夜の帳が降りるのもメッキリ早くなり、夕方も午後5時を回る頃には辺りの景色も薄暗くなり、西の空に目をやると夕焼けに染まった真っ赤な雲の隙間から、太陽が地平線に沈みゆこうとしている。
少し目を離した隙に太陽は一気にストンと地平線に没し、アッと言う間に暗闇の世界が到来してしまうのである。
「秋の夕日は釣瓶落とし!」とは、昔人も良く言ったものだが、季節の移り変わりはいとも早いものである。
という訳で、いよいよ季節も本格的な秋、日本人それぞれに「読書の秋、食欲の秋」があるのだが、食欲と言えば、日本列島は北から南まで「海の幸、山の幸」の宝庫なのである。
秋の味覚の代表格は「サンマ」「松茸」ということになるが、「松茸」は今年は雨が少なかったせいで不作となり、産地でも「バカ高値」を呼んでいるらしいのだ。
値が張ったものは中々庶民の口には入りにくいものだ。
そこでこの時期、小生の胃袋を手っ取り早く満喫させてくれる打ってつけのメニューがある。安上がりで美味しい「ラーメン・ライス」である。
主食が「ご飯」、「副食」がラーメンということになり、炭水化物のオンパレードだが、バカにしてはいけない。
実はこの「ラーメン・ライス」なる定食はスープの味次第で美味しくも不味くもなる代物なのだ。
小生流の食べ方をご紹介しよう。
自宅では「即席麺」プラス「ご飯」を準備するだけ。
小生好みでいくと、「即席麺」の定番は「チャルメラ(明星食品)」か「サッポロ一番(サンヨー食品)」ということになる。
また、街の食堂を利用する際は「素ラーメン(醤油味)」に「ライス」を注文する。
食べ方は、最初にラーメンのつゆをひと口飲んでスープ味を確認し、次に麺を口に運び、その後すぐに「ご飯」を思いっきり口に含んで咀嚼し、「スープ・麺・ご飯」の感触を口の中で楽しみながら、これを繰り返すのである。
この場合、具として乗っかっている1枚のチャーシューは貴重なので、前後半で半分づつ食べるようにするのがコツである。(一気に食べるとなくなってしまう。)
お店によっては、チャーシューの他に「海苔」「鳴戸」「野菜」などがのっかているので、例えば海苔などはご飯にくるんで食べるなど、一工夫して食べるのも美味しいやり方である。
その他のジャンルでは、小生は「味噌汁」が大好きなので、作りすぎて余った味噌汁などは翌日、残飯にぶっかけて食べる「ぶっ掛けご飯」(ねこまんま)なども時々自宅で体験しているのであるが、これもまた実に美味しいのだ。
傍らに置いてある「お新香」や「いかの塩辛」は必需品であり、尚一層のご馳走となるのである。
人生何事も経験が第一! 読者諸兄よ! 騙されたと思い、一度や二度はご自身の腕で、自己流の美味しい「ラーメン・ライス」の味をご賞味下され~!!
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