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2011.06.30

かぎ針編みのネット編みについて

カテゴリ：手あみ

昨日の記事に書いたかぎ針編みの模様「貝合わせ」にも現れる、ネット編みについて少し掘り下げます。

ネット編みとは、鎖編み（以下鎖）と細（こま）編み（以下細）からなる模様です。

一般的なネット編みは、細１目、鎖５目、細１、鎖５、…、細１、鎖５、細１、のように編みます。

「貝合わせ」では、ネット編みをベースに、長編みのシェル編みなどを入れて変化を持たせています。

blog20110630

ネットの編目の大きさを変えるために、鎖を３目にしたり７目にしたりすることもあります。

細編みを編むときは、前段の鎖５目の中央に編みつけるのですが、通常は、鎖をすっぽりと拾うようにして編みつけます（これを「束（そく）にすくう」といいます）。

特に指示がない限り、鎖を割って細編みを編みつけることはしません。

そのため、操作が楽な分、細編み目が鎖目に沿って横方向にスライドしてしまうことがあります。

そんなことから、ネット編みをきれいに編むには、細編み目をきつめに編んで、鎖目にしっかり留めつけることが重要になります。

さらに、編み上がってから、鎖目が斜め45度方向に走るように、ピン打ち・アイロン（レースの場合は糊付け）すると、美しく仕上がります。

ネット編みは、透け感や軽さが魅力的な一方、伸びやダレを生じやすく、使い方を注意深く決めなければなりません。

細編みをきつく編むのは、伸びやダレを防ぐという意味合いもありますが、鎖編みもややきつめに編むと、その効果はさらに増すようです。

細めの糸で編んで、ショールやストールなんかを編むと、なかなか素敵です。

で、私は何を編んでいるのかというと、それは追い追い。