ユーカリの木陰で里の行

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2010.01.03
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カテゴリ: スピリチュアル

海辺の町で迎えた2010年。
ホリデーハウスのベランダからは海が見渡せるし、
ホリデー客で賑わう素敵なビーチなのだけど、
私はここに来てから眠れなくなっていた。

このホリデーハウスは、事前にインターネットで調べて、
犬も滞在OKであることと(肝心のドギーたちは逝ってしまったけれど…)、
海が見渡せるというのが気に入って借りたのだけれども、
実は初めの印象からあまり良くなかったのだった。


宿泊前から薄汚れたタオルや髪の毛が床に落ちていたのだった。
管理会社に電話をすると、急遽クリーニングサービス会社の方が来てくれたけど、
その後もどこか落ち着かず、嫌な感じは拭えなかったんだ。。。

それでも最初の3晩は何事もなく過ぎて。
年明け1日の夜、真夜中に音楽で目が覚めた。
女性シンガーのソロが響き渡るディスコ系で、
私は聞いたこともない曲だった。
近所でパーティーでもしているのかな~と、そのときは寝ぼけ頭で思った。
けれど曲以外、人の声は全くせず、しかも外では雨が降っていた。
雨音の中、女性の歌声とビートだけが響き渡っているのだ。

???と思いつつ、起き上がってからも暫く続いていたのだけれど、

その後はもう何の音もなく、しとしと降る雨音だけ。
音楽も人の声もしないし、
何だったんだろー、今のは? おかしいな~??
と思いつつも、その夜はそのまま眠ってしまった。

そうして悪夢はその翌日に起きた。

私は日課にしている瞑想を全くしていなかったのだけれども、
年も明けたことだし、と夕食後に瞑想を始めたのだった。

瞑想を始めて暫くたつと海の方から喧騒が聞こえてきた。
人の話し声とか犬のなき声。
ビーチでパーティーでもしているのかな~と思っていたが、
喧騒はますます騒がしくなってきた。
何人かの男たちは酔っ払っているようで
喚いたり、怒鳴ったり、悪態をついている。
あまりにうるさくて瞑想に集中できなかったので、
私は仏陀を思い浮かべ、マントラを唱え始めた。
と、すーっと喧騒は不思議なことに消えてしまったのだった。

瞑想を終えてから、ベランダに出てみたけれど、
外は静かなものだった。
霊的なものだったのかもしれない、と思いつつも、
子どもたちに呼ばれて、家族の輪に戻ったのだけれども…。

その夜は最悪だった。
夜中の2時ごろ、今度は親子の声で起こされた。
いかにも幼そうな男の子の声と、お父さん。
真夜中の2時に子どもがふらついているとも思えず、
瞑想時のこともあったので、
私はただちに光をイメージしてマントラを唱え始めた。
すると、すーっと、また声は消えてしまった。

安堵しつつこのまま眠ってしまおうと思ったけど、
幼い子どもの声だったので、
無視して寝てしまうことにちょっと良心の呵責を感じた。
過去の経験を思い出し、この人たちが何か伝えたいことがあるのなら、
もしかして話を聞くべきなのかもしれない、とか。

思ったとたん、喧騒がまた戻って来た。
人々の話す声に交じって、
怒鳴りちらす声や喚きまくる声に、大型犬らしき犬の吠える声が重なって。
酔っ払っているのか、何人かの若い男性たちの
今にも喧嘩でも始めそうな怒声や罵声がはっきりと聞こえてきた。
すっごく暴力的で、
霊だろうと生者だろうと絶対に関わり合いになりたくないタイプの、
通りの向こうで目にしたら足早にUターンして逃げ出すであろう類のグループ。

声はどんどん近くなり、そのうち
なんとこちらに近づいてくる足音までもが聞こえてくるではないか!
さすがに私はヒビってベッドから起き上がり、隣の部屋へ。
リビングに行っても、それでも喧騒は聞こえてくる!
これは本物、暴徒がなぜかうちを荒らしにやって来たのかも、 ヤバイ!
もしもに備え携帯を手に、ベランダのカーテンを開けたところ、
ふ~と、その喧騒は止んでしまったのだった。
時おり前の道を走る車と、遠くに静かな波の音が聞こえるだけで。

気が、狂ったかと思った。。。
それからは怖くなってしまって、
いい年をしてダディンに一緒に眠ってくれるように頼み、
家族全員で電気を煌々とつけて寝たのだった。

翌朝、ダディンが街で見かけたという、今日日曜に隣町で開かれる
ニュー・エイジ・フェスティバルのことを思い出してくれたのだった。
そういう怪しげなイベントなら、
君の向こう岸な話にも耳を傾けてくれる人もいるかもしれないから、と。

私は内心このままでは気が狂ってしまうかも…とビビっていたので、
このタイミングの良さはシンクロニシティ!だと、もちろん飛び付いた。
そうしてそこにはありがたいことに、
いました、いました、霊能のプロの方々が。

数の多さにどこに行こうか迷ったものの、
クリスタルと一緒に仏像を置いてある、60代くらいの女性のところに。
彼女はカードもルーンも手相も見ずに、霊視だけでやると言う。

正面に座ったところ、名前を聞かれ、手を握られた。
そうして開口一番、
「あなたは霊的エネルギーにすごく敏感ですね」

思わず私は昨日の夜、眠れなかったことを話していた。
そういう場合はどうすればいいのか、とも。
私が言い終わらないうちに彼女は頷いてくれたのだった。

「あなたの言ってること、すごぅくわかる。
私も実は、昨夜と一昨日は眠れなかったの。
ニューイヤーイヴ以来、バカ騒ぎしたいスピリットたちが
ホリデー客同様、この町一帯に集まって来ているから。
ここにいる霊能者たちも昨夜は騒がしくて眠れなかった、
と言っていたわ」、と。

ほっとした。
良かった、自分だけじゃなかったんだ、的安堵感が
ぽわぽわと胸に広がってゆく。
その後、彼女はプロテクションの方法を懇切に教えてくれたのだった。

帰りに、子どもたちとイーグルズ・ネストと呼ばれる海辺に寄った。
岩場の浜に立つ岩で、
昔、地元のアボリジニたちが聖地として崇めたと言う。
写真の岩ですが、鷲の巣の形に見えますか?

その岩や海岸に続く岩場に立ち、打ち寄せる波を眺めていた。
とてつもなく美しかった。
壮大な自然とエネルギーに、心が洗われるようだった。

ふと、昨夜のエネルギーにアボリジニの人たちのそれが
少しも感じられなかったことに気がついた。
ここの町や浜辺で見かける人たち同様オージーばかりだったナ、と。

「マミィ、見て、見て!」
娘の歓声に振り向いて、指さす方向を見やれば、
あ、 アザラシ!
しかも子どものアザラシが岩場にもたれて、お昼寝している!!!

野生のアザラシを見たのなど、子どもたちも私も初めてのことだった。
ベイビー・アザラシのお昼寝を邪魔しないように、遠くから眺めていた。
昨夜の悪夢が嘘のように、おっとりとした海辺の午後――。

今夜は健やかに眠れますように。








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Last updated  2010.01.16 09:29:14 コメントを書く


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