東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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聖書預言@ Re:説教要約 1266(08/08) 『JDファラグ聖書預言』でネット検索すれ…
2011.03.18
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「バルトロマイ」
                     甲斐慎一郎
                            ヨハネの福音書、1章45~51節

  バルトロマイは、共観福音書にある十二使徒の名簿の中では、ピ
リポの次に名を連ねていますが、「ヨハネの福音書」では、ピリポ
の友人としてナタナエルの名が記されています(45、46節)。それ
でバルトロマイとナタナエルは同一人物であると思われます。

一、ナザレの人イエスがメシヤであると言ったピリポのあか
しを旧約聖書に基づいて否定したナタナエル(45、46節)

  ナタナエルは、ガリラヤのカナの出身で、漁師であったようです
(21章2、3節)

 ピリポがイエスの弟子になり、ナタナエルを見つけて、ナザレの
人イエスがメシヤであることをあかしする時、「私たちは、モーセ
が律法の中に書き、預言者たちも書いている方に会いました」(45
節)と、回りくどい言い方をしていますが、これは、ナタナエルが
モーセの律法や預言書をよく学び、旧約聖書に精通していたからな
のでしょう。

 聖書に通じていたナタナエルは、メシヤはエルサレムかベツレヘ
ムから出ると思っていました。それでナザレの人イエスがメシヤで
あるというピリポのあかしを聞いた時、「ナザレから何の良いもの
が出るだろう」(46節)と言って、彼のあかしを否定したのです。

二、イエスが自分のことを知っておられたので、イエスを信
じたナタナエル(46~49節)

  聖書に精通していたナタナエルは、ピリポのあかしは取るに足り
ないと、否定したものの、ピリポから「来て、そして、見なさい」
(46節)と、真実で熱心な誘いのことばをかけられた時、心に感じ
るものがあったのでしょう。イエスに会うために出かけました(47
節)。

  いちじくの木の下は、イスラエル人にとっては、旧約聖書を調べ
て研究したり、黙想したり、祈ったりする非常に大切な場所でした。
ナタナエルは、よくいちじくの木の下にいました(48節)。それは、
真剣に聖書を学んで、深く思い巡らし、熱心に祈っていたことを教
えているのではないでしょうか。またそれによって「きよい心と正
しい良心と偽りのない信仰」(第一テモテ1章5節)を持つ人格が
形造られたにちがいありません。

  イエスは、ナタナエルこそ神が望んでおられるほんとうのイスラ
エル人で、彼のうちに偽りがないことを見ておられました(47節)。
ナタナエルは、イエスが自分の心を見抜いておられることを知って、
自らの無知を深く恥じたことでしょう(48節)。そしていちじくの
木の下にいたことまで見ておられることを知って、「あなたは神の
子です。あなたはイスラエルの王です」と言って、この方こそメシ
ヤであると確信したのです(49節)。

三、ご自分は天に届くはしごであるというイエスの証言を聞
いたナタナエル(49~51節)

  ナタナエルは、ナザレの人イエスが神の子であり、イスラエルの
王であることを信じました。しかしそれは、地上における栄光のメ
シヤを信じたことを意味しています。それでイエスは、さらに大き
なこと、すなわち「天が開けて、神の御使いたちが人の子の上を上
り下りするのを、あなたがたはいまに見ます」と言われました(51
節)。

 聖書に通じていたナタナエルは、このことばを聞いた時、ヤコブ
がベテルにおいて見た夢--頂が天に届くはしごを神の御使いたち
が上り下りしている夢--を思い起こしたことでしょう(創世記28
章12節)。これは、イエスこそ天と地の間にかけられたはしごであ
ることを教えています。しかしそのためにイエスは、受難のメシヤ
として十字架の上で贖いのわざを成し遂げなければなりませんでし
た。この時のナタナエルは、そこまで理解することはできませんで
したが、五旬節の日に聖霊に満たされた時、このことのほんとうの
意味がわかったことでしょう(16章13節)。 

 その後、ナタナエルは、ほかの使徒たちと行動をともにしていま
す(使徒6章2節、8章1節)。伝説によれば、小アジヤ、ペルシ
ャ、そしてインドにまで福音を伝え、最後は、異邦の地で捕らえら
れ、逆さはりつけにされて、壮絶な殉教の死を遂げたということで
す。

拙著「使徒ヨハネの生涯」24「バルトロマイ」より転載

東京フリーメソジスト昭島キリスト教会







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Last updated  2011.04.15 23:53:15
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