名古屋市緑区の加藤厚税理士事務所　相続税　贈与税　相続対策　中京大学非常勤講師

< 新しい記事

新着記事一覧(全4186件)

過去の記事 >

Jul 1, 2004

１日でボーナス６０万円増だって。これも税金の無駄遣い？

(12)

テーマ：ビジネス・起業に関すること。(20031)

カテゴリ：エトセトラ

　６月１日付で役職が財政課長から収入役になっただけで、ボーナスが増額する組織ってどうよ。でもいいなー！？

　６月１日付で愛知県○府市収入役に就任したＢ氏（５２歳）に３０日、収入役として満額の１８５万円余の期末勤勉手当（ボーナス）が支払われたとのことです。なぜこれがニュースになったかというと、このＢ氏は５月末まで市財政課長だったのですが、役職ごとの給与に応じてボーナス額が算定される支給基準日が６月１日だったことが“災い”いや“幸い”しました。Ｂ氏、よっかたですね。総支給額が平均８・７％減となった一般職員からはため息も漏れているでしょうね。こんなことがあっていいのかと。

　今回のボーナスは昨年１２月２日から６月１日の勤務に対してで、“１日”のおかげでＢ収入役は、課長を続けていた場合より六十万円程度の増額になったとみられます。そんな基準の日に人事異動させるなよ、といいたくなるのですがね。

　同市によると、民間などから６月１日に就任した収入役の場合でも、満額の３０％が支払われるといいます。途切れなく勤務する内部登用者は対象外。

　「決まりだから」そう決まりごとです。規則です。「何だかちょっと、という気がする」普通だれでもそう思うでしょう。賞与の意味って何ですかってね。そのように、かつての同僚職員たちは思うのではないでしょうか。Ｂ収入役は「一日のことでこんなにもらうのは心苦しい思い。手当にふさわしい仕事をしていくしかない」と神妙な面持ちで話したそうです。

　別に、このＢ氏は悪くないです。規則どおりに従っているだけですから。しかも有利なことですから、よほどのことがない限り、辞退しないでしょう。問題はこの規約です。賞与ってやった仕事に対して、すなわち利益を会社にもたらして、初めて出せるものではないででしょうか。じゃないと会社はつぶれますよ。見合った仕事をやってもいない人に、ボーナスを支給するなんて。こんな点も、お役所と一般常識では違うのですね。そりゃあ税金の無駄遣いと言われますよね。

　私は、この税理士という立場で、一生懸命税金の徴収する仕事に携わり、汗水流した納税者の税金の申告代行しているのですが、それをこんな使われ方ばかりされると、税金を払いたくなくなります。納税者がそういう納税意識になることが一番怖いのです。

追伸

先日、某土木事務所に相続の土地の個別評価の為、必要書類をもらいに行ったら、帰りの定時近くの時間に受付のカウンターで夕刊紙を読んでいる職員がいたり（私が受付の目の前にいるのに）、ホットペッパーを読んでいる若造がいました。こんな奴等の為に税金を払っていると思うと、腹が立ちます。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう