東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2008.09.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「生まれつきの盲人(2)」

                       ヨハネの福音書、9章1~41節

 この「生まれつきの盲人」の目が開かれた出来事について、第二
回目は、パリサイ人の姿に焦点を合わせてみましょう。

一、第一段階――事実を確認しました

 近所の人たちやほかの人たちは、前に盲人であったその人を、パ
リサイ人たちのところに連れて行きました(13節)。パリサイ人は、
この人に「どのようにして見えるようになったかを尋ね」ました
(15節)。彼は、肉体の眼が開かれたという事実をはっきりと証言
しました(15節)。

 しかし彼らは、目が見えるようになったこの人について、彼が盲
人であったが見えるようになったということを信ぜず、両親を呼び
出して尋ねました(18、19節)。その結果、両親も彼の肉体の眼が
開かれたという事実を証言しました(20、21節)。

 このようにして本人はもちろんのこと、近所の人たちやほかの人
たち、そして両親という「証人の口によって、すべての事実が確認
され」たのです(マタイ18章16節)。

二、第二段階――肉体の眼を閉じました

 このように、すべての事実が確認されたにもかかわらず、パリサ
イ人は、盲人であった人をもう一度呼び出して、「真実を言いなさ
い。私たちはあの人が罪人であることを知っているのだ」と言いま
した(24節、欄外注別訳)。

 この言葉は、盲人であった人に偽りの証言をさせようとする狡猾
な誘導尋問でした。彼らは、事実が確認された以上、もう尋ねる必
要はありません。しかしそれにもかかわらず彼らが尋ねたのは、事
実を事実として認めず、その事実に対して目をつぶったことを教え
ています。すなわち彼らは、外側の事実に対して肉体の眼を閉じた
のです。

三、第三段階――心の眼を閉じました

 この盲人であった人は、このような誘導尋問にひっかかることな
く、肉体の眼が開かれたという事実を証言しました(25、30節)。

 またこの人は、「盲人に生まれついた者の目をあけた者があるな
どとは、昔から聞いたこともありません。もしあの方が神から出て
おられるのでなかったら、何もできないはずです」と言って、外側
の事実の奥にある内側の真理をパリサイ人たちに語りました(32、
33節)。

 これを聞いたパリサイ人たちは、「おまえは全く罪の中に生まれ
ていながら、私たちを教えるのか」と言って、彼を外に追い出しま
した(34節)。このようにして彼らは、この盲人であった人から、
外側の事実の奥にある内側の真理を教えられたにもかかわらず、そ
の内側の真理に目をつぶったことにより、心の眼を閉じたのです。

四、第四段階――霊の眼を閉じました

 なぜパリサイ人は、この盲人であった人の言うことに耳を傾けず、
彼を外に追い出したのでしょうか。それは、「自分をユダヤ人とと
なえ、律法を持つことに安んじ、神を誇り、みこころを知り、なす
べきことが何であるかを律法に教えられてわきまえ、……盲人の案
内人、やみの中にいる者の光、愚かな者の導き手、幼子の教師だと
自任してい」たからです(ローマ2章17~20節)。

 パリサイ人は、このように自任していたことで、「私たちは目が
見える」と言っていました(41節)。しかし彼らは、神を誇り、み
こころを知っていると言い張ることによって神を見失ってしまい、
外側の事実に対して肉体の眼を閉じ、また内側の真理に対して心の
眼を閉じただけでなく、神ご自身を見るという霊の眼も閉じたので
す。

拙著「キリストの生涯の学び」105「生まれつきの盲人(2)」より転載





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Last updated  2008.09.13 22:22:20
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