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ずいぶん昔に読みかけて途中でやめてしまったのをぼつぼつと読み直しました仙台藩の伊達家で起こったお家騒動幕府から不行跡を咎められて藩主が逼塞させられています陰謀渦巻く中で孤軍奮闘の原田甲斐の活躍が目覚ましいのですが登場人物の名前が覚えられなくて歳のせいかも知れませんがやっぱり、とても読み辛い素晴らしい大作です
2023.09.06
彼女の一家は、50年ほど前に古い狭いアパートからこの新築の風呂付きの団地に越して来ました幸せだった長い月日が過ぎて2人の子供は成人して独立会社員だった夫が脳出血で亡くなりましたこの古びた団地は、今では老夫婦ばかりになり高層マンションに建て替えることになりましたみんなは退居していき彼女が最後のひとりになりました彼女は、訪問介護のスタッフにニューヨークに居る息子の所へ行くと言いニコニコしていますが実は、人生を終えようと思っています冷蔵庫は空になりました残りのお米はベランダでスズメ達にあげました部屋を隅々までキレイに掃除しました亡くなった筈の夫の姿が見えます彼女を迎えに来たのです遅かったわねと彼女は言いましたベランダから満開の桜が見えます夫は昔に特攻隊に志願したことを話しました2人は若くて貧しかった頃のことを思い出して懐かしみます彼女は夫に幸せだったわと言いましたさようならありがとう彼女の亡骸は、とても美しかった
2023.09.02
この夏は、毎日、毎日、厳しい暑さで外出が辛く、家に閉じ篭もる日々の連続でした動き回るほどの体力は無くじっとしていると、ただ暑く退屈ですそこで、また、『源氏物語』を読み返しました若い頃には、なんだ、こんなものかとたいして感動もなく読んだものですがいま、丁寧に読み返してみますとなるほど名作と感動が有りました作者の紫式部は、藤原鎌足の子孫だそうです読むにつれて紫の上の生き方に心を打たれます1000年の昔のことなので力のある男性は、何人もの妻が有り大きな邸宅とは言え、本妻と愛人が共に住み父親の権威のない女性は苦しい生き方でした紫の上は、10歳の頃、初めて源氏に出逢いましたがこの場面は、忘れられない強い印象が残ります肩までの豊かな髪を扇のように肩に広げおばあさまの元へ泣きながら走って登場しますがこれが、この長大な物語の女主人公の登場でした光の源氏に見染められた若紫は源氏に引き取られて好みの女性にと育てられていきます目立たぬように、静かに陰から源氏を支え長年、その美しさと賢さでこの物語のヒロインです天皇の皇女が源氏の本妻となられたのを機に頼みとする実家のない紫の上はわが身の哀しみを噛みしめるのでした自分で生活費を作り出せない女性は情けないです今は、男女が対等と言われ女性も働くのが当たり前となりましたのでこんな勝手な男は相手にされませんけれども、その分、男が軟弱になり女は、働きながら、家事と子育てと介護が有ります女性の給料は安く昇進も困難なのでまだまだ男女同権とは違うように思いますそれにしても、90年も生きるのは大変なことです
2023.09.01
頭脳に障害を持って産まれた長男イーヨとの危機的な衝撃苦しい葛藤父親としての思いが胸苦しいです
2023.08.21
映画化されているので観たいと思いましたが映画館に行く元気はなく原作を読んでみました
2023.08.14
