名古屋市緑区の加藤厚税理士事務所　相続税　贈与税　相続対策　中京大学非常勤講師

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Jan 18, 2004

無料税務相談のご利用を！

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テーマ：ビジネス・起業に関すること。(20031)

カテゴリ：税理士の仕事

　とある方から、所得税の相談があった。内容は、医療費控除のことである。領収書は全部とってあるが、金額は合計で十数万円らしい。その方の所得から判断すると、税率は１０％なので還付金は約千円。「書き方がよくわからないので、書いてもらえないか」との依頼だったが、正直な話、少なくても税理士に依頼すると、千円以上の手数料が発生するので、この還付金のために何をやっているのかわからない。こちらとしては、依頼と受けてやりたいところだが、納税者にとっては本末転倒になるので、無料税務相談のことを説明しお薦めした。

　これは各市町村によって違いがあるかもしれないが、私が住んでいる名古屋国税局管内では、２月からところによっては３月初旬まで、各市町村役場で税理士等が相談員となり、その場で確定申告書を受け付けてくれる。

　私が所属している熱田支部、熱田税務署管内では２月１２日から前倒しで相談会をやります。基本的には各役所が会場です。初日直後は大変込み合います。来場者が大変多い場合、午前中で受付をストップしたこともあります。

　確定申告といっても、難しいものは受け付けてくれません。土地建物の売買などからくる譲渡所得は、「税務署へ行ってくれ」といわれます。また、事業所得者でも、全く帳簿をつけていない人もダメです。

　ではどんな人が、有効に活用できるか？　医療費控除、住宅ローン控除、年金受給者、２ヶ所以上から給与をもらっている人、退職した人、配当金があった人、等など・・・

　あくまで無料ですので、時間のかかりそうな事案は出来ません。そのようなケースは税務署へ直接行っていただいたほうが無難です。その時に一度電話をして、何が書類として必要か確認してください。添付種類がないと申告書を受け付けてくれません。二度手間になりますので、気をつけてください。

　いずれの無料相談に行かれる場合でも、なにがその申告に必要か確認してください。せっかく並んで相談に来ても無駄になってしまいます。あと、昨年も確定申告をされているなら、その控えも持ってきていただけると、こちらとしてもやりやすいですね。確認事項の手間も省けます。

　特に、税務署は申告期限が迫れば迫るほど大変込み合います。税理士も同様に忙しくなりますので、どこに相談するにせよ、お早めにしたほうがいいですよ。一部の税務署では、今年は２月２２日と２９日の日曜日も相談申告受付をやります。

　ちなみに、私は２月１３日（金）緑区役所、１７日（火）鳴海商工会で相談員として１日駐在しますので、簡単な確定申告の相談受付は是非おいで下さい。

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