「ビーチ」という映画が嫌いだ。
(しかし多分にある)
あまりにも表面的でイージー。
勿論そんな映画は腐るほどあって、驚くほどのもんじゃないが
この「ビーチ」は舞台がタイのバックパッカールートなだけに
私のカオサンロードに対するモロモロの感情とオーバーラップしてしまう。
カオサンロードはバンコクにある、世界からのバックパッカー御用達小路。
安宿・ガイジン向レストラン&バー・格安旅行会社・みやげ物屋で埋めつくされた
500メートルもないストリート。
貧乏旅行者には全てがそろっていて、便利なことこの上なし!なので
当然私も何度か利用させてもらったが、
しかし、ここは妙に「違和感」「居心地の悪さ」を感じさせる。
添乗員付きのパッケージツアーとどこが違うの?
と思うくらい、現実から隔離された空間がカオサンロードだ。
その温室のように守られた空間の中で、自由を享受する旅行者。
当然「旅に出る」というコトは、その人の日常からの一時的逃避だから
自由を満喫するのはあたりまえのことなんだけど。
でもカメラ片手の「おのぼりさん」観光客との違いなんて
見た目が「いかにも」の刺青長髪ヒッピールックで
あとは「お金がない」ってだけなんじゃない?
もちろん、このカオサンロードを出発して各地を巡る旅に出れば
それぞれがインデペンデント・トラベラーになるんだけど。
カオサンロードに埋もれている限りは、ただの水槽の中の金魚だ。
なんてコトをぼんやり考えているのは
来週コタオ(タオ島・タイランド)へ行くにあたり
バンコク到着が夜10時過ぎのため、
一泊しなきゃなんないね~、とダンナと話してて
「でもカオサンには泊まりたくないよな!」
と意見が一致したからなのであった。
「でもチケットとか取るのに便利なんだよね、あそこ」
「全てが揃ってるしね」
「バックパッカーのコンビニだからね」
「安いしね。。。」
そして、きっと私達は悪態をつきながらもカオサン近くに泊まると思う。
コンビニの弁当って最低!
と言いながら時間がなくてオニギリ買って食べてる時の気分で。
で、尻切れトンボになってしまった「ビーチ」の話
要は「僕達の温室・僕達のパラダイス」的なカオサンムードを
終始感じてしまって、嫌、それだけ。
それがタイランドである必要性がないじゃん、って感じ。
でも、もし主人公がレオナルド・ディカプリオではなく
ユアン・マクレガーだったら
私のこの映画に対する印象も違っていただろうな、と
彼の主演の"Rogue Trader"(日本語タイトル「マネートレーダー銀行崩壊」!)を観たアトにふとそう思った。
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Sweet Sixteen 2005.01.10 コメント(4)
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