PR
Category
Keyword Search
Freepage List
Calendar
Comments

「三つの天」
甲斐慎一郎
第二コリント、12章1~4節
私たちは、主の祈りにおいて、「天にいます私たちの父よ」と祈
りますが(マタイ6章9節)、「天」とは、どこなのでしょうか。
パウロは「第三の天にまで引き上げられました」と記しています
が(2節)、「第三の天」とは、どこなのでしょうか。
「『天』ということばは、三重の意味に用いられ、聖書は、第三
の天のみを語っている。天ということばは、大気圏、これが新約聖
書で言う第一の天、その上方に、広大な星の世界、これが第二の天
である。そのかなたが第三の天で、聖徒や御使い(セラフィム)の
住む所である。第三の天は、第二、第一の天を包み、そこに行きわ
たっていると考えることができよう」(G・C・モルガン『祈りの
実行』64~66頁)。「雲のように私たちを取り巻いている」「多く
の証人たち(信仰偉人列伝の人たち)」のいる所、「生ける神の都、
天にあるエルサレム、無数の御使いたちの大祝会......天に登録され
ている長子たちの教会」のある所こそ第三の天です(ヘブル12章
1、22、23節)。因みに英語では、第一の天は、「エア」、第二の
天は、「ファーマメント」、第三の天は、「ヘブン」です。
聖書は、聖霊降臨について「神の右に上げられたイエスが、御父
から約束された聖霊を受けて、今あなたがたが見聞きしているこの
聖霊をお注ぎになったのです」と教えています(使徒2章33節)。
地上で起きた出来事、そして第一の天、第二の天、第三の天で起き
た出来事の影響や感化の違いは、何でしょうか。
一、地上で起きた出来事の影響や感化
雨が降らず、ほこりが立つので、水をまいて、ほこりをしずめる
こと(良い例)、火事や爆発などで被害を受けること(悪い例)な
ど、地上で起きた出来事の影響や感化は、その周辺の狭い範囲にし
か及びません。
二、第一の天で起きた出来事の影響や感化
雨が汚れた空気をきれいにし、空気中の成分を含んだ水滴によっ
て大地を肥沃にし、生物を育てること(良い例)、原子爆弾や水素
爆弾が上空で爆発すること(悪い例)など、第一の天(大気圏)で
起きた出来事の影響や感化は、それぞれの国や地域に及びます。
三、第二の天で起きた出来事の影響や感化
太陽の光と熱が地球のあらゆる生物を生かしたり、育てたりする
こと(良い例)、地上で排出されたフロンがオゾン層を破壊し、有
害な紫外線によって皮膚ガンなどの重い病気を引き起こすこと(悪
い例)など、第二の天(広大な星の世界)で起きた出来事の影響や
感化は、地球全体に、そして長期間に及びます。
四、第三の天で起きた出来事の影響や感化
「神の右に上げられたイエスが、御父から約束された聖霊を受け
て......この聖霊をお注ぎになったのです」(使徒2章33節)という
聖霊の傾注は、第三の天で起きた出来事です。第二の天で起きた出
来事でさえ、その影響や感化は地球全体に、そして長期間に及ぶと
するならば、第三の天(聖徒や御使いの住む所)で起きた出来事の
影響や感化は、全世界そして全時代に及ぶのではないでしょうか。
拙著「聖書の中心的な教え」43「三つの天」より転載
甲斐慎一郎の著書→ 執筆活動