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「神が与えてくださる知恵」 2013年9月25日
インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network
Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しま
した。2012年11月7日放映 「神に会う備え」
「神が与えてくださる知恵」
甲斐慎一郎
テモテへの手紙、第二、3章14~17節
「聖書はあなたに知恵を与えてキリスト・イエスに対する信仰に
よる救いを受けさせることができるのです」(15節)。
一般的に言うならば、「知識」が単に「知っている事柄」である
のに対して、「知恵」は、その「知識を上手に生かす能力」である
ということができます。
これは世の中においては、「生活の知恵」とか「世渡りの知恵」
という言葉に代表されるように、失敗したり、転んだりした実際の
体験の中から身につけた人間的なものです。
これに対して聖書が教える知恵は、律法を定め、全世界をさばか
れる全知全能の神が「転ばぬ先の杖」として私たちのために予め与
えてくださる神的なものです。
「知恵」の反対は「愚か」ですが、聖書は「主を恐れることは知
恵の初め」(箴言9章10節)、「愚か者は心の中で、『神はいない』
と言っている」(詩篇14篇1節)と記し、「知恵は、神を恐れる
こと」で、「愚かは、神を信じないこと」であると教えています。
一、知恵--神を恐れることによって得られる正しい動機を
教えるものです
人間の世界は、どのような時に腐敗、堕落し、暗黒になるでしょ
うか。それは、過去の未開の時代は、一部の圧制者や独裁者また専
制君主が「何ものをも恐れず」に振る舞う時であり、現代のように
民主主義になり、文明が発達し、文化が向上した時代は、一般の人
たちが「恐いもの知らず」になり、あたかも何でもできるかのよう
に錯覚して思い上がり、勝手気ままに振る舞う時です。
どちらにしても、恐れるものを失い、人が神より偉くなる時、ど
んなに社会が暗黒になり、人々が堕落するかが分かるでしょう。で
すから聖書は、「主を恐れることは知恵の初め」(箴言9章10節)
であり、「主を恐れることによって、人は悪を離れる」(同16章
6節)と教えているのです。
二、知恵--神を恐れることによって得られる正しい方法を
教えるものです
次に人々が堕落していくのは、どのような時でしょうか。それは、
何事にも手を抜いて安易な道を歩む時です。この安易な道は、
1.「得やすいものは失いやすい(悪銭身につかず)(諺)」。
2.厭きが来るため、より刺激的、より官能的なものを求めて堕
落していく。
3.不正な手段や不健全な方法によって良い結果を得ようとする
邪道に陥る。
このことを決して忘れてはなりません。
ほんとうに価値のあるすばらしいものは、容易に手にはいらない
だけでなく、私たちは、あるべき姿になり、なすべきことをなし、
歩むべき道を歩み、通るべきところを通ってこそ、ほんとうに良い
結果が得られるということを知らなければなりません。これこそ神
を恐れることによって与えられる知恵です。
三、知恵--神を恐れることによって得られる正しい結果を
教えるものです
最後に人々が罪を犯し、堕落していくのはどのような時でしょう
か。それは物事の結果がどうなるかということを考えない時です。
善を行った結果と悪を行った結果が同じであると考えている人は、
ひとりもいないでしょう。それにもかかわらず、一生の間、善を行
って死んだ人も、悪を行って死んだ人も全く同じであると、次に来
る世(来世)を信じない人が多いのは、どういうわけでしょうか。
人間は、永遠の運命や次に来る世(来世)の存在を信じない限り、
善を行った結果も悪を行った結果も同じであると、神を侮っている
のです。しかしこれがどんなに人を堕落させるかは言うまでもない
でしょう。これに対して神を恐れることによって、この善悪の結果
の違いを明白に知ることこそ知恵です。
次回は10月2日(水)「知恵の霊的な教え、その1」です。
甲斐慎一郎の著書 → 説教集