PR
Calendar
Keyword Search
Comments

「ありがとう こうへいくん 」
http://hyocom.jp/community.php?bbs_id=72
・・・・・・・・・・・・・・
『 不登校になると にんげんが見えてくる 』
これから載せる記事は、前号までの体験記が雑誌に掲載された時から
5年前、私が社会人1年生だった年に、ある講座の通信に連載されたもの
です。
高校卒業からそれまでの5年間、私は教師をめざして大学生活を送ってい
ました。しかしその時代は、私にとってとても暗いものでした。理由は次
の連載でお話することになりますが、あるきっかけから再び精神的に不安
定になり、青春時代を楽しむことなく終わってしまったのです。
4年生になり、出身高校での教育実習のあと、不登校をテーマとした卒
業論文の研究を始めた私は、文献をあたっていくうち「不登校になってな
かったら、今の自分はなかった」ということに気づきます。
教員採用試験に合格できないまま卒業した私は、偶然にも出身高校に非常
勤講師の空きを見つけ、1年間の講師生活を始めます。
教員採用試験の受験勉強を続けながら教壇に立つかたわら、私はその講座
の通信に、初めて自分の不登校を肯定する記事 『登校拒否になると にん
げんが見えてくる』を載せることにしたのです。
●
● 第1回 立ち直る理由
暴れた翌日、私は1日中自分というものについて考えました。そして、
何時間も考え続けたとき、ふと「退学になったからといって、それがなんだ」
と、自然に思えるようになったのでした。こんな考えは、それまでの私には、
まったく思いもよらなかったことでした。そして─この学校を卒業できな
いからといって、生きていかれないわけではない。「高校を卒業する」と
いうのは、人生全体から見れば"目先の目標"にすぎないではないか。
人生には、もっともっと大切なことがある─この、今考えればごく当たり
前のことに、やっと気づいたのでした。
これにより、私の心は、落ち着きを取り戻していました。それまでは、
留年のたびごとに「進級」を至上の目標にして、再スタートをしていた私
でしたが、この日を境にして「精神的自立」という、学校とは何の関係も
ないものに変わったのです。不思議なもので、そうなりますと「何とか登
校しなければ...」という焦りと気負いが、頭の中から消え去り、ごく普通
の心理状態を取り戻すことができたのでした。
「登校拒否を卒業して」
<「登校拒否児とともに歩む父母の会」会報『あゆみ』1987.7(一部修正) >
解 説
前号「発行者略歴」欄にありますとおり、私は高校の卒業までに7年か
かりました。前半の5年間は"登校拒否"による出席日数不足のため、
4回連続留年してずっと1年生。その4年目、3学期のある日に、私は立
ち直りました。
上の文は、その立ち直った瞬間のことを書いた部分です。すなわち、こ
の年、回復への意欲が出てきて、何とか立ち直ろうともがいて、進級まで
あと一歩のところまで出席日数を積み重ねたものの、結局崩れて、今度こ
そ退学だろうという切迫した事態に直面したとき、学校価値に囚われてい
た人生観が"クルッ"と転回して、人として本当に大切なものに気づいた
とき、私がもがくのをやめた─ということを示しています。
もがいている限り立ち直れず、もがくのをやめたら立ち直った─という
のは、不思議なことですが、事実なのです。思いますに"登校拒否"と
呼ばれる状態のもっとも大きな要因は「立ち直らなければならない=平常
に通学しなければならない」という方程式を必死になって解こうとして、
もがき苦しむことにあるのではないか。だとすれば、どうすれば本人が
もがくことをやめられるか─ということが"登校拒否"解決のカギだと言
えるのかもしれません。
丸山 著
『こうざつうしん』(1991) より転載
●
〔 今補足したいこと 〕「立ち直る」という表現について
「不登校から立ち直る」という表現を「不登校は直すべきものという
誤解に基づく不適切な表現」と非難し、行政機関が発行した文書などに
そういう記述を見つけたら、抗議して書き換えさせる方たちがいます。
確かに、不登校経験のない行政機関の方たちは、不登校への誤解から
そのような言葉を使っているのでしょうから、不登校児を支援する方々
が抗議するのは、よくわかります。しかし、私のような経験者が、実感
から「立ち直る」という言葉を使うこともいけないのでしょうか?
フリースペースもフリースクールもなかった昔は、登校しないことと
それによるプレッシャーや罪悪感などの精神的苦痛は"セット"であっ
て、学校復帰に向かって"回復"するにつれ苦痛が軽くなる、というの
が多くの不登校の経過でした。
前の連載で書いたように、私の場合は"セット"だったばかりか、最
も苦しかったのは最後の数日間だったわけです。そこから抜け出すこと
ができたことを「立ち直る」と言わずして、何と表現すればいいのでし
ょうか。
もっとも、私自身「不登校から立ち直る」という表現は、最近しなく
なり、前の連載でも書いたように、今は「不登校が終わる」という表現
をよくします。不登校は"直すべきもの"ではないと、私も考えている
からです。
(続)
----・□ 教育相談のご案内 □・
●● 教育相談のご案内 ●●
スクールソーシャルワークという援助法にもとづき、面接のみならず、
相談員自ら家庭や学校を訪問し、本人を支えつつ周辺状況を改善する
ことで、当事者主体の問題解決をめざします。
相談内容:不登校・引きこもり・子育て・家族間暴力・
親子関係・相談機関の選び方と相談の仕方...
◎ 教育相談は事前予約制になります。
◎ 初回相談は無料です。(メールでの相談は受けておりません)
詳細は→ http://homepage3.nifty.com/Husta/join/sodan.html
● 当スタジオは、教育相談以外に、フリースペースやグループワーク、
関連する体験学習・講座などの援助的プログラムも実施しています。
栄養満点の"育ちと学び"が体験できる空間に足を運んでみませんか...
※ 各種プログラム詳細ご案内は
こちら→ http://homepage3.nifty.com/Husta/prog/indexx.html
◎ 相談予約・資料請求・申込みはこちら↓のフォームからどうぞ
http://homepage3.nifty.com/Husta/join/join.html
=相談コーナー= 2006.12.18
地域安全安心ステーション事業 2006.10.25
安心・安全な地域創りを・・・・・ 2006.10.23
Category
Freepage List