禅宗では、相手の悟りがどの程度かを測るため「一挨一拶」と呼ばれる問答を行います。「挨」とは相手に問いかけを行うこと、「拶」とは相手の問いかけにすかさず切り返すことです。
【ありがとう】
ありがとうは仏教の「有難し」という言葉から来ています。法句経という教えの「人間に生まるること難し やがて死すべきものの いま生命あるは有難し」から取られており、人として生まれたことに感謝して生きようということから、一般的に感謝を表すときに使われるようになりました。
【うんたらかんたら】
うんたらかんたらは内容を正確に覚えていないときに使いますが、これは仏教が始まった古代インドの言葉であるサンスクリット語から来ています。密教のサンスクリット語で書かれたお経に「ウンタラタ、カンマン」というフレーズがあり、そのお経に馴染みのない人がこの部分しか聞き取れなかったことから、その言葉がうろ覚えを表す言葉として定着したそうです。
【カルピス】
カルピスはカルシウムの「カル」とサルピスの「ピス」を合わせて作られた言葉です。このサルピスとはインドの発酵乳製品サルピルマンダの1つ前の発酵段階のもので、とてもおいしかったと言われています。そのことから、仏教ではサルピルマンダという言葉を「最上の教え」という意味で使用していました。
【がんもどき】
がんもどきには諸説ありますが、肉や魚を料理に入れることを禁止されていた仏教徒が、鳥の雁に似せた味の食べ物「雁もどき」として食べていたという説が有力です。
【玄関】
玄関は「玄妙な道に入る関門」からできた言葉で、玄は深い悟りの境地・仏教、関は関所という意味です。
【超】
「超かっこいい」「超きれい」のように、「すごく」という意味で使用される「超」。これ仏教由来の言葉です。超は仏教で限界を超えた無限の世界を会得した、完全な悟りを意味します。
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