同級で大学を卒業した3人の男たちが居ります間もなく外交官になる真っ直ぐな宗近君哲学者の甲野さん成績優秀な小野さん対する3人の女は美人の誇り高い藤尾さんやさしい家庭的な糸子さん小野さんの許婚の小夜子さん甲野さんには、根性の悪い義母がいます小野さんにはお世話ななった先生がいます小野さんは、恩師の娘の許嫁を捨てて藤尾さんと結婚しよう思っています宗近君の義母は我が娘を跡取りにと画策します宗近君は義妹に財産を譲って家内平和を保つ気持です甲野さんは、外交官試験に受かりました国の為に働こうと思っています華やかな藤尾さんとの結婚を望んでいます心の綺麗なひと恩を忘れるひと学問をするひと捻じ曲がった心の人高慢なひと漱石先生の『虞美人草』は、繰り返し読んでなるほどと思いますお話は進んでいくうちに速度が増して最後は大団円となります得難い傑作だと思います
2023.08.10
評判の美しいお宮と寛一は幼い頃からの許嫁でしたが3大粒のダイヤの指輪を光らかす冨山銀行の息子の懇望に、みやの父の心が動きましたみやの父は、寛一に、学校を卒業したら洋行をして博士になれと言いますみなし子の彼を育てた、みやの父へ逆らえない寛一は、みやの心だけが頼みの綱『妻を売りて博士になるや』寛一は苦悶します
2023.08.08
原作 アガサ・クリスティ戦時中、ドイツとの停戦交渉を明日に控えてイギリスの首相が誘拐されました彼なくしての停戦交渉ではイギリスにとって非常に不利な結果になるでしょう敵にとっては、それが、誘拐の目的と思われますスコットランド、ヤードとフランス警察が必死の捜索をしていますがそこで、名探偵エルキュール・ポアロのかの有名な灰色の脳細胞の出番です
2023.08.06
原作 アーサー・コナン・ドイル富豪のサー・チャールズ・バスカヴィルが散歩に出たまま亡くなりました顔は恐怖に歪んでおり周りには巨大なハウンドの足跡が残っていました死因は不明であり遺産は莫大ですそこで、探偵のシャーロック・ホームズとドクター・ワトソンので出番となりましたとても長く込み入ったお話で集中しないと内容を把握することが難しいので一気には行かず、休み休み辿りました
2023.07.28
10代将軍、徳川家治の老中としての地位を利用して、ほしいままに権勢を振るった悪人のように思われて怨嗟の声が多い田沼意次の実際は、質素な生活と、懸命な改革が有ったそのようなことが描かれています親友の2人の武士がどのように生き、どのように愛したか動乱の時代の生き様が、いたわしいです
2023.07.26
暑くて外出もママならないこの頃ですからまた『指輪物語』を読み返しています身長が、2フィートばかりの小さい人達を『ホビット』と言いますが穏やかな、この小さな人達は、ずっと長くホビット庄に住んでいます政府などは無く、公共のものは郵便と警察だけですが、警察は殆ど無用ですある日、この平和なホビット庄のビルボの家に偉大な魔法使いのガンダルフが13人のドワーフを伴ってやって来ましたそして、宝探しの旅に出たのでしたこの仲間たちのひとりのビルボが旅の途中で、ひとつの指輪を見つけましたこの指輪には、不思議な力が有るのでした9冊の長いお話です暇なので、読み返しています
2023.07.07
ある武家の話許嫁が有るのに、一向に結婚しようとはせず浮いた噂もない息子を案じて母は、息子に綺麗な侍女をと考えましたきれいな女が身近に仕えれば女なんてみんな同じだと言う堅物の息子も女に興味を持つだろうと思案したのですいよいよ侍女がやって来ました彼女は17歳、なにかと細かいことに気を遣います彼はふと気が付きました彼女の体つきの柔らかな曲線肌の白さ、声のやさしさそして、ある日彼は侍女の器量の美しさに胸がトキメキましたところがある日侍女が泣いていますどうしたのかと問い詰めると気に染まない縁談が有り断れないと言いますさて、どんな展開になるでしょうかとても楽しいです
2023.07.05
生きているような可愛い赤ちゃんのロボットを借りて育てています本物の人間ではありませんが子育ての疑似体験です期間を決めて契約してレンタルをしますパールと名前をつけて子育ての練習ですミルクを飲みますオムツを汚します笑つたり泣いたりします少しずつ育っていきます生きているかのような人形です少しの未来には、有りそうな話です
