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2005.11.14
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ひきこもり自体は病気ではない

 ニートは病気ではないが、ひきこもりは病気であるというような誤解がありますが、ひきこもり自体は若者のあり方の分類にすぎず、それ自体は病気ではありません。思春期・青年期の若者は、自分の心の成長のために、一時的にひきこもり状態になる場合があります。これは、健康で意義のあるひきこもりといえます。芹沢俊介氏は「ひきこもる情熱」と述べています。
 社会的ひきこもりは、ひきこもり期間が長引いて、外に出たいが出られない状況に陥る段階を言いますが、多くは、中学・高校の不登校や大学中退、就職氷河期によるアパシーなど教育や経済社会のあり方に一因を見出すことができます。長期化すると、葛藤の中から神経症性障害やうつ状態が出現することが多くなります。しかし、たとえ10年たっていても、適切な
援助があれば外に出られるようになりますので、悲観するには及びません。長期化すると神経症化する神経症などの症状を合併したときに医療の力を借りることは、きわめて有用な方法です。支持的療法に併せて、SSRIなどの薬物を使う場合には、対人恐怖(社会不安障害、社会恐怖)などの神経症の病名がつきますが、神経症とは悩みや葛藤のある心の状態のことですので、あまり深刻にならないで、医療を使ってほしいと思います。
親の会でいう社会的ひきこもりの70~80%は、社会参加が可能です。
20年引きこもっていた人でも、50才近い人でも通院し、居場所に参加
しています。


医療・薬物を上手に利用する法 

ひきこもりへの対応においては精神主義が中心であり、医療や薬が有効なことを知る人は少数です。親御さんに精神医療に対する偏見が感じられることもあります。以前に受診した時にひどい扱いを受けたので本人が医療拒否しているのだと親御さんが言うことがままあります。しかし、強迫的だったり完全主義的だったりする本人の言葉をオウム返しに言うことはいささか奇妙です。なぜなら親は本人の現在の状態を変えたい・変えてほしいのに、この点に関してだけ本人の言うとおりにするのは、いかにも逃げの姿勢だからです。親御さんの知識不足という問題もあります。SSRIというのは、抑うつ状態やうつ病に効きますが、その上にパニック障害や強迫性障害の適応もとっています。これは薬物史上初めてのできごとなのです。さらに社会不安障害を適応症として申請中の薬物もあります。

薬を利用した心の医療がこの5年で大きく変化し、その有効性が高まっていることに注目する必要があります。

ひきこもりの心理

「外へ出たいが出られない」
 ・・・・・・・・・・・・・
  人目・他人の言動を気にする 80%
  人に会うことを避ける 80%
  人を批判する 50%以上
  社会を批判する 50%
 ・・・・・・・・・・・・・

  過去を悔やむ 40%
  死にたい 20% 【KHJ600家族のアンケート】

ひきこもりに伴う心の病気

ひきこもりが長期化する場合に、以下の病気を伴うことがあります。また病気の結果として、ひきこもりを伴う場合もあります。
  1)社会不安障害 8)摂食障害              

  3)パニック障害 10)知的障害
  4)強迫性障害  11)ADHD 
  5)PTSD   12)アスペルガー障害
  6)心身症    13)うつ状態・うつ 
  7)解離性障害 

 神経症などの心の葛藤やうつ状態を伴うと、本人の状態の見分けが困難になります。家族は心の病気の基礎知識を持つことで、援助の必要な時期や介入のタイミングを判断していく目安をもてます。専門家に相談する必要のある場合があります。以下省略


早期発見、早期回復(早期治療)、早期復帰 になるためにお互い素直なこころで

2 気づいたときに相談
3 親と若者との話し合い(言い訳、嘘、怠け・・・等を見極める目線)
4 信頼できる人に相談(親御さん・若者)
5 過去のいきさつ等原因探しをするのでなく、認め、認める
6 会話が平常どおりおこなえ合うようにお互いに努力する。
7 世間体、親戚、等を気にせず、安心して、安全な居場所にする
8 食事は家族そろって食べる努力(各々の家庭の生活習慣によるが・・)
9 小遣いはいつもどおり渡す。(個人で必要なものを買うことが出来た  り、学習に、研修に、講習会に、居場所に等に必要な交通費、会費、食費 等)
10働いていないからという負い目を持っている若者に愚痴やいびりをせず、ストレスを少なくすることも必要かと
11居場所を自分でも作ろうと親子で考える
12居場所に、相談できるところに出向くために、まず、親御さんが動いてみる
13学習してきたことを若者に伝える等
14以心伝心を信じて、まず、出来ることからはじめては・・・
(G-g)


地震は、災害は忘れた頃に・・・阪神淡路大震災を忘れては・・・
人事ではない、わが身のこととして考えられれば・・・
ともに「在る、居る、有る」社会でありたい。
夢と進歩を大事にし、続けていく努力と実行力を





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Last updated  2005.11.14 11:15:23 コメントを書く


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