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「日本人になぜ福音が届かないのか(2)」
アンサーズ・イン・ジェネシス代表 ケン・ハム
使徒の働き17章
四、「使徒の働き」17章型の文化で、「使徒の働き」2章型の伝
道をしても、効果はあがりません。
以前のアメリカや西欧諸国は「使徒の働き」2章型の文化でした。
すなわち公立学校で聖書が語られ、主の祈りが唱えられていました。人々が「福音の土台となる知識」を持っていたため、「福音の力」か
ら語れば、人々はその意味を理解することができました。
しかし、今日、アメリカや西欧諸国でさえ、「使徒の働き」17章
型の文化になってしまいました。福音の土台となる知識の根底にある
「創造」についての理解を「進化論」が破壊してしまったからです。
そのことに気づかずに「使徒の働き」2章型の宣教を続けているアメ
リカの教会も、次世代の子どもたちが教会を離れていくという現状に
さらされています。
五、日本--「使徒の働き」17章型の文化
日本は、「偶像の神々」がいる文化であり、「罪」が分かりません。
また学校で「進化論」が教えられており、「創造主」という概念がな
いため、「キリスト」から語られても、意味がさっぱりわかりません。
「福音の土台となる知識」を持っていない日本において、「使徒の働
き」2章型のメッセージを語り続けても効果がないのは当然と言えま
す。残念ながら、多くの宣教師は「使徒の働き」2章型の伝道方法を
日本の牧師たちに教え、それが踏襲されています。今こそ、福音宣教
を土台から変えていかなければなりません。
六、ギリシャ人をユダヤ人に変える
「使徒の働き」17章型の文化の土台にある「偶像の神々」「進化
論」を「使徒の働き」2章型の文化の土台である「創造主」「創造論」
へと土台を置き換えていくことが必要です。
「使徒の働き」17章型の文化を一夜にして「使徒の働き」2章型
の文化に変えることはできません。地道な「開墾」の努力が必要です。
福音の種が芽を出しやすい「良い地」にする働きには時間と労力がか
かります。また最初は人々の応答する数も少ないのです(ペテロ型の
三千人に比べて、パウロ型は数人でした)。しかし、そのような地道
なパウロ型の宣教は実は成功しています。やがて成長します。古い土
台(偶像の神々・進化論)を取り除き、新しい土台(創造主・創造論)
を据えて、福音の力と希望が語られるなら、人々の魂を勝ち取ること
ができるのです。
懐疑的な今の時代の人々の疑問に答え、進化論の誤った歴史観から
人々を解放し、聖書の正しい歴史観を土台に据えていきましょう。正しい土台が据えられてはじめて、「使徒の働き」2章型の宣教に移る
ことができます。
結論
--福音とは、「土台」「力」「希望」の三つの要素があるこ
とを知りましょう。日本は、福音の土台のない「使徒の働き」17章
型の文化(ギリシャ人)であることを理解し、「使徒の働き」2章型
の文化(ユダヤ人)へと変えていくために、福音を土台からしっかり
と語っていくことが大切です。すなわち「偶像の神々・進化論」を取
り去り、「創造主・創造論」をとらえるための努力が、まず必要です。
甲斐慎一郎の著書→ 説教集