2023.06.30
ある藩で120年ほど前から罪人を流人として普通の人が来ないような山奥に住まわせていました外界との接触を絶たれた流人達は支給される雑穀と干した魚を食べ流人同士で夫婦になり、こどもを産みました近親結婚の繰り返しの為痴呆や盲目が多く産まれました読み書きは勿論、礼儀作法も習わず食欲と性欲ばかりの動物のような暮ら続けていましたこの状態をなんとかしようとひとりの武士が、読み書き、音楽、耕作などを教えようと試みますが何代もの先祖が動物のように生きた結果この者達には、人間らしさが有りません私の身近にも、少し前まで、被差別部落が有ったことを恐ろしく思い出します人間は環境によって大きく変わるのを痛切に思います
2023.06.16
ダンテ『神曲』地獄篇第1行人生の道の半ばで 正道を踏み外した私が 目を覚ました時は暗い森の中に居たその苛烈で荒涼とした峻厳な森が いかなるものであったか口にするも辛い 思い返しただけでもぞっとするその苦しさにもう死なんばかりであった しかしそこでめぐり合った幸せを語るためには そこで目撃したニ、三の事をまず話そうと思うこれは神曲の最初の場面ですが日本の地獄のイメージとは大分違います
2023.06.15
13世紀、フィレンツェにペストが流行り人々は、なす術もなく次々と死んでいきます7人の貴婦人と3人の紳士が死が支配するフィレンツェを避けて安全な田園地帯に集まり優雅に暮らします毎日、1人が、ひとつずつ話をして過ごします
2023.06.12
久しぶりに勉強をしたい気持になりずっと欲しかった大作『神曲』を手に出来ました毎日少しずつ読んでいこうと思います平川先生の講義なので分かりやすいと思いとても楽しみにしています
2023.06.09
面白過ぎて、息つく暇もなく誠の武士の心行きとそれを知る明君の殿様心洗われる作品に出会いました
2023.06.04
37歳の若さで自害してしまったそうです『歯車』は、死を覚悟した遺作でしょうか痛々しく辛く読みました体の不具合心の不調生活苦お母さんが精神を病まれていたそうで常に、もしや、自分もとの思いが有ったのでしょう漱石に絶賛され『芥川賞』の元となられた稀有な才能が有りながら辛い人生に見切りをつけてしまわれました楽しくはなく辛いですがまた、読まないではいられません頭が空っぽで、なにも考えない自分が楽に思えます
2023.05.28
国太郎の妻チノは或る日倒れて体が動かなくなった国太郎は、仕事を息子に譲ってチノの看病に専念したが妻の体は益々容体が悪くなり体は全く動かず言葉も出なくなった医者は、頭の血管が破れたと言った国太郎は車椅子を誂えた妻は達者だった頃西応寺の桜が好きで国太郎の低くよく響く声も大好きと言っていた国太郎は妻を喜ばせようと車椅子を押して花見に連れて行きます老年の夫婦の睦じい姿が描かれて胸打たれます
2023.05.24
私の読書の原点とも言える『オデッセイア』懐かしかったので、また読み返していますせっかく買っても一度読んだら廃品に出すような本ではなく時が経ち、また、読んでみたくなるこのようなものが本当の文学かなと思います
2023.03.21
ある時、ひとりの天使が、神さまに言いつかりました地上に行って、あの男の魂を取って来い言いつかった天使は、下界に降りて行きましたがその男を哀れに思い魂を取って帰れませんでした神さまは、言いつけに背いた天使を罰して羽を奪い天使を裸にして地上に降ろしました天使は裸のまま教会の前で寒さに震えていましたそこへ、貧しい男が通りかかって我が身も、たった一枚しかない上着を脱いで男に着せかけて、貧しいわが家に連れ帰りました罰として神さまに羽を奪われた天使はその貧しい男の家族と共に6年の月日を暮らしましたそうして、ひとはなんで生きるかを知りました『人は愛によって生きる、何故ならば神は愛だから』心に沁みるトルストイの名著です
2023.02.11
睦まじくも、ひっそりと暮らすふたり共に忘れ得ぬ過去を背負っています激しく燃えた日々は過ぎて安らかで貧しいとも言えるほど穏やかなふたりにある日突然、痛い過去が近づいて来ます同じ作者の『それから』に描かれなかったふたりの未来のように感じられますお互いをなくてはならない存在と感じ世の中の常識に逆らった2人が、もし存命ならこんなふうにひっそりと睦まじくあったのではと思い『それから』と言う題名の深さを感じます激しく熱く燃えた恋も満たされて月日を過ぎると穏やかに普通の生活になるそんなものなのだと思う
2023.01.30
ファラオン丸の若き船長エドモン..ダンテスは仕事を終えて、父と婚約者のメルセデスのもとへ胸を躍らせて帰って来ましたエドモンの幸せを激しく妬む腹黒い男たちフェルナンとダングラールは卑劣な悪だくみを仕組んでいます繰り返し読んでも、やっぱりワクワクします腹が立ちます、心配しますアレクサンドル.デュマの名作です入院中の退屈な時間が華やぎます
2023.01.28
ツルゲーネフは、この作品によって農奴も人間であることを訴えてアレクサンドル2世の心を打ちましたそして、アレクサンドリル2世は農奴解放を決意したと伝えられています当時のロシアでは農奴は、毎日の辛い作業の為背は低く、背中が曲がって、自作の小屋に住み動物のような扱いを受けていたものも居ました貴族は広大な領地を持って居り農奴は日本の昔の小作農にも似て貧しく人間扱いされず、その日その日を暮らしていました農民の人権の無さに驚きますロシアには、今も仄暗く恐ろしいものを感じます夜も昼も、救急車のサイレンの音が響き廊下を通っていると、呻き声が聞こえて来てあぁ〜 自分にも近くこの日が来るのかしらと寒々とします
2023.01.24
4人のこどもを残して妻に先立たれた男が3人の息子と娘との4人を育てながらの生活が静かに穏やかに愛に満ちて描かれています都会に暮らしながらも故郷の自然を懐かしみ大人になった長男を故郷の農業へと導きますほのぼのと家庭の温かさに心打たれます
2023.01.16
終戦後15年の頃主人公は小学生でしたが頑張っている傷痍軍人の父と母と祖父母との暮らしの中転校生と友達になりましたその子は、父は銀行員で芝生の有る家に住んでいると言いますが、本当は、父は酒飲みでパチンコ狂い母は建築現場で働いています戦争さえ無かったら、こんな痛ましいことは無かったと思わずにはいられません戦場を経験し、精神も生活も粉砕されてしまった男日本は復興したように見えていた時代ですが人々は、長く戦争の後遺症に苦しんでいたのです50年の歳月を経て色々な真実が明かされます『資本主義的階級主義』この言葉は今も生きていると思います最近、いちばん感動した一冊です
2023.01.15
美しいプリンスエドワード島に住むマシューとマリラは独身の中年の兄妹ですやさしく気の良い兄と、痩せて頑固な妹は今日、孤児院から男のをひとり迎えることにしました育てながら仕事を教えていくつもりなのですこのことを知った友達のリンド夫人は仰天しました馬車で駅に迎えに行ったマシューは困惑しました男の子を貰うつもりだったのに、駅で待っていたのは赤毛の小さな女の子でしたマシューは、可哀想で送り返すことが出来ずに連れて帰りましたが、妹のマリラは怒りました明日、送り返しましょうと言っています喜び勇んでやって来た赤毛のアンは訳を知り女の子は要らないんだと嘆きます懐かしい本です若い頃、次々に翻訳されるのを楽しんで待ちましたあんまり何度も読んだので、アンは殆ど私の友達です幾つになっても大事な友達です
2023.01.09
