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2006.09.04
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息子のいじめを認めない相手の親と学校

【相談】
 小学6年の息子が不登校に陥っています。
 クラスメートA君から頻繁にふざけ半分の暴力を受けていましたが、息子は事を荒立てず仲良くしていたいと黙って耐えていました。ある日、学校で遊んでいる時にみぞおちを殴られ、あまりの痛みに息子は顔を殴り返してしまい、鼻の骨を折ってしまいました。謝罪に行けば一方的に悪者にされると思い、出向くのをやめました。すると翌日A君の母がけがをさせたことのみを抗議してきて、妻と息子はA君宅へ赴きましたが、「顔も見たくない」と追い返されました。


 そこから陰湿ないじめが始まりました。息子は学校で謝罪したのですがA君は許してくれず、言葉による暴力や仲間外れなどをされるようになりました。担任にも相談したのですが、「当日の謝罪を欠いて相手の気分を害したので、ひたすら誠意を示せ」と言うばかりでした。息子は一週間ほどで登校する勇気を失いました。担任が息子に「周りはA君の主張しか知らないから、明日来たら気持ちをみんなに伝える場を設ける」と話したので、登校したものの、機会は作ってもらえず、改めて謝っただけでした。
 怪我をさせてからから一か月後、校長は「いじめは事実確認が済んでないから、二学期が始まったら着手する」と言いました。A君の母に、けがの後のいじめについても解決したい旨を伝えましたが、「いじめはないと先生に聞かされているが、子供たちの間で制裁を与えていることは聞いている」と矛盾した答えでした。我々両親にならともかく、再三謝った息子に制裁なんて許されていいのでしょうか。また、学校への不信感もぬぐえません。
        ---長野県、男性

【回答】
 これは辛いですね。
しかし、問題点ははっきりしているように思います。
一つは、いじめに対する学校側の認識が校長も含めて大きくズレていることです。いじめの認定は、学校がするものではありません。被害を受けている本人や保護者が訴えれば、その時点でいじめは成立するのです。文科省のいじめの定義でも「学校の認定」は必要ないと、わざわざとりはずした経緯があるほどです。

いじめであるかないかということよりも、子どもが傷つく言動やましてや私的な「制裁」など決して許されないし見逃してはならないのです。学校こそ「人権」が尊重されなければなりません。


学校がこの人権尊重という原点に立ちきれない状況では、結局これまでの対応の繰り返しが続く危険があります。残念と言わざるを得ません。いじめに対する「学校」の認識の違いが、すべてのボタンの掛け違いにつながっているようです。本件の本質は、いじめられた子の逆襲、つまり反撃行為にすぎないのです。そこでのトラブルです。
 長野の場合、県の教育委員会には、いじめ問題を丁寧に扱ってくれる窓口がありますので、そちらに相談された方がいいと思います。また、弁護士に相談し、学校側の精神的な虐待ともいえる行為や不登校に陥ったことに対する謝罪をさせることも一つの方法かと思います。ただ、本格的な係争事件にすると解決が長引き、子どもにとってはさらに厳しいものがあります。ですから、弁護士には考え方や対応のアドバイスはもらいつつも、むしろ思いきって「転校」を選ぶ方が積極的で現実的方法だと思います。

転校の手続きは、担任に申し出て、市の教育委員会の窓口へ行けば可能です。ただし、転校の理由がいじめであれば、市としても「責任」上、すんなりとは受け入れず、「善意」から何とか解決しようと動くかもしれません。しかし、中学校への進学など先のことを見通しながら、転校先を考えてはいかがでしょうか。

危険な学校を避けることは、「逃げ」などではありません。今親としては、わが子の守り時だと思います。

回答者 おぎ・なおき 東京都内の中高教諭、東京大教育学部講師などを経て、1994年4月から臨床教育研究所「虹」所長。教育臨床学が専門。「子どもの危機をどう見るか」(岩波新書)、「子どもの目線」(弘文堂)など著書多数。

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 手紙の場合は、郵便番号100-8055 読売新聞編集局地方部内信課、教育相談担当まで。

百人百様

どちらの言い分もあると思います。

いじめと感じたときから、いじめはあるのだと、そして、他からないなどということではないと思います。

いじめの中身をはっきりさせ、お互いに分かり合う努力が必要かと考えます。(G-g)






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Last updated  2006.09.04 01:27:41
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