街。の声

2008年09月13日
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テーマ: ニュース(96822)
カテゴリ: 時事ネタ

渋谷「宮下公園」が「ナイキ公園」 区とホームレス支援者が対立
>東京・渋谷区の宮下公園が2008年度中にも大規模な改修に入る。


いやぁ、『権利』と『権利』の対立ってやつだね。しかも、出ちゃったよ『弱者救済』・・もう、この言葉が出ちゃうとそれだけで何だかなぁって気がするよ。対立してるのは・・えっと、ホームレスじゃなくてホームレス『支援者』か。本当は、『弱者(救済)』って言葉を声高に叫んだ時点で本当の意味での『弱者(救済)』じゃなくなるんだけど、それには目をつぶり耳を塞ぐ。絶対的正義(と思ってるもの)を、それを持たない者に対して振りかざしてるのにね。

で、今回、その絶対的正義を錦の御旗にして主張してるのが 『みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会』 っていう市民団体。宮下公園に寝泊りするホームレス支援者らしい(いや、この人たちは寝泊りしてないよ、お間違いなく)んだけど、 「誰もが能動的に、自由に利用できる公共性が高い空間が、一企業の商業スペースに変わってしまう」 っていうのがこの方たちの言い分。いやね、まったくもってトホホだよ。やっぱりなって感じ。

ホームレスの方々がいるおかげで『誰もが自由に利用』出来なくなってることには目をむけない。

いつも思うんだけど、盲目的且つ一方的主張がより胡散臭くするんでさ。こういう人たちって、出来るだけいい着地点を模索しましょうっていうことで声を上げるんじゃなくて、とにかく権利主張ばっか。文句ばっか。 主張することが目的になってる からおかしくなる。宮下公園がナイキという私企業のものになってしまうことを危惧するにあたって、もっときちんとした動機なりがいろいろあっていいはずなんだけど、先に主張したいことが決まってる(それをこじつける)からおかしなことになるんだよ。

だから、賛同者で「東アジア反日武装戦線への死刑・重刑攻撃とたたかう支援連絡会議」とか「東京拘置所のそばで死刑について考える会(そばの会)」とか、はたまた「都立文京高校定時制の退学処分を絶対許さない会」なんてのも名を連ねる。もしかしたらそれぞれはきちんとした理念・主張のある団体なのかもしれないけど、はっきり言って今回の件には関係ないでしょ。

お互い『名義貸し』してるのかとさえ勘繰っちゃうんでさ。

「企業論理が優先されていいのか」 っていう、多くの市民団体も唱えるvs大企業、vs自治体、vs国、vs強者(?)・・確かにね、有償だと利用出来る人が限られるのではとか、人工的に造られた(スポーツ)公園のようなものでいいのか、荒れてはいても自然のままの方がいいのではないか、っていう論議なら有りだと思う。

ただね、その時は同時に次のような理屈もついてまわる。『(今だって)有償でなくても利用出来る人が限られてるじゃねぇか』とか、『荒れている』のが『ホームレスの方々』のテントなどの生活空間が原因だってことでも成り立つのか、とか。でも、それは嫌なんでしょ。いい加減にしてほしいよ。とにかく、結論ありきで話をしてるんだもの。

こんなんで議論が成り立つわけがないし、いい着地点なんか見つかるはずもない。

企業論理もなくはないよ、そりゃ。なもの当たり前だって。ここでスポーツ人口の底辺を広げとけば、多かれ少なかれナイキにとってお客様が増えるわけだからさ。ただ、それがあっても、子供たちが思いきり力の限り遊べるようなスペースが出来るっていう方に天秤が傾く気がするけどなぁ。ワタクシはたくさん広場がある環境に住んでるんで、あくまでも個人的にはって話になっちゃうんだけどさ。

まぁ、有料化とか料金設定の問題は避けられないってのもわからないでもないけどね。でも、無料がいいのは当たり前なんだけど、そしたら維持管理はどうするかって話で。公園のままの自治体の管理でも税金が使われているわけだから、知らず知らず間接的には(公園を利用しない人も)支払ってるんだけどさ。利用する人だけ支払うってことは、ある意味 そっちの方が『平等』って考え方もある というね。

