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2006年11月11日
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今から30年ほど前、ある会社に勤めていたとき

今のかみさんとの所帯を持つために結婚資金を貯めなければいけないことになった

そこで一番の障害になったのは、何と言っても三度三度の食費である

とにかく、いくら食べても空腹を満たせない年頃

また、今みたいに気軽にコンビ二でお昼をという時代ではなかった

そこで考えたことは自分で弁当を作ること…

というわけで毎朝、早起きしてマーケットへ材料の買出しに行った

弁当箱は普通のでは足りそうもないので安い二段の重箱を用意

コメは3合くらい炊いたであろうか、とにかくギュウギュウ詰めにして

毎日毎日、特大の弁当を二段重にして会社へ持っていった

会社では昼休みになると、職人肌の年配の方を除いて

ほとんどみんな外へ食べに出かけるか、出前をとる習慣になっていた

そこへ自分が持参した特大の二段弁当の一つを開くと皆から笑われ、からかわれた

当然、男が作った弁当であるから綺麗に盛ってあるわけではない

ただ、それ以外に若い男が自分の手造りの弁当持参で出社する事自体が

かっこよくなかった、どちらかというとみっともない事であるような雰囲気があり

いじめられはしないものの、陰口をたたかれているような雰囲気だった

来る日も来る日も、同じような手弁当持参の日が続いた

そしてある日、笑っていたうちの一人が弁当持参で出社

なんと共働きで忙しい奥さんにお願いして、やっと作ってもらったということだった

それからまた一人、同じく笑っていた先輩の一人がこれもまた弁当持参…

でも、ちと様子がおかしかった…どこか盛り付けがおかしかった

ごはんの上におかずが何点かころがっているだけという

いままでに見たことのないような、ちょっと奇妙な弁当だった

この先輩も共働きであった奥さんにお願いして作ってもらったのかと思ったら

なんと驚いたことに、自分で朝はやく起きて作ってきたという

先輩が奥さんにお願いしたところ、何と自分で作れと言われたそうだった(笑)

そうこうしているうちに弁当持参が一人増え、二人増え

気がつくと会社中、弁当の持参ブームが始まっていた

これも、結婚資金をなんとか貯めなければという強い目標があったからこそ

恥ずかしいこともあったけれど、長く続けられたのではないかと思う

「継続は力なり」とはいうけれど、続けてみるものだ

人から見れば取るに足らないような小さな目標ではあったが

まわりの人のこころを少しだけ変えられたような

遠いむかしの小さな出来事を、きょう、ふと思い出した






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最終更新日  2006年11月12日 09時03分12秒 コメント(22) | コメントを書く


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