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2006.04.09
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カテゴリ: National Team
ワールドカップまであと61日。
何かと騒がれてた開催国ドイツの正GK争い。
この度、レーマンを正GKにすることが決定した。


この決定に疑問を感じる人も少なくないのではないか。
決して、レーマンがカーンより上か、ということへの疑問ではない。
そもそもクリンスマン監督は、
これまで2人を試合ごとにローテーションさせ、
どちらを正GKにするかは開幕寸前まで決めない、と常に言ってきた。
それがなぜこの時期に決めたのか。


「今回の決定は両選手のプレーを長いスパンで観察した結果、下したものだ。
 また、事態のエスカレートと、関係者のプレッシャーの増加を避けるために決定した。」
とコメントしている。

確かに監督就任後からこの2人を競わせるようにプレーさせてきた。
そのために、特にカーンの所属するバイエルン側から、
早く正GKを決めるべき、とのコメントが出続けてきた。
それでも頑なに決めずにいたのがクリンスマンだった。

アメリカに居住しているクリンスマンが、
再三ドイツに住むように説得されても拒否していたのを翻したり、
また今回の件といい、
どうもクリンスマンの考えが変わってきている感じがする。


このまま開幕まで決めずにいけば、
コメント通り、マスコミも含め事態をエスカレートし、
特にカーンとレーマンの当事者は集中力を維持し続けなければならず、
極度のプレッシャーと戦いながら、
残りのリーグ戦をこなさなければならない。

先に発表することでその疲労を軽減することは出来る。

そう考えると、自身の考えを変えてまで先に発表した理由として納得できる。
しかし、本当の理由は、自分自身へのプレッシャーへの増加、じゃないだろうか。

カーンとレーマンがプレッシャーに曝されるのと同様、
選ぶ側のクリンスマンにもプレッシャーがかかってくる。
おそらくクリンスマンにとってどちらか1人を選ぶのは難しかったはず。
なにせ、2人ともバイエルン、アーセナルと高いレベルでプレーしており、
ベテランということで経験も豊富だ。
さらに自国開催ということで、ドイツの最低目標は優勝である。
そんな国民やマスコミからのプレッシャーに、ある意味逃げたんじゃないか。
もちろん優勝するつもりでワールドカップに挑むわけだが、
万が一負けた場合の対策として、
最近好調のレーマンを選ぶことで、負けたときに、
「カーンよりも良かったからレーマンを選んだ」と、
レーマンがミスしてカーンを選んでおけば、と言われたときの言い訳が出来る。
またそうすることで自身への批判を間接的に回避することが出来る。
「選んだのは私だが、ミスしたのはレーマンだ」と。

さらには
「バイエルン側から早期決定の要請があったから」と公式にコメントしている。
確かに、先に書いたようにそういう事実はあった。
しかしながら、それを公式に言うことで批判の矛先をバイエルンに向けることも出来る。
「バイエルンの要請が無ければ、もっと確実に、正確な決断を下せたのに」と。


いずれにせよ、GKはレーマンに決定した。
しかしながら、まだまだ問題は山積みである。
第2GKになったカーンのメンタルケア。
若く経験不足のディフェンダー陣。
バラック依存の攻撃陣。
言うまでも無く自国開催での優勝という、周囲からのプレッシャー。

クリンスマンの今後の決断が楽しみである。



ほな、また。





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Last updated  2006.04.10 00:50:50
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