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2007.06.12
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カテゴリ: National Team
昨年のワールドカップで優勝を遂げたイタリア代表。
先週行われたEURO予選ではフェロー諸島、リトアニアに勝利を収め、順調に本選出場へ向けての勝点を稼いでいる。

そんな中、今回1人のワールドカップ優勝メンバーが代表召集を辞退していた。ネスタである。
チャンピオンズリーグ優勝を果たしたミランの守備の中心でもあるネスタだが、ワールドカップの決勝戦は怪我のため欠場。さらには今シーズンも怪我に泣かされ、代表戦での出場は昨年10月の1試合しかなかった。一応の理由として挙式を理由に今回の代表召集辞退を表明したネスタだが、もしかしたら周囲の批判的目線や自身のコンディション、代表における目標の喪失など、様々な理由もあって今後2度と代表のユニフォームを着ることはないのかもしれない。というのもネスタの辞退を直接聞いたドナドニ監督は「彼の決断が最終的なものであるという印象を受けた」と語り、ネスタの下した決定が覆りそうにないという思いを持ったようだ。

だが今回の辞退だけで「最終的なもの」と捉えるのはいささか大袈裟である。一応の理由は挙式であるし、それに間違いはない。今回の2試合が格下相手ということもあって、是が非でも必要な選手でもなかった。ドナドニももう少し気楽な気持ちで捉えても良かったのだが、なぜかネガティブに捉えてしまった。それにはワールドカップ終了後から頑なに代表召集を拒み続けている選手を思ったのかもしれない。


UEFA会長でもあるプラティニが代表招集を拒み続けているトッティについてこのようにコメントしている。
「決断するのはドナドニだが、私が代表監督ならトッティを招集し
 『黙って参加しろ』と言うだろう。
 そして私が代表監督なら(このような)代表招集辞退を許さないだろうし、


ドナドニからすればこれは自国の問題であり、ヨーロッパのトップがこの件について口を挟むのは間違いであると考えるだろう。そう思うのは当然である。仮にもトップの、しかもヨーロッパのトップが1国の件に口を出すべきではない。だがおそらく、プラティニはトップだからこそ口を出したのではないだろうか。

プラティニはヨーロッパのトップとして代表の権威を守ろうとしているのではないかと考える。
いまやプライオリティは代表よりもクラブに置かれている。もちろんビジネスが流入したためであり、それにより恩恵を預かっていることからも正面から批判することはできないが、昔(プラティニの現役時代)に比べて代表でプレーする価値や名誉が少なくなっているのは事実だろう。水曜の親善試合に召集を受けた選手が怪我を理由に辞退しながら、土曜日のリーグ戦に平然と出場していることは日常茶飯事である。全てがそうではないだろうが、そうした代表軽視の論調を変えるためにヨーロッパのトップとして、プラティニは口を挟んだのではないだろうか。ましてや相手はトッティである。世界中が知っているスーパースターであり、イタリア代表の中心と言っても過言ではない。実際昨年2月の足首骨折によって未だにボルトが埋め込まれたままであるが、今シーズンはリーグ戦26ゴールと絶好調である。論調をひっくり返すには願ってもない相手であり、今後このような考えの選手を出さないためにも早めに手を打つべきだと判断したのだろう。


ドナドニは今回のネスタの件について、プラティニより楽観的である。
「正しいと思う選択をする権利は誰にでもある。
 私は代表拒否とは受け止めておらず、現在の状況を考慮しての決断だと考えている」
とコメントしさらに
「私はトッティとネスタの話を聞き、彼らの説明を受け入れた。
 私は正しいと思うことをしたが、それでも限界はある。
 私の見解では、彼らの不在に何の問題もない」
と話している。






ほな、また。





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Last updated  2007.06.13 02:01:05
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