As’s HOLE ~ぼくのプレミアライフ~

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2007.08.10
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カテゴリ: Premier League
明日は待ちに待ったプレミアリーグの開幕日。
近年の外国資本の流入やアジアでの人気沸騰により海外向け放映権が高騰し、開幕前日となった現在でも日本での放送予定がないのは辛いところだが、文字情報や動画投稿サイトなどで見聞きすることは出来るので、今は放映権獲得を首を長くして待ちつつ今シーズンの展望を見ておきたい。


優勝争いは我がユナイテッド、チェルシー、リバプールの3つ巴だろう。昨シーズンまでならここにアーセナルが加わっていたのだが、アンリやリュングベリの放出とそれに伴う選手獲得の質・量ともの少なさから、今シーズンに関してはトットナムなどと4位争いに終始するだろう。今シーズンは例年になく選手の移動が活発で、トットナム以外にもポーツマスや昨シーズンは何とか降格を回避したウェストハム、さらにはアラダイスが監督に就任したニューカッスルも上位争いに食い込んでくるのではないかと思われる。これらのクラブが予想以上の健闘や成績を残すようなことがあれば、たとえアーセナルといえどもUEFAカップ争いにまで落ちるかもしれない。そのほかにもオニールの戦術が浸透してきたアストンビラや、ロイ・キーン監督とともにプレミアに戻ってきたサンダーランドなども注目だが、個々については今後機会があれば触れたい。


昨シーズン3位のリバプールは、昨シーズンの途中にジレット&ヒックスがオーナーに就任したことで金銭的余裕が生まれ、移籍市場でも多くの選手を獲得することに成功した。何と言っても一番の注目はアトレティコ・マドリーから獲得したFトーレス。一部では「モリエンテスの二の舞になるのでは?」という声はあるものの、約60億円をつぎ込んだこともあってベニテス監督は必ずトーレスをFWの軸として使うはず。これまで絶対的な点取り屋がいなかったリバプールにとっては、ようやく現われた(獲得できた)ストライカーなのは言うまでもない。あとはトーレスと誰を組ませるのが最善の策なのか、そしてこれまた新戦力のベナユンなバベル、そして主将でもあるジェラードらとのコンビネーションがどれくらいで機能するのか。守備面では大幅な人員交代がほとんどなくディフェンスでの問題点はほとんどないことから、攻撃陣の戦術浸透までの時間がそのままチームの成績に影響することは間違いない。


昨シーズンを2位で終えたチェルシーは、タイトル奪回へ向けて今年も金に糸目をつけない補強策を行いたかっただろうが、今年初めのインタビューでアブラモビッチが述べていたように、ここまで5人の選手(内1人はローンバック)を獲得しながら使った移籍金はリヨンから獲得したマルダの31億円だけ。ほかのベン・ハイム、シドウェル、ピサロはいずれも移籍金なしで獲得しており、しかも前からDF、MF、FWとバランスよく、そしてプレミアでの経験が十分にある選手と、いろんな意味でチェルシーらしからぬ補強となっている。

名前だけを見れば昨シーズンまでに比べて地味な印象を持つだけに「本気で優勝する気はあるのか」とも取られてしまう。だがマルダ獲得を詳しく見ると、その疑問が間違いであることに気付く。

マルダのポジションは左サイドを主とする攻撃的選手である。リヨンでは3トップの左サイドを、フランス代表では中盤4枚の左でプレーしている。逆に言えば右であったり中央でのプレーが出来ない選手であり、モウリーニョの望むようなユーティリティ性は極めて低い。実際、モウリーニョはマルダの獲得に熱心ではなく、それよりもフロント主導で獲得した選手である。昨シーズンはフロント主導でシェフチェンコとバラックを獲得し、モウリーニョは過去2シーズンで連覇を果たした4-3-3のシステム変更を余儀なくされた。今回もフロント主導のマルダの獲得で再びモウリーニョはシステム変更を余儀なくされるだろう。昨シーズンを見ても分る通り、自分が望んだのではなくフロントが望んだ2人をモウリーニョは結果が出なくても使い続けた。マルダの場合も同じで、嫌でも使わなければならないはずだ。ならばマルダを使うだけのシステムとは何なのか。当然それは4-3-3だろう。モウリーニョがチェルシーで使用し連覇を果たしたシステムであり、4-3-3への回帰こそが、フロントがモウリーニョに送った見えないメッセージ“タイトル奪回”であり、また望みでもある。


4シーズンぶりにタイトルを奪回した我がユナイテッド。5月中に1年間追い続けたハーグリーブス、ラテンの新星ナニ、アンデルソンを立て続けに獲得した。この3人を獲得するのに費やした総額が120億円なのだから、ただただ驚くしかない。タイトルを獲ったからといって守りに入るのではなく常に攻めの姿勢を忘れない姿こそユナイテッドであり、これで選手層及び未来への投資はかなりの割合で達成されたといえるかもしれない。だがレアル・マドリーのように外から集めた結果、下の世代の選手をローンで放出したまま完全移籍させるようなミスは犯さないほうが懸命だ。昨シーズンは7~8人の選手がローンによって他クラブで活躍したが、以前触れたロッシは買戻しのオプションが含まれているとはいえビジャレアルへ完全移籍で放出した。今では聞こえないが、サラゴサで活躍したピケも「ユナイテッドで出れないならサラゴサにいたい」と以前話していた。いくらテベスの獲得が間近とはいえそれでもFWの層に若干の不安を残し、エインセの去就も未だ不透明であり移籍期限ギリギリの今月末まで長引きそうだ。


先日行われた親善試合ダブルヘッダー、対グレントラン戦、対ダンファームリン戦をファーガソン監督は指揮しなかった。理由を問われたファーガソンは「引越しを手伝うよう妻に頼まれた」と答えた。





ほな、また。





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Last updated  2007.08.10 22:48:06
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