As’s HOLE ~ぼくのプレミアライフ~

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2007.02.10
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カテゴリ: Premier League
現在、イングランドのプレミアリーグ全20クラブ中、実に6クラブがイングランド人以外の人間によって運営されている。これは日本を含む世界の主要リーグの中でも異例の割合であり、それだけプレミアリーグが世間に好印象を与え、投資の対象としても注目を集めているということである。

プレミア初の外国人オーナーが誕生したのは、約10年前。有名デパート「ハロッズ」を経営するモハメド・アルファイド氏。その後2003年夏、アブラモビッチがチェルシーのオーナーになったのを皮切りにポーツマス、ユナイテッド、アストンビラ、ウェストハムと、次々に外国人の手によって買収されていった。

当初は純粋に応援するクラブに直接携わり強くしたい、あるいは経営難に陥る愛するクラブをこの手で救い出したいという意味での買収が主だったが、アブラモビッチの登場で流れは完全に変わってしまった。

アブラモビッチがチェルシーを買収した目的は、自身の所有するクラブをチャンピオンズリーグ制覇に導くことだった。しかしそれを達成するだけのクラブはビッグクラブだけに限られ、なおかつ各国のクラブ運営規則やオーナー交代に関する諸問題という縛りをクリアにしなければ最短路での目標は成し遂げられない。そこでアブラモビッチの目標に一致するクラブがチェルシーだったというわけだ。

ロシアのプーチン大統領と繋がっているとも言われるアブラモビッチはオーナー就任後、移籍市場に次々とポケットマネーを投入し、金にモノを言わせて大物選手を獲得していった。この結果、チャンピオンズリーグこそまだ制覇していないものの、プレミアは2年連続で獲得し、いまや世界の中心的クラブに位置するようになっている。

これにより「サッカーは金の成る木」「勝利は金で買える」というような論調が出てきたのは確かであり、我も我もとプレミアのオーナーになれるチャンスを探るようになった。ユナイテッドやアストンビラを買収したのがアメリカ人なのも偶然でなく、ユナイテッドを買収したグレーザー氏がNFLのタンパベイ・バッカニアーズのオーナーであり、アストンビラを買収したラーナー氏が同じNFLのクリーブランド・ブラウンズのオーナーなのも、クラブの伝統や人気、自身の好みよりも投資の対象としてしか買収先を見ておらず、私利私欲しか考えていないアメリカ人らしい発想である。

様々な事情があるにせよ、売主はクラブを救って欲しい、強くして欲しい一心でクラブを売却している。だから相手がいくら胡散臭い買主であっても藁をもすがる、背に腹はかえられない思いなのだが、愛するクラブを売られたファンとしてはたまったものではない。しかも売却先が本当にクラブのためを思っているのか、サッカーを知っているのかさえ分からないのだから、それも当然の話である。もちろんただの1ファンでしかないのだから、クラブが誰の手に移ったところでどうすることも出来ないが、願わくば本当にクラブのことを思ってくれているオーナーに就任してもらいたいのが本音であり、それでこそ愛する意味があるのである。

一方でこうも思っている。「これでクラブが強くなる」と。
これもアブラモビッチがチェルシーを買収したことによる影響だが、どこの山とも分からない金持ちが愛するクラブに就任すると拒否反応を示す一方で、勝手に「補強に金をどんどん注ぎ込んでくれる」と思ってしまうわけだ。チェルシーの例やグレーザー氏の前歴(バッカニアーズのオーナー就任後、大量に大物選手を買い集め、すぐにスーパーボウルを制覇した)を見れば「これで俺達も」と思ってしまっても不思議ではない。それがファン心理というものなのかもしれない。






ほな、また。





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Last updated  2007.02.11 01:02:25
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