「ホームレスの人は現在行っている都の自立支援事業を利用してもらいたい」という区議の説明に対して、 「制度上の不十分さもあって、生活保護や自立支援事業を活用しても、公園に戻らざるを得ない人も多くいる」 らしい。わかる、わかるよ、そういう方たちがいるっていうのは。ただね、全員じゃないだろ、全員じゃ。その前提をはっきりしとかないと、どれもこれも都合がいい話になっちゃう。

あのね、『救済』っていうものを考える時には十把一絡げにしてちゃダメなんだよ。財源にも限りがあるんだから。過去に書いた ネットカフェ難民 と似てるよね。例えば、身体に障害(もしくは働けないほどの病気)があって就職口が見つけられない(拒否される)とか、そういう誰が聞いてもやむにやまれない事情だよなぁっていう方と、「甘えてんじゃねぇよ」と言われちゃう方ってのが絶対いるはずなんだから。

会の方が 「(家賃を補助する)地域生活移行支援事業も2年の支援にとどまり」 って言ってるんだけど、仮にだよ、「甘えてんじゃねぇよ」状態だって方が半分いるとするじゃない。そうなれば、単純計算で残りの方々は4年の支援が受けられることになる。胡散臭ぇのが闊歩してるから、本当に支援を受けなくちゃいけない人まで胡散臭く見られる。十把一絡げに支援しろって言うから、浅く広くにならざるを得ないんだ。

キャパが同じだと仮定すればあとは配分なんだから。

そもそもは、このいろいろな支援だって「はぁ、何で?」って思っている人がたくさんいるわけだよ。TVなんかで出ているホームレスが全てとは思わないけど、決して悪くない生活をしてるのもよく見かける。そりゃそうだよ、家賃も土地代も払わないんだから。切り詰めて家賃払って秩序を守って一生懸命暮らしている真面目な大多数がバカを見てるって方がおかしいっての。それこそ不平等じゃねぇか。

そっちを救済してくれって。

その支援事業に伴うお金はもちろん税金で支払われているんでさ。この会の方が言ってる 『誰もが能動的に、自由に利用できる公共』 施設の維持管理に要する費用も税金で負担される。で、血のにじむような思いで、またはいろんなところを切り詰めて税金を捻出している人たちではなく、その恩恵を貪っている人たちの『権利』の方を認めるべきだとする感覚・・どうもワタクシにはわからんのだよなぁ。

被害者よりも加害者の人権を重視するのと似てるんでさ。

とは言え、会の方が 「野宿を余儀なくされた人たちの生活の場が一方的に奪われる」 と心配するのも無理ない。だからさ、ワタクシは考えたんだ。宮下公園に巣くうホームレスの方々が何人いるのかはわからないんだけど、この会の主義主張に賛同して共同戦線張ってる個人と団体が合わせて407名37団体もいるんだって。

自分の家で引き受けたらどうでしょ。

団体もそれぞれ何人いるかわからない(恐らくホームレス自身はこの中に入ってないだろ)けど、1団体に最低2名だとして74人。407+74で481人。単純計算で、1家庭につき1人のホームレス同居で481人のホームレスが救えます。同居が嫌な方は月額給与支給額の30%の支払いを毎月収めることで拒否出来る。もっとも、拒否する方はいないだろうけどさ。

普段は、他人の金(税金)に対して「払うべき」と自己の主張の正当性を叫んでるんだから。

家の中にいれるか庭を貸すかはその人次第。敷地内ならOK。もっとも、普段『権利』主張している方々だもの庭で寝てもらうなんてことはあり得ないから大丈夫。1日3食、寝床付き。もちろん風呂も毎日入れるし、その日その日の収入に気をもまれることもない。何かあれば病院にも連れて行ってもらえる。しかも、公園からはテント群が一掃されるし、誰もが能動的に自由に利用することが出来るようになる。あら・・

これ以上ない救済措置じゃないか。









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