なんだか気持ちの悪いほど、小春日和が続いている。
20日も暖かく、JRの列車の中は汗ばむほどだった。
今日は南門から北大へ
何年もかけてGM(遺伝子組み換え作物)のことを学んできた。
畑作の省力化のため作りたいと考えている人も、
作りたくないが家畜の餌として輸入されているBTコーン(ある種類の害虫抵抗性を遺伝子組み換えしたトウモロコシ)を選択の余地なく食べさせ続けている私、
消費者運動の中で実際にいろんな形で日本の食の中にGMが位置付いてしまっていることを知っている消費者、
GM稲の花粉がどれだけ飛び交雑するのかを研究している国の研究員
あちこちの大学で遺伝子組み換えの微生物研究をしている専門家、
育種の専門家、
社会学や倫理学の専門家。
時代の趨勢としては、避けて通れない問題だが北海道の条例では国の条件よりも作付けに至る関門を狭く高くして、時間を稼いでいる・・・と言う印象。
さあ、畜産農家の多くは毎日餌として食べさせてもう10年以上、そのために家畜に何か障害が出たという様子はなさそうだ。
自給率向上を考えると、減反で水田が少なくなっていくのを防ぎ、技術や施設を活かして景観や農業農村地域を守るためにも、飼料稲・組糧米を奨励するのはどうだろう?
もちろん今作られているのはGMではない 。「これを多収・耐寒・耐暑・耐病害虫・成分強化などのGM技術をたして(まったく今の段階では想像の世界だが)栽培する。」
とすれば、市民の共感は得られるのだろうか?
生産者は、どうせGMを食べさせているのが国産になるのなら今までよりは+だ。
交雑は、現在餅米とうるち米を隣り合わせで作っている条件と変わらない。
~と言うようなことで、シミュレーションの討論が始まった。
いつもながら脳に汗かく勉強会だ。
なんでも、海外まかせで自給率の向上はあり得ない。
食に関してはメディアのセンセーショナルな取り上げ方で、とんでもない方向へ行くことも考えられ、情報の正確な伝達も視野に入れなければならない。
この勉強会はまだまだ続きそうで、そのうち公開もされるはず。。。
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