ハーブコア ♣ 高木肥料店

ハーブコア ♣ 高木肥料店

Feb 3, 2022
XML
カテゴリ: おコメつくり
イネの守護神。
3回シリーズの一回目。次回・次々回もよろしかったら。


イネとイネつくりに関係した神様、それがお稲荷さまです。

稲成りに、稲生り(いねなり)で、稲が成育すること、
 また 稲つくりを担(にな)うこと、すなわち 稲荷 。


そうした理由から、古来より人々は伏見稲荷に参詣し、稲荷山の土
を持ちかえります。稲荷山の土を戴いて、それを自分の田畑に撒け
ば五穀がよく稔り、害虫がつかないという素朴な信仰のかたちです。

前つがたは諸国の農民山州伏見稲荷山の土を求田毎に入れば
 保食神の加護にてよく実のるとて皆人ごとに土をもとむ。

と、大阪の随筆家であった田宮仲宣・文永壬午年〔1822〕刊の

この風習が、のちのち各地神社の現代でも見受けられる「清め砂」
や「御神砂」となっていったのかもしれませんね。

そのような日本民俗信仰における稲作の神、お稲荷さま。

仕事がら自分は、個人的に羽田の穴守稲荷神社にお参りさせていた
だいております[以前掲載した 不思議な砂の話 の回でご紹介し
た御神砂は、穴守さまからいただいたもの、境内には時期になると
バケツ稲もつくられていたり/ こちら ]。

そんな穴守さまの紋どころには、はっきりとイネの姿が描かれてお
ります。

そして、キツネのお話です。


ん。たしかにどこの稲荷社の境内にもおキツネさまばかり/笑。しか
しキツネはあくまでお使い〔 中世以前にはキツネの姿はみられなか
ったといいます
〕。

穴守神社のご祭神は、紀記などで食物の祖神・農耕の神とされる保
食神、豊受姫命/とようけひめのみこと。 女性神であらせられます。




 田宮仲宣が別の随筆集に書いた文の話ですが・・・「以前ある人の
 子に狐が憑いた。この狐、たいしたもので諸氏百家を暗記しており、
 誰もこの憑いた狐との問答に勝てなかった。しかしある人がある質
 問をしたら、あっさりと観念して離れたのだそうです。さあ、諸氏
 百家を暗記していたという  その狐がわからなかった質問  です。
 あなたならなんと問われますでしょうか? じつはその質問・・・・

論語の中で、「子曰く」とは何回出てくるか
  と問うと、狐は観念して離れた。

 と、いうことでございますが・・・これにはわたくし はげしく納得/笑。

51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 夢で終らせない農業起業 」「 里地里山複合大汚染





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Feb 3, 2022 01:55:11 PM
[おコメつくり] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: