東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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10月1日朝の日記 象さん123さん

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2007.06.29
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「恐るべき罪性」

                         創世記19章12~38節

 ロトの生涯から、聖霊によってきよめられない限り信仰者の心の
「うちに住む罪(これを罪性という)」(ローマ7章20節)につい
て学んでみましょう。

一、罪性――その恐るべき結末

 ロトという人は、アブラハムとは対照的に肉的な人間の代表であ
り、信仰者の心の「うちに住む罪」(ローマ7章20節)の化身であ
るということができます。この19章でロトに関する記事は終わっ
ていますが、この最後の出来事の中に、罪性を持った人間の恐るべ
き結末が極めて明瞭に記されています。

 まずロトは、真剣に神の言葉を語っても、婿たちには冗談のよう
にしか思われないほど証しの力も感化力もない無力で結実のない人
でした(14節)。

 次にロトは、ソドムに代表される滅ぼされる世と妥協していたた
めに、いままで神の恵みによって与えられていた土地や財産、また
名誉や地位、そして妻まで失ってしまいました(25、26節)。

 最後にロトは、不本意だったでしょうが、もともとは彼の蒔いた
種である娘たちの不品行によって、モアブ人とアモン人という呪わ
るべき悪人の先祖になってしまいました(31~38節)。

 このように信仰者は、罪性を持っているなら、結実がないだけで
なく、その人の持っているものまで取り上げられ、ついには自分の
蒔いた種によって悪者になってしまうのです。

二、罪性――その恐るべき表れ

 私たちは、このように肉的な人間の恐るべき結末を見るなら、そ
の人のそれまでの毎日の生活は、非常に悪い行いで満ちているので
はないかと思いやすいことですが、必ずしもそうではありません。

 ペテロは、ロトについて「この義人は、彼らの間に住んでいまし
たが、不法な行いを見聞きして、日々その正しい心を痛めていたか
らです」(第二ペテロ2章8節)と記しています。ここから次のよ
うな3つのことが考えられるのではないでしょうか。

 1.ロトがソドムに住んだのは、罪人を救うためという彼なりに
純粋な動機でしたのではないかということです。
 2.ロト自身は決して積極的に悪を行わない正しい人であったと
いうことです。
 3.その結果、ロトはソドムにおいて成功を収め、高い地位に着
くほど出世したということです(1節)。

 このように信仰者は、心の中に恐るべき罪性を持っていても、ロ
トのように神のため、また人々の救いのためという純粋な動機で物
事を行い、真面目な人間になり、世の中において成功を収めること
は、いくらでも可能なのです。しかしここに心の中に罪性があって
も、なかなか気が付かない恐ろしさがあるのです。

三、罪性――その恐るべき正体

 ロトは、3回もアブラハムといっしょに出かけたと記されていま
す(12章4節、13章1、4節)。このようなことから彼は、目
に見えない神や神の言葉に頼っていたのではなく、目に見える人に
頼っていたことが分かります。

 またロトは、アブラハムと別れる時、祈りもせず、また神の導き
も求めないで、ただ目に見える良い所や得になる物を選んでいます
(13章10節)。

 そして彼は、ソドムの町が滅ぼされようとする時でさえ、この世
の目に見えるものが惜しくて、それに執着しています(16、17節)。

 目に見えない神を信じながら、神だけに頼ることができず、目に
見える人や物に頼り、また目に見える良いものや得なものを選び、
そしてそれらの目に見えるものに執着する性質こそ恐るべき罪性で
あり、聖霊によってきよめられなければならないものなのです。





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Last updated  2007.06.29 23:46:58
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