@アゲハ蝶

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2005/04/15
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カテゴリ: 虫かご
今朝、駐車場で小鳥が死んでいた。
どうやって死んだかはわからない。
私は少し驚き、そして心の中で両手を合わせた。
でもまだ最近巣立ったばかりの鳥だった。

夜、彼が尋常じゃない頭痛がするといって救急外来にかかった。
そこは大きな病院で夜間でもひっきりなしに救急車がきていた。
やはり優先順位は救急車が一番だった。
わたしたちはERの片隅で名前を呼ばれるまで待つことになった。
彼を小さなベットに寝かせる。

寝ていないことも関係しているに違いない。
私は彼の手を握りながらずっとカーテン越しに聞こえる医師や看護師の声を聞いていた。
そうすることで気が紛れたからだ。

医師が私たち患者の待機する場所に近づいてきた。
私の近くのおばあちゃんに話しかける。
「○○さんのご家族の方ですよね。先ほどまで30分近く蘇生をして頑張りましたが・・・残念ですが今回は無理でした。どうぞ○○さんの近くまでいらしてください。」
おばあちゃんは声を失っていた。
でも数秒で我にかえる。
「そうですか。。。ありがとうございました。」
頭を何度も下げ、そして医師についていった。
おばあちゃんの足取りはへんだった。


数分後、おばあちゃんはしっかりとした足取りでERを出て行った。
少なくとも悲しみを今からしばらく始まる忙しさで紛らわすことができるからだと思った。
おじいちゃんの死を聞いたとき、おばあちゃんはどんな気持ちになったのだろう。
最愛の人がこの世から消えたとき。

私は目の前の彼が無性にかけがえのないものに思えた。

私はいざとなったらどうすることも出来ないかもしれない。
失う怖さを数分前に思い知らされた。
永遠に会えないことも。
こわい。
でも、そう考えると彼と会える時間なんて一生の中で限られている。
わたしたちはいつか必ず死ぬのだから。
それもみんないつこの世から消えるかなんてわからない。
だから彼と会える時間を大切にしたいと思った。

これは現実で。

必ず人は死ぬのだから。

死んでも想いは残るかもしれないけど、死んだら大切な人の笑顔は永遠に見えないのだから。

もう私の頭をなでてはくれないのだから・・・





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Last updated  2005/04/16 05:18:28 PM
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