漱石先生は頭が良すぎて悩みが多く神経を病まれ胃潰瘍を患われたそうで坐禅も組まれたと言われていますが山寺に籠って坐禅を組み父母未生以来という考案に苦しまれた経験が主人公によって詳しく語られています『門」は、明治の頃のお話で普通の勤め人の家庭の様子ですが雨が降ると屋根が漏るし靴の穴から水が入って冷たいが、靴は一足しかない寒くなっても、コートを新調するのは大事で月賦で買おうかなどと話し合っています私も新入社員の頃、中古のコートを着ていました思えば、貧しかったなぁ〜と思います勿論、今も生活に困窮する方達は居ますが明治時代に比べれば、社会保障が発達しています生活レベルは便利になっていますし働けば何とか生活出来ます相変わらず大好きな漱石先生の作品をぼつぼつ読み返しています
2023.01.08
放送大学の高橋和夫先生の著作です長い長い放浪の末にユダヤ人はどのようにしてイスラエルの国を作ったか何故、パレスチナ難民が出来たかユダヤ人は国がなかったので農業は出来ませんそこで頭脳を使う仕事をしました弁護士、医師、金貸し高利貸しは卑しまれましたが必要でしたそうしてユダヤ人はお金を貯めて少しずつパレスチナの土地を買いましたそうしてイスラエルの国を作ったとき土地を売ってしまったパレスチナ人は追い出されパレスチナ難民となりました分かりやすく書かれています
2022.12.14
山道に迷って河童の世界に迷い込んでしまった男の物語です河童は実在する身長は1mほどで、手足に水掻きがあり頭には楕円形の皿があり体の色は保護色で、環境につれて変化します服は着ていませんが、お腹に袋があります人間が腰の周りを隠しているのを可笑しがりますお産をするときには、父親になる河童が母親になる河童のお腹に口をつけてお前は生まれて来たいか、生まれてきたくないかよく考えた返事をせよとお腹の赤ん坊に尋ねます生まれたくありませんと返事をすると産まれません河童の子供は生まれてすぐに歩き喋ります心霊河童が存在して全ての事柄に答えます作者は、よくこんなことを想像したものと笑えました
2022.11.30
また、愛読書の『それから』に溺れています何度読んでも、しばらくすると、また取り出して我ながら、よく飽きもせずと思いますがやっぱり、大好き、漱石先生
2022.11.24
繰り返し、何度読んでも、また読みたくなります愛読書ですノーベル賞受賞のコンラート・ローレンツ博士の渾身の1冊の『ソロモンの指輪』やっと、気持も生活も落ち着いて来たのでまた本が読めるようになりました嬉しいです
2022.11.11
難しいですが、ボツボツこの本を読んでいると昔の人は偉かったなと思います統一教会は、税制優遇されているらしいですまぁ〜〜〜まぁ内閣総理大臣さま下を見て紙を読まないで前を向いて、ご自分の言葉で話されては如何でしょう
2022.10.25
再び「アナトリアの風』を読んでいます45年間も、地道に、この場所で発掘を続けられている大村幸弘先生のお話は感動の連続です発掘作業は隊員だけでは、到底出来ないので近くの村の若者たちに働いた貰っておられますが此処トルコには徴兵制度がありますのである時、突然、役に立つ若者が兵役に取られます先生とっては、大きな痛手ですが、仕方がありませんそして、義務を終え、逞しくなった若者が無事に再び発掘現場に戻ってきます大村先生は多分涙を零されるのでしょう感動せずには居られません戦争は悲しいことで無くなってほしいですが国を守るためには軍は必要で若者は入隊し義務として戦いますわが国には、軍隊も徴兵制も無いのは有難いことですが不安でもありますわが国はが抱える大きな矛盾です
2022.10.13
お家騒動に巻き込まれて隠れ家に蟄居する若殿とその屋敷に忍び込んだ泥棒の心暖まるお話です身分を超えて友情を育んだふたりですが別れはやって来ます山本周五郎さんの作品には何時も感動します何度も読み返してみたくなります
