きたひとネット

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2010年01月29日
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先日、女性農業者の団体が主催して「家庭菜園の基礎」みたいな講習会があった。

たしか、この講習会の発案時にはそういう提案ではなく

より低農薬・低化学肥料の野菜栽培
ハウス栽培での病害虫対策

と言うような希望だった。

が、実際に講習が始まってみると「皆さんのご主人達が防除なんかやってくれていると思うので~」とにこやかにスルーされ、施設栽培管理の話をしているはずなのにいつの間にか露地栽培の技術に変わっていたり。

今までに施肥計算などもやってきているのに、まったく子ども扱いというか、素人の家庭菜園というか、やりたくないんでしょ!
と言う講習だった。



綾小路きみまろじゃあるまいし、「お若い奥様方~」とか「優しいご主人~」なんて余計なこと言って時間使わずに、きっちり技術指導をしてもらいたいものだ。

集まったメンバーの中には、ピーマン部会の副会長バリバリの女性もいる。
直売所で自分の栽培した作物を20種類以上販売している人もいる。
確かに畑作専業で「夫の指示通り」働いている人もいるけれども、それにしても農業者としてステップアップさせていこうとするのが普及員だろうが!

来てもらう講師の選定を誤った私たちが悪いのか、途中でこういう話をしてくれと言うべきだったのか、悩むところだ。

地域や農業機関(JAとか)の方針決定機関になかなか女性が入っていけないのには、
1,技術や情勢などの知識がない。
2,その言動を保証する資産がない。
などと言う理由を挙げられることが多い。

しかしそれがないのには、やはり新しい技術の情報が女性には入って来づらいと言う理由がある。学びたいと言ってもこんなふうに流されていてはしょうがないのだ。

だけど、女性農業者の仲間たち。

そうすると、新しい技術や作物や多くの研究されつつある未来の技術まで情報が入ってくる。
詳しく知りたければ、インターネットがある。
その上で直接普及センターに訊きに行く。
もちろん農業施策の情報・市場の近況・いろんなことが見えてくる。
新しい資材だって買うこともできる。


今持っている資産より、これから何を作れるか・経営をどうするのか・・・の方がずっと大事だ。知識や情報・ネットワークを活用して事業を動かしていく可能性の方が信用になる時代だと思う。

だから、本を読もう、外へ出て話を訊きに行こう。
いろんなところも見に行こう。
話をして交流し、刺激しあおう。
農業を手伝うのではなく、農業者となろう。






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Last updated  2010年01月29日 22時31分48秒
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