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2006.05.14
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http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/chusou/kokoro/hikikomori.pdf


思春期(おおむね10歳~18歳)には、第二次性徴という急激な体の面の変化が起こり、女の子では月経が始まって胸が大きくなり始め、男の子では精通が起こり、それぞれ女らしいまたは男らしい体つきになってきます。

それに伴って、急激な体の変化をどのように受け止めるか、悩むことが少なくありません。しかし性の悩みは親には相談しづらく、同性の友人に相談することが増えてきます。

以前は親に何でも話していたのが、次第に親にはすべてを語らず秘密をもつようになり、親が必要以上に自分の部屋にはいったり干渉し過ぎたりするのを嫌い、自己主張をするようになります 。

そして親の示してきた規範や、学校に代表される社会の規範にも反発し始めるようになります。その延長線上に、夜遊びや家出などの非行の問題も生じてくることがあります。


すべてが親の言うとおりではない 自分の世界 をもてるようになることと関係して、この時期に、 自分の親をモデルにしながら 、将来どのような職業につくことをめざすか、どのような異性と結婚して幸せな家庭をつくるかというような、 自分の将来の夢や理想像ができてくる時期でもあります。

  思春期・青年期の発達課題

思春期に、 自信をもって自分を表現したり主張したりできるようになり、自分の理想像を描いていける子供もいれば、自己表現がうまくできず不登校や家庭内暴力を繰り返すようになり、将来の夢が心の中から消えてしまっている子供もいます。

しかしその場合でも、親の理解や専門家の援助によって不登校から抜け出し、前向きに自分の将来に向かっていけるようになる子供も少なからずいます。

高校卒業後の年代(18才以上)になると、思春期に描いた自分の夢や理想、 自分らしい考え方をもとにして、それをよりまとまりのあるものとして一つにまとめあげることが課題になっていきます 。

そして、 社会の中でどのような生き方をしていくかについての現実的な判断を迫られてきます。

この時期に自分の道をうまく見出して社会に踏み出していくことができる人もいれば、自分の将来像を描ききれず、ひきこもりがちの生活にはいってしまうこともあります 。

その場合には、 対人関係に自信をつけながら 、 自分の進みたい方向を見出し、社会に出て行く準備をする必要がでてきます。

 この年代の子どもに対応する上で大事なことは、 子どもが親離れをして秘密をもったり、自分の判断を大事にしたりすることを、正常な親離れの過程として認めてあげることです。

とはいえ、子どもは自分の将来像をうまく組み立てていく上で十分な情報を持ち合わせているわけではないため、親をはじめとするまわりの大人が、 職業や恋愛・結婚について話題にし情報を提供し、方向を指し示していくことも必要となります。

職業選択については 、親の仕事について語ったり親の希望を述べるのはかまいませんが、 親の夢を子どもに押し付けるのではなく 、あくまでも本人が決めることと伝えます。

また異性関係についても、親の経験からみて良かったと思うことや危ないと思うことなど、 親の異性観 を伝えると、子どもにとってはとても参考になります。

先に述べた 不登校の場合は、思春期の年代に特有な一時的な問題で、長期間の治療を必要とするような精神疾患とは異なります 。


しかし 不登校やひきこもりの期間が長引き 、他の精神症状も出現するような場合には、次のような様々な精神疾患の可能性も考える必要がでてきます。


★ひきこもり以外の精神症状が、比較的見分けやすいもの
…統合失調症(精神分裂病)、気分障害(うつ病)、強迫性障害(強迫神経症)、パニック障害、摂食障害(拒食、過食)など


★心理的な理由で対人関係を避ける傾向があるもの
…社会恐怖(対人恐怖)、回避性人格障害、分裂病質人格障害、自己愛性人格障害など


★心理的な発達上の問題を抱えているもの
…高機能広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害、軽度精神遅滞など

すなわち、同じひきこもりを呈していても、その状態や対応方法には個別性があるため、「見立て」が大事になってきます。

具体的には、

1精神科の医療機関を受診して薬物療法を含めた治療を受ける必要がある場合、2薬物療法は必要ないが対人関係での自信をつけるために精神療法・集団療法(グループ活動)、あるいは生活技術の練習などが必要となる場合、などがあります。

いずれの場合にも、家族など身近で接する人や学校での接し方につ
いては、 専門家の助言を 得ることが有益です。






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Last updated  2006.05.14 02:15:48
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