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「キリスト教は証しの宗教、その1」 2013年10月23日
インターネットのテレビ局CGNTV(Christian Global Network
Television)の番組「みことばに聞く」に当教会の牧師が出演しま
した。2013年3月11日放映「 神の愛の広さ、長さ、高さ、深さ
」
「キリスト教は証しの宗教、その1」
甲斐慎一郎
使徒の働き、1章1~5節
キリスト者は「証し」という言葉をよく用いますが、この言葉は、
「証」という語を含む次のような五つのことを意味しています。
▽証明--事実の真偽を明らかにすること
▽証拠--事実を証明する根拠のことで、これは「物の証し」です。
▽証人--事実を証言する人のことで、これは「人間の証し」です。
▽証言--事実を証明する言葉のことで、これは「言葉の証し」で
す。
▽心証--裁判官が得た確信のことで、これは「心の証し」です。
一、主の復活は、確かな証拠と証人と証言と心証によって証
明することができます
医者であるとともに歴史家でもあるルカは、主の復活を述べる時、
「数多くの確かな証拠をもって、ご自分が生きていることを使徒た
ちに示された」と記しています(3節)。
キリストの復活は、歴史的な出来事ですから、他の歴史的な出来
事と同じように科学の実験室において再現して証明することはでき
ません。しかし裁判のように人的証拠(当事者本人と証人と鑑定人
の証言)と物的証拠(検証物と文書)と心証(裁判官が心中に得た
確信)による「歴史的証明方法」があります。
主の復活に関する人的証拠は、当事者のキリストの証言、証人で
ある弟子たちの証言、鑑定人に相当するキリストに敵対するユダヤ
人の証言があります。物的証拠は、検証物として空虚な墓、文書と
して聖書をはじめ多くの文献があります。礼拝の日の変更という傍
証もあります。これらの本証に対して決定的な反証は一つもなく、
当時の人たちが復活は真実であるという心証を得たのも当然です。
主の復活は、確かな証拠と証人と証言と心証によって証明すること
ができる事実です。
二、神は確かな証拠と証人と証言と心証によってご自身の存
在を証明しておられます
ある人たちは、「神がほんとうに存在するなら、見せてみろ」と
言い、他の人たちは、「人間が神の存在を証明することなどできる
わけがない」と言います。確かに無知無能の人間は、全知全能の神
の存在を証明することなど不可能です。しかしその反対、すなわち
全知全能の神は、確かな証拠と証人と証言と心証によってご自身の
存在を証明することがおできになり、現に証明しておられるのです。
聖書の中には、しばしば「あかし」という言葉が記されています。
神は、様々な方法によってご自身を人間にあかししておられますが、
これには五つの段階があります。
1.第一段階--自然界によるあかし
「ご自身のことをあかししないでおられたのではありません。す
なわち、恵みをもって、天から雨を降らせ、実りの季節を与え、食
物と喜びとで、あなたがたの心を満たしてくださったのです」(使
徒14章17節)。これは、神が創造された被造物による「物的証拠」
です(ローマ1章19、20節)。
2.第二段階--預言者の声によるあかし
「この人はあかしのために来た。光についてあかしするためで」
す(ヨハネ1章7節)。これは預言者の声による「証言」です。
3.第三段階--聖書の言葉によるあかし
「あなたがたは......聖書を調べています。その聖書が、わたしに
ついて証言(あかし)しているのです」(ヨハネ5章39節)。これ
は、聖書の言葉による「証言」です。
4.第四段階--キリストによるあかし
「わたしが行っているわざそのものが、わたしについて、父がわ
たしを遣わしたことを証言(あかし)しているのです」(ヨハネ5
章36節)。これは、キリストとそのわざによる「証人」と「証言」
です。
5.第五段階--御霊によるあかし
「私たちが神の子どもであることは、御霊ご自身が、私たちの霊
とともに、あかししてくださいます」(ローマ8章16節)。これは、
「御霊のあかし」による「心証」です。
このように神は、確かな証拠と証人と証言と心証によってご自身
が存在し、生きていることを証明しておられるのです。
次は11月30日(水)「キリスト教は証しの宗教、その2」です。
甲斐慎一郎の著書→ 説教集