ユーカリの木陰で里の行

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2010.07.23
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カテゴリ: スピリチュアル

事の起こりは先月も半ば、 Mind Body Spirit FESTIVSAL に遡る。
居並んだブースの一つで、
(記憶では)頭にフェザーをつけた、恰幅のいいおばさまが、
豪快に ドラム を叩いてらした。

ご主人と二人でブースを出しておられるようで、
大小さまざまなドラムに加え、
ドリーム・キャッチャーや、
アメリカン・ネイティヴ・インディアンを描いた絵なんかが売られていた。
ドラムにはそれぞれ、動物の絵がペイントされていて、
どうやらネイティヴ・インディアン崇拝系のブースであるらしかった。

フェザーおばさんの前には、オージーの若い男性が坐っていた。
おばさんは、その男性に向かって、
呪文 だか マントラ だか(もしかすると英語だったのかもしれないけれど…)を
歌うように、節をつけて大声で唱えながら、
豪快にドラムを打ち鳴らしていたのだった。
ドラムの響きが妙に心に響いて、思わず聞き惚れてしまった。

「あんたもやってみるかい?」と、
演奏(?)を終えた、フェザーおばさんが、そんな感じで話しかけてきた。

なんでも、これは演奏ではなく「 リーディング 」(霊視霊聴)で、
おばさんは、相手の Guardian Animal God ―守護動物神とつながって、
メッセージを伝えてくれるんだそうで。

怪しげだ…  (--;)
と思ったものの、予約を入れた。
ドラムのビートが妙にこころに心地よく、もっと聴きたい気がしたし、
以前、友人がこのフェスティバルで
ガーディアン・アニマル のリーディングをやってもらって、
すご~くよかった、涙が止まらなかった、と言っていたのを思いだして。
他にアニマル系のリーディングは出てないから、
きっとここのことを言っているのに違いなかった。

 さぁて、私の 守護動物神 て、何だろう?

物心ついたときから犬好きで、
母によれば、家で犬も飼っていないのに、
最初に話した言葉が「 ワンワン 」だったというから、やっぱ犬かも?
思えば4歳のとき、私の犬ねだりのしつこさに根負けして
母が同僚からスピッツの子犬をもらいうけて以来、
家から犬の姿は消えたことがないってくらい、犬との縁は深いのだ。

あ、でも、私の干支は龍だから、ドラゴンとかかもしれないなぁ?
実在しなくても、なんといっても守護神、霊界系なんだからね~?

などとワクワクしつつ、フェザーおばさまと向かい合って坐った。
おばさんが、時々店先を覗いてゆくお客さんとご主人の会話に口を突っ込んで
セールスを始めてしまうのが歯痒かったけれども、
  もっと集中して欲しいゾ~~~^^;
それでもドラムを叩き始め、何やら呪文を歌いだし、
だんだんとさっきの シャーマンふうオーラ に入ってゆく。

熱気で疲れたこころに、ドラムの響きは心地よかった。
この響き、 癒し系 ですねぇ。
昔からシャーマンを始め、いろんな民族や宗教が儀式に太鼓を打ち鳴らすけど、
その理由もわかるよな。
だって、このビートに心身を任せていると、 トランス に入りそうだよね~

5分ほどで太鼓打ちを終えると、トランスから戻ってらした
おばさんは、早速メッセージを伝えてくれた。

「入ってゆく途中に、すっごく美しい庭園に出たよ。
 陽光の下、緑が輝き、噴水のしぶきがあがって、
 バラが咲き乱れ、七色の蝶が舞う、ヨーロッパ風の庭園だった。
 あれは私の庭じゃない、
 あんたの庭だね。
 あんたは、疲れたときや瞑想をするとき、
 あの庭に行くといいよ」

はあ、庭園ですか…。
そういえば、誘導瞑想なんかで庭をイメージするように言われて、
そういう庭をイメージしたことがあるから、それのことかしらん?
などと考えていると、
フェザーおばさまがグイとこちらに身を乗り出した。

「で、あんたの アニマル・ゴッド なんだけどね。
 あんたのは、 ドラゴンフライ だよ」

へ?
Dragonflyといえば――――

トンボ ?っすか?

え、トンボが私の守護動物神なんですかぁ???
え~、だって、これ、「動物」神なんでしょ~?
だ~って、トンボっつったら、昆虫じゃないっすかぁ?
それならせめて 蝶 とかにしてもらいたかったぁ~~~

私の「腑に落ちなさ」を、おばさまは英単語がわからないのだと思ったらしく、
「ドラゴンフライ、わかるかい?
 ド・ラ・ゴ・ン・フ・ラ・イ。
 今、見せてあげようね。
 ドラゴンフライっつったらね、昔から、スゴイんだよ。
 なにしろ、神界とこの世界をつなぐメッセンジャーなんだからね」

などと言いながら、「 Holy Animal Spirits 」なる オラクル・カード を取りだして、
「Dragonfly」のカードを見つけようとするものの、見つからない。
だよね~、なにぶん、トンボだもんね~、
あるわけないよね~

今度は、商品としてブースのそこかしこにずらりと並んでいる、
動物守護神ドラム を探し始めた。

「あ、あった、あった!
 これだよ、あんた、ドラゴンフライっていうのは」
かなり探した後、おばさんは
やっと奥の方から小さなドラムを持ち出してくる。
「ほら、これ」

