東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2009.05.15
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「真の教会の一致」

                コリント人への手紙、第一、12章12~31節

 「これからだのうちに争いなく、肢々(えだえだ)一致して互い
に相顧みんためなり」(25節、文語訳)。

 真に一致するためには、いったいどうすればよいのでしょうか。
親子、夫婦、家庭の一致、そして教会内、教会同志の一致など、す
べてに共通する一致の秘訣について学んでみましょう。

一、一致の条件

 使徒パウロは、「主と交われば、一つ霊となるのです」と記して
います(第一コリント6章17節)。

 一致とは、分裂がなく、一つになることです。しかし一致するた
めには、不可欠な条件があります。それは、交わりであると聖書は
教えています。

 このことは、自明の理ですが、私たちは、すぐにこのことを忘れ
て、次のような誤りに陥りやすいのです。それは、綿密な組織や機
関、また密接な関係や間柄があったり、それらをつくったりするな
ら、自然に交わりはできていると思い込んでしまうことです。

 組織や機関も必要であり大切です。しかし、どんなに綿密な組織
も、どんなに密接な関係も、それはあくまでも外側のものであって、
内的な交わりとは全く別個なものであることを忘れてはなりません。
真の交わりなしに、真の一致はないのです。

二、交わりの条件

 パウロは、「からだはただ一つの器官ではなく、多くの器官から
成っています」と記しています(14節)。

 聖書が教えている交わりは、その原語「コイノニア」の意味の通
りに「共有する」「共通の場を持つ」ことです。これを私たちに当
てはめて、分かりやすく言うなら、不完全で間違いを犯しやすい人
間同志が「神と聖書が教えている真理」という共通の場に両者とも
に歩み寄ることです。ですから真の交わりのための不可欠な条件は、
次のような二つです。

 1.両者ともに歩み寄る。

 片方は、全く歩み寄らず、もう片方だけ歩み寄るのは、真の交わ
りではありません。私たちは、相手に歩み寄るためには、次の二つ
のことを認めなければなりません。

 (1)人間は、神ではありませんから、年齢、性別、身分の上下を
問わず、またどんなに知識と経験があっても、不完全で間違いを犯
しやすい者であることを認めることです。

 しかし知識と経験を誇って、このことを認めないなら、自分は歩
み寄らず、相手にだけ歩み寄らせるために、真の交わりは損なわれ
てしまいます。

 (2)相手の人格を認め、相手との違いを認めることです。

 相手の人格を認めるとは、相手の知識(言い分)を聞き、相手の
感情(気持ち)を考え、相手の意志(承諾、選択)を尊ぶことです。
ですから相手の言い分(知識)を聞かずに口を封じ、相手の気持ち
(感情)を考えずに踏みにじり、相手の承諾(意志)も得ないで強
引に従わせることは、相手の人格を認めない行為です。このような
人は、相手との違いを認めず、結局、自分に同化させようとするの
で、両者の歩み寄りはなく、従って真の交わりはないのです。

 私たちが上の者の正しい忠告、また下の者の正しい批判に耳を傾
けず、聞こうとしないことは、人間が不完全で間違いを犯しやすい
ことを認めず、しかも相手の口を封じることであり、真の交わりを
損なうものです。

 2.共通の場に歩み寄る。

 両者が互いに歩み寄ると言っても、両者とは別個の共通の場を離
れて、ただ両者が歩み寄ればよいのではありません。「神と聖書が
教えている真理」という共通の場に両者が歩み寄ってこそ、真の交
わりになるのです。

 この真の交わりがある時、その共通の場において、互いに補い合
い、助け合う真の協力が可能になります(21節)。協力は、真の交
わりなしにはあり得ず、この真の交わりに基づいた真の協力こそ、
真の一致なのです。





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Last updated  2009.05.15 08:33:03
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