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ユーベアキト

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最近、キャンプやバーベキューにはまってる。

当日になって、道具の不備がないようにかなり下準備していく。

そのため、キャンプでは必要なものは揃い、不便を感じることも少ない。


そんな中、先日は家の近くの河原で友人とデイキャンプをした。

その時は、大根をおろすための下ろし金がなくて困った。


俺は「下ろし金ならあるかもしれないから家探してこようか?」

と言うと

「不便を楽しむのもキャンプの醍醐味だよ」と返事された。

確かにそうだ。



不便も楽しむ対象なのかと

目から鱗の意見だった。

いや、理屈的には不便を楽しむキャンプなんてのはわかっていたはずだ。

しかし、実際に不便という状況に置かれた時の

俺の感情を支配していたのは不快そのものだったんだ。

理屈ではわかっていても、感情が不便を否定する。

俺は便利に包まれて、不便を楽しむのが下手になったんだな〜と思っていると

友人がおもむろに石で大根をおろし始めた。

俺含め周りの友人から歓声があがる

「いいね〜、ある物を利用するそれがキャンプだよ」

「ちゃんと擦れてるね〜すげぇ」



その大根おろしは、黒い器にいれられた。

俺はせっかくだからこっちの白い器に移すように提案した。

友人が俺に言われるがまま、白い器に大根おろしを移すと

真っ黒な石成分が溶けだした大根おろしが出てきた。

みんな引いた笑



「これは、食えないな」とどんびいた笑

全員ひいた笑

下ろした友人だけは食べれると言い張り

それを食した。

秒で吐いた。

口に入れて秒で吐いた。

「本能が食べちゃいけないと言ってる」と言った。

みんな、その発言に爆笑した。

結局、その黒い大根おろしが使われることはなかった。

「やっぱり下ろし金必要だね〜」と俺は言おうとしたが

今、不便が楽しかったので

それを言うのをやめた。






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Last updated  2018年12月05日 16時48分59秒
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