2022.10.10
傑出した科学者のアインシュタインですが、子供の頃は、人と交わるのが苦手だったそうです父親から羅針盤のことを教わったのがきっかけで科学に興味を持つようになったと言われています人並優れた頭脳の持ち主では有りましたがユダヤ人であることで迫害を受けました今尚、ユダヤ人で有ることは楽ではなさそうですが大好きな映画スターの中にも、ユダヤの方は多いですウディ・アレンアヌーク・エーメシェリー・ウインターストニー、カーテイスダニー・ケイジェニファー・コネリースーザン・ストラスバーグカーク・ダグラスマイケル・ダグラスボール・ニューマンローレンス・ハーヴエーローレン・バコールレスリー、ハワードエディ・フィッシャーピーター・フォークキャロル・ベーカーナタリー・ボートマンダスティン・ホフマンマリリン・モンローウイノナ・ライダーエドワード・G・ロビンソン思い付くだけでも、こんなに多いです世界には、ユダヤ人だけではなく、ジプシー他にもいわれない蔑視を受けている人々が有ります辛いことです
2022.09.25
うろ覚えですが、今の私の身に染みる物語りですのでちょっと書いてみます小さい家に、お婆さんが、ひとりで住んでいたおばあさんは、耳も遠いし、目も霞んで不自由だったけれど何かいつも楽しそうだった涼しいところで居眠りをするのが好きだった家中開けっぱなしなので、白い蝶々がおばあさんの鼻先にまで飛んできた手入れの行き届かない庭には雑草の中に小さな朝顔が咲いていたりエゾギクの紫がふわふわ風に揺れていたおばあさんは、庭に7輪を置いて土鍋をかけたひと掬いの米に水を入れて、粥を炊いた粥が炊けると、涼しい紅葉の根元に蓋を開けて置いて粥を冷ました『おばあさん、いるの、甘いもの持って来てあげたの』巡査の若いおかみさんが、おはぎをふたつ持って来てくれたおばあさんは、すぐおはぎをを食べた美味しくて美味しくて仕方がなかった
2022.08.12
暑いので、エアコンに頼り過ぎて多発筋痛症が痛みます若くて元気だった頃を思い出してみようかとこんなものを読んでみましたそこそこの資産もあり、人柄も良いのですが結婚運に恵まれないミス・マーサは40歳そこに、ひとりの好ましい男性が現れました彼は、いつも、安い、古いパンを買いますだんだんと痩せ細って来たように思えますあるとき、マーサは、注文の古いパンにそっとバターを忍ばせましたところが・・・そんなお話です
2022.08.04
飲み水が有り、狩猟の為の森が有る農作の為の肥えた土も有るこのような条件の揃った場所では人々は、望んでも、長く済み続ける事が不可能だったそれは何故か?そのことを解き明かしたのは遺跡の発掘でした恵まれた条件の土地だからこそ他民族の侵略を受け、焼き討ちにされましたそこへ侵略をした民族が新しい国を作りますがまた、その国も異民族の侵略に遭い滅びます良い土地だからこそ、略奪に遭い安住の地となれず滅ぼされた遺跡が幾重にも積み重なり丘になっています著者の長い弛まない努力の賜物の一冊です現代の世界も同じ事だと恐ろしく思います
2022.07.12
候補に上がっていると聞き楽しみ待っていましたら今村翔吾さんが『斎王の盾』で直木賞を受賞されました実はこの方は、ご近所の箕面市で本屋さんをされています最近どんどん書店が無くなっていく中で頑張っている本屋さんだなぁと思っていましたこの本屋さんはご自分が始められたのではなく閉店の危機に有ったのを引き継がれた本への思いでなされたことと伺いました幼い頃から本好きでたくさんの本を読まれたそうですそのことが直木賞と無縁ではないと思いますこの頃人々が、本を読まなくなり私も、とても残念に思っているのでとても嬉しいですおめでとうございます益々のご活躍を期待しています
