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クリント・イーストウッチ-

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2007.08.16
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カテゴリ: 仏の心



 暫く見ていたが、どうも違和感を覚えるので、第二部とやらに入る所でやめてしまった。
国営放送に限らず、昨今のマスコミが張るキャンペーンに於ける討論番組には、最も必要な人間本来の姿が蔑ろにされ、何のための討論なのか見ていても意義というものが見えて来ない。
 確かに現実の社会を肯定し、今日の日本や世界中の国々の社会構造が変化し得ないものだと断定して討論するのであれば、虫けらのような市民がいくらテレビで討論しても糞の役にも立たない。
 現代の日本や世界中の国の社会システムでは、小市民の声が直接政治に反映される事など無いに等しく、反映されるとしても、小さな市民運動が大きな輪となり、うねりを起こす位の力となって初めて、やっと土俵の上に上がる事が出来る程度のものである。
 これは、これまでの市民運動を見る限り、幾ら市民の声が正しかろうと、政治は善悪の如何に拘らず、出来る限り市民の声が政治に反映されないように画策するのである。

 そんな世界の社会構造を肯定しつつ、右や左の旦那様方が議論しても、唯、虚しいだけである。
肩に力が入って、息って意見を述べたがる人を見ていても、所詮、市民の側もまして政治家など誰も聞く耳を持たないという状況を考えると、可笑しくさえ思えてくる。

 一つに、誰も、戦争や人殺し、他国への侵略、他国からの侵略を、一部の人々を除けば望んでいないと     言う事実がある。
 二つに、日本においても、他国に於いても、一般市民の殆どが、自らの生活に手一杯で、他国について     良く理解していないが、いざ市民レベルの交流に於いては、殆どが友好的である。
 三つに、現代の社会で、幾ら情報開示に不満が残る部分があるにしても、大戦前のように国家に煽動さ     れる事によって国民全体が動く事は無い状況がある。(世界にはそうでない国もあるが・・・     !!!)
 四つに、依然として、強大な暴力(軍事力、警察力、組織暴力)に対しては、人間は無力であること。
 五つに、世界のグローバル化の波は、最早、一国の力のみでは抑え切れない状況にある。

以上のような事実を鑑みた上で求められるのは、今後世界中の人間が、国境の隔てなく行き来し、平和な地球社会を築いて行く中で、宗教やイデオロギーなどという市民生活には程遠い嘘の鎧でごまかし続ける専横的な国家支配者達をどのように排除し、抑圧された大多数の市民の声を世界に導き出して行くかという事である。
世界は国連という連合体を形成し、その枠組みの中で世界中の問題を討議し、各国の暴走を抑制するというシステムを作っている。
必要なのは、軍事力ではなく警察力の充実と、国境を無くしていく為の世界に冠たる市民生活を守るための市民憲章を制定し、世界共通の市民生活の基準を平準化する事である。
人間一人一人の人権が、世界的に平準化されれば、軍事力による争いなど無用となり、むしろ警察権の充実により、謀略を意図し、実行しようとする一部の勢力を未然に防ぐ事で、権力の一極集中を阻止出来ようと言うものである。

 人間とは、兎に角、高度な知性、理性、感情を有するが故にデリケートな生き物であり、一人になるとこれ程弱い者は無いのであって、とかく、権力、財力、暴力を一度手にすると、コントロール不可に陥りやすい動物である。
 そんな、危険な動物の持つ力を抑制する手段無しには、世界の平和と安全など、望んでも叶えられよう筈が無いと言う事を肝に命ずるべきである。


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Last updated  2007.08.16 10:14:27
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