やっぱ、 トンボ じゃん…。

店先に居並ぶドラムより3回りくらい小さいそれには、
ちょこん、とトンボさんの絵が描かれている。
これを叩きながら瞑想し、守護動物神とつながるといいのだ、
と、おばさんはセールスを始めた。
どうやら、絵はおばさま自らペイントされたようで、
リーディングの後、守護動物神の描かれたドラムを勧めているらしい。

だけど、誰が買うかい、とんぼ神のドラムなんて…。
プイッ
ま、確かに、他のドラムよりはるかに小さいぶん、
お値段的にはお手頃そうではあったけどさぁ…。

そうして、おばさんのリーディングは続く。
「いいかい、これから街でトンボを見かけたら、
 天からのメッセージだと思いなさい」

そんなこと言ったって…。
今どきトンボなんて、街で見かけるかいな…

「それから、テレビでトンボが出てきたときなんかも、
 それは、天界からのメッセージってことだからね」

でもでも、TVにトンボが出演する確率は、
アニマル・プラネットなんてチャンネルでも、かなり低いに違いない。

などと、かなりシニカルな気分になった私は、帰りの電車の中で、
「わたしのホーリー・アニマル・ゴッドってば、トンボなんだよ~」
などと友だちにジョークのネタにしていたのであった。

でもって、後で先の友人に話したところ、
「え~、そういう人じゃな~い、違う人だよ」、と。
どうやら同系のリーディングであっても、人違いだったようなのだった。
チャンチャン。


ところが――。
7月に入って、ダライ・ラマの生誕を祝う PUJA のときのこと。

祈祷していたら、誰かがす~っと傍らに降りてきて、
背中を触れられた、ように感じた。

と、チベット僧が見えた。
上半身だけ、はっきりと。
後ろに降りた方のエネルギーとは違ったけれども、
その方は、高僧が儀式のときなんかに纏う、
金色の三角帽と袈裟を着て、にこにこと微笑んでいた。
どなたかはわからなかったけど、高僧だということはわかった。

そういうビジョンは、たいてい暫くすると消えてしまうのだけれど、
そのときは一時間半近い祈祷の間、ほとんどずっと見えていた。
両肩を触れられているような、包まれているような感触も続いて、
ときおり、とてつもなく美しい芳香が漂ってきた。

PUJAを終えて、午後、家族でランチに行った。
ヤラ河沿いのコンサートホール内にあるカフェでランチを食べて、
隣接したマーケットをぶらぶらと歩いた。

「スカーフはどうですか?」
女性の声に顔を上げれば、
それは トンボ の描かれたスカーフだった。
あら、トンボ柄? お珍しい…

今度は娘が「あの店が見たい!」と私の手を引っ張ってゆく。
天然石で造られた万華鏡がずらりと並んだテーブルの端には、
トンボ のイヤリングが、ずらり。

トンボ続きに、あのときのメッセージを思いだした。
PUJAの後でエネルギーがかわって、霊的に敏感になっているんだろうか?

それで、天に頼んでみた。
 もしトンボが私のホーリー・アニマル・ゴッドであるのなら、
 もっとサインをください、と。

翌朝。
私はいつも瞑想の前にお香を焚くのだけれども、
香炉が古くなって、お香が立たなくなってしまったので、
だいぶ前に買い置きしておいた、新しい香炉を取りだした。
と、なんと、それは
トンボの香炉 ではないかっ!?

その香炉は、私が普段焚いている棒状の太いお香と穴のサイズが合うため、
以前から時々同じものを買っては使っていたのだった。
でも、お香の穴のサイズで選んでいたため、
デザインになんて気を配ったこともなくて、
そこにトンボが描かれていたなんて、まったく気づかなかったのだった。

そうしてそれからもその日は、
「マミィ、これ、落ちてたけど、使ってい~い?」と
息子が持ってきたシールを見れば、
トンボ のシール。

友だちに送るバースデーカードがいるというので、
買い置きカードを取りだせば、
トンボ 柄。

え~~~、トンボって、そんなにポピュラーなキャラだったんですかぁ!?

極めつけは、夜。寝室に置いた、
祖母の写真や、
ローリィちゃん、ムムくん、モモちんのお骨と写真が並んだ棚に、
ビーズでできた、 トンボ のキーホルダーを発見した!
それは何年も前にビーズ作りに凝っていた友人からいただいたものだった。
確か、二階の私の書斎の、やはり友人からもらった鏡張りの箱の中に
なぜかラムネと一緒にずっと入っていたのを覚えているが…。

それが、なんで今こんなところに???
だいたいこの部屋は、ついこの間、洪水後の修復で
カーペットを貼り直したとき、家具類をすべて出して空にしたのだった。
その後、必要最小限のものだけを戻したって状況なんだ。
なのに、いったい誰がここに持って来たんだろうか???
子どもたちやダディンに聞いてみるけれど、
「知らないよ~。なんのことぉ?」

と、いうわけで、その後も私の生活に
トンボ は登場してくるようになったのであった。
当然ながら、単に私がトンボの存在に敏感になって
気づくようになったって、論理的解釈もできるわけだけど。
それでも今じゃあ素直に、
トンボ はスピリチュアルな世界からの私のメッセンジャーだ、
と、思っておりますの。

この話、ずっと書こうと思っていたのだけど、
なんのかんのでネタ落ちしてしまったので、今ごろですが…。
ちなみに写真は、 トンボ の香炉デス。







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Last updated  2010.07.25 05:55:04
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