東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2009.06.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「羊と山羊」
                      甲斐慎一郎 
                      マタイの福音書、25章31~46節

 このたとえ話の中の「あなたがたが、これらのわたしの兄弟たち、
しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです」
という言葉は(40節)、レオ・トルストイの「愛ある所に神あり」、
またヘンリ・ヴァン・ダイクの「もう一人の博士」に引用され、こ
れらの物語のテーマになっています。

 しかしこの「羊と山羊のたとえ」は世の終わりに「すべての国々
の民が、その御前に集められ」て、さばきを受けるという「諸国民
の審判」を教えているのです(32節)。

一、諸国民の審判の時期について

 聖書は、さばかれる人々と審判の時期の違いによって、次のよう
な三つの審判があることを教えています(エーリヒ・ザウアー)。

1.「キリストのさばきの座」(第二コリント5章10節)
 これは、キリストの空中再臨と地上再臨の間において、あらゆる
時代のすべてのキリスト者がさばかれる審判です。

2.「諸国民の審判」(31~46節)
 これは、キリストの地上再臨の後、千年王国の始まる時に、患難
時代に生き残ったすべての国々の民がさばかれる審判です。

3.「大きな白い御座」(黙示録20章11~15節)
 これは、最後の審判と呼ばれ、千年王国が終わり、新天新地にな
る前に、前者の二つのさばきを受けなかったあらゆる時代のすべて
の死者がさばかれる審判です。

二、諸国民の審判の解釈について

 このたとえ話の中の言葉は、それぞれ次のようなことを表してい
ます。

◇人の子――キリスト。
◇すべての国々の民――7年間の患難時代に生き残った人たち。
◇わたしの兄弟たち――イスラエル、またはキリスト者。
◇羊――キリストの兄弟たちに愛の奉仕をした父に祝福された人た
 ち。
◇山羊――キリストの兄弟たちに愛の奉仕をしなかったのろわれた
 者ども。


 このように諸国民の審判を正しく解釈するならば、次のようにな
ります。

1.審判の時期は、キリストの地上再臨の後
2.審判の対象は、患難時代に生き残った人
3.審判の基準は、キリストの兄弟たちに愛の奉仕をしたかどうか
  によること。


三、諸国民の審判の適用について

 しかし、これでは現在のキリスト者には当てはまらないので、
「わたしの兄弟たち」をすべての隣人に、「すべての国々の民」を
私たちに適用して学ぶことが必要です。

 まず羊の姿ですが、彼らは、この奉仕は、神のためであるとか、
隣人のためであるという力みや気負いが全くなく、当然のこととし
て愛の奉仕に励んでいます、彼らには、「愛によって働く信仰」が
ありました(ガラテヤ5章6節)。

 これに対して山羊の姿はどうでしょうか。彼らは、この奉仕は神
のためであるとか、隣人のためであるという力みや気負いがあり、
その奉仕は押しつけがましいものでした。彼らは、結局は自分のた
めにしたのです。

 「意識しないということが愛の特質で」す(オズワルド・チェン
バーズ)。ですから、私たちが、隣人への愛を意識的に感じること
を求めるなら、それは真の愛ではなく、自己満足や自己礼賛になり
ます。

 「十人の娘のたとえ」が、聖霊(または信仰)が必要であること
を教えているのに対して、「タラントのたとえ」は、奉仕(または
行為)が大切であることを教えています。そしてこの「羊と山羊の
たとえ」は、信仰と行為が混然一体となる「愛によって働く信仰」
が大事であることを教えているのです。

拙著「キリストの生涯の学び」175「羊と山羊」より転載





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Last updated  2009.06.17 09:24:58
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