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2006.04.06
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カテゴリ: Champions League
『「3度目の正直」を胸に戦う』
第2戦の前に語ったのは、リヨンのジュニーニョ。
リヨンはチャンピオンズリーグの舞台において、
一昨シーズンはポルト、昨シーズンはPSVに敗れベスト8の壁が破れずにいた。


ミランとの準々決勝第2戦。
前半25分、インザーギのヘッドで先制を許したリヨンは、
しかし6分後、ジュニーニョのFKをディアッラが押し込み同点。
アグリゲイト1対1ながらアウェイゴールで有利に立ったリヨンは、
その後も試合を支配し前半終了。


引き分けでは勝てないミランも反撃の機会を待つ。
迎えた後半43分、シェフチェンコのシュートのこぼれ球を、
またもインザーギが押し込みミランが勝ち越し。
ロスタイムにもシェフチェンコのゴールで追加点を挙げたミランが3対1で勝利。
ミランが準決勝に進出した。


「2度あることは3度ある」
またしてもリヨンはベスト8の壁を破ることが出来なかった。
第1戦、第2戦を見る限り、
常にペースを握っていたのはリヨンだった。
チャンスを多く作っていたのもリヨンだった。
それでも次のラウンドに進んだのは、ミランだった。



ぼく自身、個人的にはこの言葉があまり好きじゃない。
ゴールを決めるということは、そこにボールが到達するまでにいくつかの経由があるわけで、
その経由がちゃんと出来ていないことにはシュートチャンスも作れない。
またシュートチャンスがあったところで、
大抵の場合、相手ディフェンスが止めに入ってくる。

そんな状況の中で点が入らないと、
すぐに、決定力不足だ、と騒ぎ立てる。

それでも今回のリヨンに関しては、
ペースも握り、パスも上手く回り機能していた。
シュートコースが開いた場面も何度もあった。
しかしながら奪った得点は、たったの1。
確かにジュニーニョのFKは1つの大きな(大きすぎる)武器ではあるが、
ここ数試合を見てもセットプレー絡みからの得点しか奪えていない。
流れの中から得点を奪えていないということは、
決定力がないと言われても仕方ない。


しかし、それよりも大きな原因として、
選手の質、そしてその裏側にある経験の差が出たんじゃないか。

経験で言えば、3年連続ベスト8までたどり着いたリヨンにもある。
しかし1対1のまま残り時間が無くなっていくなかで、
今まで経験したことの無いベスト4へのプレッシャーが大きくなっていったかもしれない。
またリヨンの選手の多くは、
自国の代表に戻るとレギュラーを確約されていない選手が多く、
極限のプレッシャーに曝される度合いが小さい。
一方でミランの選手のほとんどは代表でもレギュラーメンバー。
さらには数年前のユベントスをPK戦で破った決勝、
昨シーズンの“イスタンブールの悲劇”を経験している。
リヨンとミランを比較した場合、
経験の数で言えばそれほど大差は無いだろうが、
経験の質で言えばミランの方が値は大きい。
1つ1つの質で言えば差は小さいかもしれないが、
経験の数だけ、その差は大きくなっていく。
毛利元就の3本の矢は有名な話だが、
極限の中で最後の最後に重要なのは、1本1本の力、個人の力だ。

経験の質の差、それがそのまま選手の質の差に繋がって、
今回の結果に結びついてしまったんじゃないか。
先制点を奪われても仲間を落ち着かせていたジュニーニョが、
終了間際の2点目には下を向いてしまった。
時間帯も時間帯だが、その場にうずくまる選手もいた。
しかし、ロスタイムも含めてまだ時間は残っていた。
そこで上を向くか、下を向くか。


またしても壁を破れなかったリヨン。
それでも3年連続ベスト8の成績は立派である。
ここ3シーズンに限って見れば、
同じ(あるいはそれ以上の)成績を残しているのは、
リヨンを除けば、今回の対戦相手、ミランだけである。

継続は力なり。
高いと思っていた山も、いざ登りきればそんなに高くなかったりもする。
そんな日がいつか必ずやってくる。
そして気付くと質の差も無くなっているはずだ。



ほな、また。





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Last updated  2006.04.07 00:26:24
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