辻村 深月
さんの 小説
で、 直木賞受賞後の第一作
。
【送料無料】島はぼくらと
瀬戸内の小さな島を舞台とした、四人の高校生たちの青春物語!
朱里(あかり) の住む 冴島 は、 高校が無い 。 同い年 の 衣花(きぬか) 、 源樹(げんき) 、 新(あらた) と一緒に、 本土にある高校にフェリーで片道二十分 ほどかけて通っている。 最終便は4時10分 。そのため、 部活はあきらめなくてはならなかった 。 演劇部に所属している新も、ほとんど 練習に参加できていない のが実情 だ。 夏休み直前 のその日、 四人 はフェリーで のっそりとしたシルエットの若い男 に声をかけられた。 「君たち、 冴島の子? 」 霧崎ハイジ と書かれた 名刺 を渡してきた その男 は、 島に伝わる<劇> について聞いてきた。それは 誰か 有名な作家が書いた<幻の脚本> ではないかと。確かに 島の学校に伝わる劇はあるけれども、それは<おおきなカブ>系の話で・・・・
祖母、母との 女三人家族 の池上 朱里 、 網元の一人娘 の榧野 衣花 、 島で唯一の リゾートホテル<青柳リゾート>の 一人息子 である青柳 源樹 、そして 演劇部所属で 脚本家志望 の矢野 新 の 四人の物語 。一週間後、 朱里たち は 霧崎 が いまだに<有名な脚本家が書いた、幻の脚本>を探している ことについて話し合っていた。 霧崎の 異常なまでの熱心さ と、新が幻の脚本は「本当にあるのかも・・・」と 言い出し たせいだが、 霧崎が起こした問題はそれ以外にもあって・・・
<幻の脚本>に、元有名人のシングルマザー、あることがきっかけで表に出た島の政治事情や、音信不通となった祖母の友人探し などがつまった、 高校生活後半の一年半ほどの間の物語 ですが、 瀬戸内の明るい日差しと潮風に包まれた爽やかで切ない物語 でした。 高校を卒業したら<島を出て行く者と、島に残る者>に分かれる ことが判っているだけに、特に。もっとも、 その別れさえ、明るい未来を見据えた、爽やかさでいっぱいでしたが・・・。 終盤、 衣花ちゃんが 想いを爆発 させるシーンなぞ思わずウルッとしてしまったわ。ほんと、年をとると涙腺が緩みやすいというかなんというか・・・もっとも、 そのあとの新君の言葉に思わず笑って しまったけど。 ねぇ、新君、それってプロポーズにしか聞こえんのだが!? あぁ、 彼らが どうなった のか気になるわぁ。もちろん朱里ちゃんと源樹君のその後も気になって仕方ない・・・その間の話って、 どっかで出てこん だろうか?今回「スロウハイツ」の彼女が出てきたみたいにさ。
瀬戸内の島々 には、 <瀬戸内国際芸術祭> http://setouchi-artfest.jp/ のときに一度行ってみたいと思いながらも、なかなか 実現せず にいます。今年も、今の我が家の状態を考えると、きっと無理だろうなぁ・・・ なんせ外出さえままならんもの。
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