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今日は、戦場ジャーナリストのパイオニア的な存在である広河隆一氏の講演を聞きにいった。

知っての通り、日本は内戦や戦争とは遠く緊迫した生命危機なく日々過ごせる国だ。

それ故に、戦争、内戦に対する情報はフィルターを通して濾過(整理)された情報であり

情報と問題意識が解離していて、それらに強い問題意識を抱えたことがなかった。

いわば、問題に対して他人事だったといえる。

何も問題なく過ごせている普段の日常は現実に違いないが、フィルターを通して過ごしている日常はまるでバーチャルであるような錯覚も起こしていた。

そういった意味で、戦場ジャーナリストの広河氏から聞けた講演はフィルターを通さないリアルであり、生きた情報を聞ける時間としてとても有意義であった。

しかし、こうして講演も1時間 2時間と時間が経てば再びフィルターを通して日常に戻り、どちらがバーチャルな世界で生きてるのかわからなくなる不思議な感覚に襲われる。

それが今いる私の現実なのだと思う。



印象に残ったことを一つだけ書きたい。

それは、広河氏が「ジャーナリストはジャーナリストである前に人間であることが大事」だと述べていたことだ。



「人間」になる。

これは一見簡単なように感じるが難しいことだと思う。

知らず知らずのうちに立場を抱え、信念を抱え、国境で仕切られ、区別され、評価される中で

声を大にして言えるだろうか?

「私は何者でもない人間だ」と。


少なくとも、私にはそれをすることは非常に難しい。

人は常に、人間を失いながら成長しているとするならば

それは、何か大事なものを同時に見失っていながら、社会適合者になっているのかもしれない。










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Last updated  2016年06月05日 23時21分54秒
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