ユーカリの木陰で里の行

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2012.04.08
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カテゴリ: 海外生活
4月― 桜、春 ですね。
ここメルボルンは 秋、 イースター の季節です。

春ウサギならぬ、 秋ウサギのチョコレイト が、
チョコ卵 と並んで店先を彩ります。

子どもたちは3月末から秋休み中ですが、
4月6日の Good Friday Easter Monday まで、
オーストラリアは イースター・ホリデー に入りました。

日本で暮らしていたころの私には、
あまり馴染みのなかったイースター。

復活祭は、キリストが死後3日目に復活したことを祝う宗教的お祭りで、
毎年春分の後、最初の満月のすぐ後の日曜日と決まっているんだそう。

カソリック教徒の方だと熱心にお祝いするようで。
昔、私が英語学校に通っていたとき、
クラスメイトのカソリック教徒たちは、
クリスマスの準備さながら、その準備に大わらわで、

やれ、イースターのご馳走メニューをどうしよう?だとか、
卵のペイントは!?とか、
イースターショッピングが未だ終わっていない~~~!などなど。

一方、うちのダディンの実家はプロテスタント。
それも私同様、本人その宗派も俄かには思い出せないほど

イースターも明記するほどの家族行事は、 ない 。

その昔、こちらに移住したばかりのころ、ダディンに
イースターには何をするの?と尋ねたところ、
「特に何も。
 強いていえば、グッド・フライデーにフィッシュ&チップスとか魚料理食べて、
 日曜には ホット・クロス・パン ってパン食って、
 子どもたちが チョコ卵探し するくらいかな~」

後に、それをアイルランド系カソリック教徒のママ友に話したところ、
彼女はこめかみをヒクヒクさせつつ、鼻息荒く、
「もちろんイースターは、ホットクロスパンやチョコ卵以上のもの!
 一度あなたの夫とイースターについて、じっくり話し合わなくちゃね!」

ちなみにマメな彼女は、クリスマスやハロウィーン同様、
イースターのお祝いにも、大いに時間とお金とエネルギーを費やします。
家をカラフルな卵やウサギや花で飾り上げ、
盛大にイースター・パーティーを開いてくれるの。
子どもたちは、エッグ・ハントはもちろん、
イースター・クラフトやゲームで盛り上がるのでした。

そう、子どもたちはクリスマスやハロウィーンに並んで、
イースターのお祭りが大好き!
もちろんウチの子たちも例外ではなく。

とりわけ下の息子ムゥの方は、日本からこちらに戻ってきた1月、
スーパーに艶やかに並んだイースターチョコの山を目にして以来、
この日を指折り数えて待ちかねていたのでした。

「ママ、もういくつ寝たら、イースター?
 今年はチョコ卵いつ、買えるの?
 もうムゥ、楽しみで堪らないよ~~~」ぽっなどなど。

子どもたち一番のお目当ては、なんといっても チョコ卵探し 。
今年も目覚めるやベッドから跳び起きて、
「もうチョコ隠した? 探しに行っていい?」 と、お目々キラキラ。

急かされつつ、ダディンと私は年に一度のイベントだからと、
朝っぱらからチョコ卵隠しに精を出すのでした。

この際、隠す前に卵の数を数えて、書き留めておかないと後が大変。
来年、腐ったチョコ卵や、
溶けて家具や床にこびりついたチョコなんかを発見するハメになってしまうわけで。
くわえて、ウチには 犬が2匹 。

獣医によれば、チョコは犬には 毒 なんだそうで、
毎年この時期は、チョコ卵を盗み食いして具合が悪くなってしまったワンちゃんたちが
運び込まれてくるそうな。

さてさて、今年も子どもたちは、数年前に私がスーパーでゲットした
イースターの ひよこ帽子 を被って、エッグ・ハンティングを。
大きい卵から小さいのまで、
お鍋の中に、写真立ての後に、おもちゃにまぎれて、クッションの下や棚の奥と、
卵探しに大はしゃぎ。

そうして見つけたチョコ卵は、いったん一つに集められて、
数の確認。

今年も数日前に地元オージーのママ友たちと
イースターピクニックをしたときのチョコ卵も加えたために、
その量たるやかなりのもので、 162個 。。。
この162個のチョコ卵が全て回収されるまで、エッグ・ハントは続くのでした。

集められた卵は、今度はお姉ちゃんのメェの舵取りで、
家族4人に分配されます。
4人で分けても162個、かなりの量になってしまうんだ、これが。

くわえて子どもたちなど、
毎年一つ買ってもらうことになっているチョコうさぎにくわえ、
グランマァからチョコワラビーを、
友人から特大チョコ卵とか 大物 もいただいている。
その合計カロリーを計算しただけで、糖尿値も一気に上昇しそう。

その昔、新聞で、
オーストラリアは、チョコレイトの一人頭の年間消費量が、
世界第一位 なのだ!
と読んで驚いたことがあったけど、
今となってはその統計にも、妙に納得できてしまうな。
私たち一家も、その数値に大いに貢献しているハズ。

とはいえ例年、子どもたちは
その日、盛り上がってチョコレイトを食べまくった後は
すっかりチョコのことなど忘れてしまう。

そうしてそのおびただしい数のチョコ卵は、パントリーの中で眠り続け、
結局は私の胃の中に収まることになるわけで。
どうりで妊娠出産太りから何年経っても立ち直れないわけである。
やはり年のせいだけじゃなかったのね。

ふつー、イースターサンデーには、ほとんどのオーストラリアの家庭では
ホットクロスパン(十字架のマークが入ったパン)を食べるのですが、
うちでは パンケーキ・ブレッキー を。

エッグハントの後、子どもたちはダディンと一緒に張り切って
パンケーキを焼き始めます。
なぜにパンケーキなのか?は定かではないのだけれども、
いつの間にか、我が家に定着していた習慣。
たぶん事の始まりは、娘が幼いころパンケーキが大好きだったからかナ。

その彼女も早10歳。
パンケーキ作りも、ダディンと一緒にめきめきと腕を上げて、
今年はカフェのパンケーキに負けないくらい美味しそうな、
3段重ねのミニパンケーキを作ってくれました。
溶けたバターとメープルシロップのとろ~り感が堪らなく美味なのよ。

こうして 糖尿まっしぐら の朝食を楽しむうちに、もうお昼近く。
ムゥが数カ月も前から楽しみに、指折り数え上げていた
イースター・サンデーも明けてしまうのでした。

実は去年一昨年と、イースター・ホリデーは、私は一人、
チベット仏教センターの イースター・リトリート に参加しておりました。
それで慌ただしくエッグハントを終えた後は、
パンケーキもそこそこに、家を出なければならなかったのだけど、
今年は家でゆっくりと
子どもたちと一緒に楽しい時間を過ごすことができました。

ゴンパでの瞑想が恋しくもあるけれど、
去年からそのセンターで本格的に仏教哲学を学び始めたので、
いいよね、今年のイースターホリデーは。

それに子どもたちも成長し、下の子も先月6歳の誕生日を迎え、
上の子などティーンネイジャーもすぐそこまで。
子どもたちがチョコ卵探しやパンケーキ作りに
こぉんなに瞳を輝かせて、楽しみにしてくれるのも、
たぶんあと数年ってところでしょう。

そう思うと、
今の一瞬一瞬が、とてつもなく貴重で、愛しい時間に思えてくる。

う~ん、これこそまさに Emptiness―空性 、ですね。

やはりイースターは、あたたかく、スピリチュアルな時間なのでした。








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Last updated  2012.04.30 09:28:48 コメント(10) | コメントを書く
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