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エド
「・・・・!あ~!」
マアト 「エド?」
エド
「」
マアト
!?
「バッカだな~!自分で自分の頬を切っちゃったのか?
・・・・・・あぁあぁあぁ!結構深く切っちゃったな」
エド
「」
ゴシゴシゴシ・・・・・
マアト
「 わ!バカ!!何やってるんだよ!?
傷口を擦るやつがどこにいる!?・・・・痛くないのか?」

エド 「・・・・あぅ・・・・ば・・・か?」
マアト
「 !?
・・・・お前・・・・言葉を・・・・・?
驚いたな、脳細胞の細胞分裂が活発な子供の頃だったらまだ充分可能だけれども、栄養失調が原因で一回縮んでしまった大人の脳はもう元に戻らない筈なのに・・・・・・・いつもザクエル様御手すがらお前に食事を与えて下さっているお蔭なのかな・・・?
って、何でよりによって最初にマトモな単語を話した言葉が 【バカ】
なんだよ?
そんな言葉、覚えなくていいからね?」
エド 「???・・・・ば・・・・か?」
マアト
「だ~か~ら!覚えなくっていいってば!
・・・・・・もぅ!しょうがないな~!
血がポタポタ流れちゃってるじゃないか、ほら、こうしてても埒が明かないから傷の手当をしに行こう」
エド 「????」
マアト 「ほら!行こうって言ってるんだよ、付いて来て!」
エド 「?????」
ハァ・・・・
マアト 「本当に赤ん坊と一緒だな、ほら、来いってば」
グイッ
エド
「」

マアト
「まったく・・・・お前には言葉の意味から教えていかないとダメだね。
あ~ぁ。
最初はザクエル様からの依頼だし、実験用マウスの世話しかした事なかったけど、大人の人間の世話だから大した事ないだろうって思って引き受けたのに、こんなに大変だとは思わなかったよ・・・・・・」
エド 「・・・・・・・・・・・・・・・」
マアト
「・・・・おっと!いけない、さっきみたいに余計な事を覚えちゃうとザクエル様の前でエドが使っちゃったら大変だ、これから言葉使いも気を付けていかないと・・・・・でも、そんなに僕【バカ】って言ってたかな~?」
エド 「・・・・・『ばか』?」
マアト
「あ~!だから!!その言葉は忘れて良いってば!」
エド 「???」
マアト
「・・・・・・・・ ハァ
今度ザクエル様に会うまで修正しておかないと大変だ
・・・・・・ 僕が悪いんだろうケド・・・・・
」
(しかし、自分とお金と女の人の事しか考えていないような煩悩だらけの
あの
カイム幹部が不幸な生い立ちの人間を保護しただなんて信じられないな・・・・。
噂ではこの【天国への翼シティ】を出て、隣町まで行って不良達を集めて何やら天国への翼の教えに反するような良からぬ事もしているって噂も聞いているし・・・・・。
ザクエル様は
『噂はあくまでも噂です。
彼は彼で深い考えがあって町を出ているのでしょう、企業側の人間と言っても、天国への翼の家族がそのような事をする筈ありません。
それよりも、私以外の幹部の方や司教様に今のような上層部の批判めいた事を言ってはいけませんよ?厳罰を受けてしまいますからね?』
なんて仰っていたけれども・・・・・・
僕はやっぱり、どうしてもカイム幹部の事は好きになれないな・・・・・・。)
ザクエル
(おこちゃまの情操教育にはペットを与えるのも有効なんだよね~ん♪ byカイムモードの俺様♪
)

ザクエル
(マアトを慰めている時はち~っとやり過ぎたかな~?
(家族(信者)に優しくし過ぎて恋愛感情を持たれ、自分の手に入らないのならと追い詰められた家族(信者)に2度刺されている)
とは思ってたんだが、あの様子だったら大丈夫だろ。
ま、成長促進剤を投与していたとはいえ、 人口羊水から出てまだ5年程しか経ってない
から恋愛感情や性欲なんてまだまだ無いか。
エドの世話も何だかんだやってるし、上手くいってるようだな、流石策士家の俺様♪)