東京フリー・メソジスト教団付協力牧師 甲斐慎一郎 説教要約

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2012.12.11
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カテゴリ: カテゴリ未分類

「神の愛と人の愛」

インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network
Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しま
した。以下のURLをクリックすると見ることができます。
2012年7月10日放映「聖書に基づく確かな信仰」

http://japan.cgntv.net/_inc/player.asp?pid=2384&type=vod&player=8&bit=high&vid=57307&dreamon=Y

  • 121223クリスマスチラシ2ブログ用.jpg
  • 121222子供クリスマスチラシブログ用.jpg
  • 「神の愛と人の愛」  
                                    甲斐慎一郎
                     ヨハネの手紙、第一、4章7~16節

      聖書は「神は愛です」(16節)と教え、また多くの人々も「キリ
    スト教は、愛の宗教である」と思っています。このこと自体は少し
    も間違ってはいません。しかしその内容となると、この愛ほど正し
    く受け取られずに誤解されているものはないでしょう。そこで愛に
    ついて学んでみましょう。

    一、四種類の愛について

      新約聖書の原語であるギリシャ語には、愛と訳される言葉が四つ
    あります。

    1.エロース(恋愛、夫婦愛)
     これは初恋から始まり、本格的な恋愛を経て結婚し、夫婦愛とな
    るもので、肉体的には性愛です。
    2.ストルゲー(情愛、肉親愛)
     これは親子、兄弟姉妹などの血縁の極めて近い者に対する愛です。
    3.フィリア(友愛、朋友愛)
     これは自分の好みに合い、自分と共通な場を持つ者に対する愛で
    す。
    4.アガペー(聖愛、神的愛)
     これは人間が神の像に似せて造られた不滅の霊を持つ尊いもので
    あるゆえに愛する愛です。

    二、神の愛について

      神の愛は、アガペーです。これに関しては、「神の愛は、愛され
    る価値のない者を愛する愛である」と言われることがありますが、
    決してそうではありません。知恵に満ちた神は、全く価値のないつ
    まらないものを愛するような不合理な方ではありません。神は「わ
    たしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」
    (イザヤ43章4節)と仰せられました。

      神が「そのひとり子をお与えになったほどに」(ヨハネ3章16節)
    私たちを愛されたということは、神がその御子の尊い血(血はいの
    ちを表します)によって私たちを贖われたほど、神の像に似せて造
    られた不滅の霊を持つ人間には価値があるということなのです。

      ですから人間は、その罪のために神に愛される資格を失ってしま
    いましたが、不滅の霊を持っているゆえに神に愛される価値がある
    のです。

    三、人の愛について

      アガペーが神的な愛であるのに対して、エロース(恋愛、夫婦愛)
    とストルゲー(情愛、肉親愛)とフィリア(友愛、朋友愛)は人間
    的な愛です。この両者の愛を比較するなら、次のような三つにまと
    めることができます。

    1.愛の対象

     エロース(夫婦愛)は一人の異性、ストルゲー(肉親愛)は肉親
    のみ、フィリア(朋友愛)は共通の場を持った特定の人というよう
    に、その愛の対象が限定されています。これは当然のことであると
    ともに必要なことでもあります。これに対してアガペー(神的愛)
    は、その愛の対象がすべての人です。

    2.愛の姿勢

     エロース(恋愛、夫婦愛)とストルゲー(情愛、肉親愛)、そして
    フィリア(友愛、朋友愛)という三つの人間的な愛は、その対象が
    「自分にとって(利用)価値がある」と判断して愛するものであり、
    ここに人間的な愛の限界があります。これに対してアガペー(聖愛、
    神的愛)は、「相手に価値がある」と判断して愛するものです。

    3.愛の性質

     三つの人間的な愛は、教えられなくても生まれつき備わっている
    本能的なものであるとともに、理屈を抜きにした情的なものです。
    これに対して神的な愛は、真理に基づいた理性的なものであるとと
    もに、信仰と祈りに基づいた意志的なものです。

      このようにエロース(恋愛、夫婦愛)とストルゲー(情愛、肉親
    愛)とフィリア(友愛、朋友愛)という三つの人間的な愛は、私た
    ちに生まれつき備わっていますが、様々な限界があるとともに、盲
    目的であり、そのために暴走したり、脱線したりする危険をはらん
    でいます。ですからこれらの三つの人間的な愛は、神的な愛によっ
    て支配され、正しい方向に導かれることが必要なのです。

    拙著「聖書の中心的な教え」38「神の愛と人の愛」より転載

  • 120401聖書の中心的な教え.jpg
  • 甲斐慎一郎の著書→ 説教集

    東京フリーメソジスト昭島キリスト教会








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    Last updated  2013.06.25 20:16:28
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