ・マクドナルド と 式を挙げる。 双方共の意に反するこの結婚 は、 <カローデンの戦い> 後 、 スコットランドを イングランド人が支配 するための 策の一つで 、その後 15年もの長きにわたって実を伴わないものとなっていた。 1762年、ロンドン。 「ロード・シン (罪な殿下) 」 と呼ばれる 有名な放蕩者 となっていた シンジン は、ある集まりで コーンウォール からきたという 美しい子爵夫人 レディ・フローラ に 目を留める 。その 美貌の夫人に 記憶 をつつかれ はしたものの、 会っていれば覚えているはずだという結論 に達した彼は、 見とれる男達を押し分けて 彼女に近づいた。その 緑の瞳とすばらしい胸を目の当たりにし、シンジンは骨の髄まで衝撃に打たれて・・・・
<罪な殿下>と呼ばれる 放蕩者 のダービー侯爵 シンジン と、 彼の 妻 で スコットランド氏族の 領主 クリスティン の ロマンス 。さっそく レディ・フローラをダンスに誘ったシンジンは、 彼女に心奪われ、なんとしても手に入れようと決意 していた。まさか、その女性が 15年も顧みなかった自分の妻の偽りの姿だとは知りもせず・・・ 氏族間で 不穏な空気 が流れ、 女の領主や、彼女のイングランド人の夫を認めようとしないものたち のせいで 窮地 に立たされていた クリスティン は、 イングランドで 放蕩の限りを尽くしていると噂の夫 を ベッドに連れ込み、彼の子種で妊娠して跡継ぎをえる ことを決意。 高齢の夫を持つ子爵夫人のふりをして、夫をベッドに誘い込もうと考えていた・・・
子供の頃に結婚したとはいえ、それなりの年になった後でも、 妻に会いにも行かず、放蕩の限りを尽くす最低の甘ったれ男 と、氏族のためとはいえ 夫を騙し、妊娠をもくろむ嘘つき妻 のロマンス って・・・いやぁ、 どっちもどっちなんで、あえて互いの人格に対しては言及はすまい・・・と言いつつも・・・ まぁ、 シンジン君に関しては、騙されても ザマミロ としか思えない し、 クリスティちゃんの 切羽詰った思い も判らんでもないが、あの 逃げ腰、遁走体質は領主としてあるまじき態度 だと思うしさぁ・・・もうちょっとクリスティちゃんが 毅然と賢くふるまってくれたほうが楽しめたかも・・・残念だわ・・・
あとさぁ、 爵位についての疑問 が・・・何で 跡取り兄ちゃんが伯爵 で、 弟が侯爵・・・? いっくら 爵位がいっぱいあって嫡男以外にも与えることが出来た っていっても、 どう考えてもおかしい・・・ で、いろいろ 考えた末の 結論 が、 これは 結婚のためにシンジン君に新たに与えられた領地に対する称号 ではないかと・・・だったら 納得いくのよねぇ。彼の領地はハイランドにあるんだし、氏族を束ねる領主様の結婚相手が称号無してぇわけにもいくまいしな・・・
少々調べてみたならば、<Marquess(侯爵)はゲルマン語の称号Markgraf(marka 境界線+Graf 伯)に由来し、しばしば「辺境伯」と訳される。英語ではMargraveと綴る (ウィキ参照) >ってぇのがあったので、そこらも絡んでンのかな・・・
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