ということで、やはり あの空間
の魅力は捨てがたく今年も行ってきました。世尊院から地下道を戻り、金堂の工事現場をさけてぐるりと大回りをします。南円堂の方から、西へ曲がる角にはしばらく前に金春流の薪能石碑が建てられています。

今年も拝観料は300円で、大変お値打ちだと思いますが、拝観が終わってお堂の外からちょっと写真を撮ってみました。中央が 弥勒如来 (ここでは弥勒菩薩ではなくて、未来の姿として如来になっておられる)、後ろに立っているのが 無着菩薩 と 世親菩薩 で実在のお釈迦様の弟子ですが、とてもリアルな人間味のある彫刻です。(以上三体は鎌倉期の 運慶 ら慶派の作品) 手前の坐像は 法苑林菩薩 で向う側に 大妙相菩薩 がおられますが、こちらは室町時代。 柱の陰に立っていたりするのが、 持国・増長・広目・多聞 の四天王さまで、堂内ではもっとも古い平安時代の木芯乾漆像ということになります。

北円堂は、弥勒三尊と、四天王、無着・世親菩薩という三種類のそれぞれ異なる「風合い」の仏像が、八角の丸い壇上に不思議な共存関係を作っていて、魅力的な独特の「世界」となっています。また開扉は大抵の場合、二面もしくは三面の扉が開けられるため、外から差す光の効果もあります。この空間は、一度体験すると忘れられないものになるのではないでしょうか。

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