東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2008.05.31
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「神の苦難と人の苦難」
                   甲斐慎一郎
                   ペテロの手紙、第一、2章18~25節

 「罪を犯したために打ちたたかれて、それを耐え忍んだからとい
って、何の誉れになるでしょう。けれども、善を行っていて苦しみ
を受け、それを耐え忍ぶとしたら。それは神に喜ばれることです」
(20節)。

 「キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に従
うようにと、あなたがたに模範を残されました」(21節)。

 この前半の20節には「人の苦難」について、後半の21節には「神
の苦難」について記されています。そこで神の苦難と人の苦難の違
いについて学んでみましょう。

一、五種類の苦難

 聖書は、苦難について次のような五つの説を述べています。

 1.刑罰説――「だれが罪がないのに滅びた者があるか。……不
幸を耕し、害毒を蒔く者が、それを刈り取るのだ」(ヨブ4章7、
8節)。
 苦難についての最も初歩の説明は、罪に対する刑罰として来る苦
難です。

 2.教育説(訓練説)――「悩みのなわに捕らえられると、その
時、神は、彼らのしたことを彼らに告げ、……神は彼らの耳を開い
て戒め」(ヨブ36章9、10節)。
 これは、前者より少し高尚で、私たちを教え諭し、教育するため
に来る苦難てす。

 3.試験説――「神はアブラハムを試練に会わせられた」。「今、
わたしは、あなたが神を恐れることがよくわかった」(創世記22
章1、12節)。
 これは、もう少し高尚で、私たちの実質や実力を試し、試験する
ために来る苦難です。

 4.代償説――「しかし、彼は、私たちの罪のために刺し通され、
私たちの咎のために砕かれた」(イザヤ53章5節)。
 これは、さらに高尚で、自らに全く罪がないにもかかわらず、他
の人の罪を身代わりに負い、代償として来る苦難です。

 5.栄光説――「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもあり
ません。神のわざがこの人に現れるためです」(ヨハネ9章3節)。
 これは、最も高尚なもので、神の栄光が現れるために来る苦難で
す。

二、人の苦難

 この五つの苦難は、私たちが信仰に成長していくための五つの段
階であるということができます。まず罪に対する刑罰として苦難を
受け、次に未熟なところを教育されるために苦難を受け、第三に私
たちの実質や実力を試されるために苦難を受け、第四に自らには罪
がなくても、ほかの人の罪を身代わりに負う苦難を受け、最終的に
は、神の栄光が現れるために苦難を受けるのです。

 ヨブの苦難は、個人的には彼の醜い自我と神の偉大さを教えるた
めに起きた「教育説」ですが、摂理的には聖書を通して全世界の人
人に神のわざを知らせるために起きた「栄光説」です。ヨブ記の主
題は、「完全な人の完成」です。苦難に会う前のヨブは、「潔白で
正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっていた」完全な人でした(1章
1節)。しかし彼は、この苦難を乗り越えることによって、きよめ
られ、完成したのです(42章1~6節)。

三、神の苦難

 これに対して神が受ける苦難は、代償としての苦しみです。この
神の苦難には、次のような三段階があります。

 ◇第一段階は「主は……心を痛められた」とあるように(創世記
6章6節)、人の罪を痛む苦しみです。

 ◇第二段階は「わたしのはらわたは、彼のためにわななき」とあ
るように(エレミヤ31章20節)、罪を罰せずにはおかない神の正
義の怒りと、罪人を愛してやまない神の愛の炎とが激しく戦う苦し
みです。

 ◇第三段階は「十字架の上で、私たちの罪をその身に負われまし
た」とあるように(24節)、人の罪を負う苦しみです。

 神は、私たちの罪をその身に負うことによって、「私たちが罪を
離れ、義のために生きる」者にしてくださるのです(24節)。





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Last updated  2008.06.01 00:24:23 コメントを書く


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