2022.02.10
く戦闘の場面はひとつも有りませんが終始、戦争のもたらす惨たらしさが書かれています丁寧な取材で確認された事実を読むのは辛いです南の島での戦いでは圧倒的なアメリカ軍に対してあまりにも無力な日本兵達の様子が検証されています銃弾で殺された兵たちも餓死した多くの兵たちも本土を守る盾となって、屍を野に晒した多く若者たち戦いに巻き込まれて亡くなった島民たちも多数決して、2度と再び、戦争をしてはならないと願うばかりです
2022.01.08
ペーター・ウォールレーベン著 スウェーデンのダーナラ地方の1番の老木は年代測定法で9.550歳と判定されました 気候変動に耐えて一万年近くも繰り返し芽を生やし生き延びているのは、根の働きだと言われています 樹木は根によって物質を吸収して輸送したり光合成で枝や葉を育てるだけではなく 出来た産物をパートナーの菌類に渡したり、周りの樹に危険を知らせる警報を送ったりしている 根は弱った仲間に水分や養分も送って助け合う 切り倒された大木の切り株が、光合成が出来ないのに死なずに、切り株から新しい芽を出して数百年も生きている事があるのは、光合成が出来る仲間が根を使って養分を送り仲間を助けているからと考えられている では、樹には脳が有るのだろうか、多分根に有ると考えられている 樹には友情があり、社会福祉があり、愛の営みがある とっても不思議ながら、納得出来る事柄が 科学的に説明されています 生き物には多様な生き方が有り、人間はほんの一部に過ぎないのを思い知ります
2021.11.20
『動物たちの内なる生活』ペーター・ヴォルレーベン著読み終えました動物たちは、感情があり、社会生活をし夢を見ることは知られていますが動物たちも、走るのが遅くなり、目は遠くが見えなくなり、聴力も衰えて、老化していき認知症もあるそうです人間と動物は基本的には似ていることが多いですが、動物は自分の死期を悟ると仲間達から離れて、ひとり静かに生を終えていくことも有るそうです ぼつぼつと楽しんで読んだこの本の中には沢山の感動が有りました
2021.11.17
私たち人間は、地球上の生き物の中で 特別に優秀だと思い上がってはいないでしょうか 人間以外の動物たちにも、愛があり、共感があり、共同生活の社会もあり、嘘もつく 浮気もする 今日はこの辺りまで楽しく読みました ゴキブリが人間より長く生き延びていることを思うと、人間より生きる知恵が有るのかも知れません 続きを楽しみにぼつぼつ読みます
2021.11.09
昭和45年初版 最近の物忘れがひどいので 少しずつ読み返してみることにしました 著者の紫式部は正式な名前が分からず 生年月日も亡くなった日も不明 だいたい1000年ほど前のひとと言われます 若い日に一応全部読んだ筈なのですが いま、改めて読み返そうとすると大変です でも、ゆっくりと読んで味わっていますと 歳をとった分、若かった頃とは違って 言葉の深さを感じるように思います 読み通せたら良いですが・・・
2021.10.03
毎日、少しずつ、読んでいます 楽しいです 孫に貰いました
2021.05.16
ほのぼのと、気楽に読めました 出かけられない今ですから一層 旅に憧れます
2021.05.15
やっと 100問目を終了しました やれやれと思う一方で、寂しい気もします といっても、もう一段階難しいのに挑戦は 今のところごめん被ります
2021.04.22
死は前より来らず かねて後ろに迫れり 人皆死あることを知りて 待つことも急ならざるに 覚えずして来る 沖の干潟遥かなれども 磯より潮の満つるが如し 兼好法師
2021.01.21
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