ユーカリの木陰で里の行

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2012.07.08
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カテゴリ: ファミリー
冬休み 。
6月末から2週間(学校によって3週間)のターム・ブレイクに入った。

毎日、雨か曇り空と天気は冴えないながらも、
子どもたちはホリデーを謳歌している。
お友だちとプレイデイしたり、
姉弟二人で、傍目にはなんだか良くわからん屋内遊びに興じたり、
移民博物館や水族館に出かけたり、
バレーの「オネーギン」や「ナポレオン展」を観に行ったり―。

冬 の華は、 雪 。
ということで、今日は 雪遊び に行ってきました。

メルボルンに雪は降らずとも、
州内には(ささやかながら)雪山も、ある。
聞けば、今年は例年より雨が多いぶん雪も多いのだそうで。

メルボルンから車で2時間ほどのレイク・マウンテンに行ってきた。
スキーをするような大量の雪はないけれど、 橇遊び なら楽しめる。
この雪イベントを子どもたちは毎年、心待ちにしているのだった。


6、8時間ほども運転すれば、スキーのできる山もあるのだけれど、
日帰りはとても無理なもので。


当日、7月にしてはなかなかの青空。
レイク・マウンテンの麓の町、
メアリーズ・ビルMarys Villeには、予定通り昼前に到着した。


壊滅的被害を受けた町である。
当時はメインストリートから建物がほとんど消えてしまったほどだったけど、
だいぶ復興が進んで、この日も人で賑わっていた。

例年通り、ここで早目のランチを取ってから、
スノーギアのレンタルショップへ。
子どもたちのスキーウェアを借りに行ったところ、
店のお兄さんから衝撃のニュースが!

今日は朝から大勢の人出で、
山頂の駐車場も埋まってしまったため、
レイク・マウンテンのハイウェイは既に閉鎖されてしまった!?とのことで。

嘘でしょ…
寝耳に水っ!のニュースに驚愕する私たちを前に、
店のお兄さんは明るく提案してくれたのだった。

「いつ開くか、メドも立ってないから、
 たぶん今日はもう無理だと思うよ。
 雪は諦めて、
 ゆっくり町でランチでも食べてから、
 またドライブを楽しめばいいさ」

いいさ、と言われても、もうランチ食べちゃったし…
しかも、一刻も早く雪山に行きたい子どもらに急かされ、
手軽なチーズのサンドイッチを……(涙)

「 え~~~~っ、雪、行けないの~~~~!?
 もう帰るの~~~~~!???
」号泣
と当然ながら、ショックに打ちひしがれる子どもたち。

焦ってダディンがハイウェイ会社に電話してみるも、
道路が閉鎖されているという以外の情報はまったくない、とのことで。

どうする、引き返すか???と諦めかけたとき、娘が
「せっかく来たのに、
 今年も また 、 ただ引き返す の~~~!?」しょんぼり

そう言われ、前回来たときの記憶が蘇った。
去年は出遅れて、8月末か9月に訪れたのだが、
既に雪は、 溶け切ってしまっていた のだった。
ごめんよ、読みの甘い親で…

だが今回は少なくとも雪は未だそこに、ある。
それに私としても、
チーズサンドのランチに往復4時間ドライブってのは…、
ちょっと左脳が許さない。

ともかくせっかく来たのだから、一か八か
ダメ元で、敢行しようということで家族の意見が一致した。

レンタルショップのお兄さんの「ほんとにいいんですか~?」
(暗に「後で着るチャンスがなかったから返金して、は なし だよ~」を含んだ)
念押しに太鼓判を押し、ウェアを借りて、
雪山に向かった。

山方向に折れる分かれ道で、交通整理のおじさんに停められ、
2時までハイウェイは開かないから、
1時間ほど町で時間をつぶしてから行った方が良いよ、と言われたけれど、
ともかくハイウェイの入り口まで山道を上ってみることにする。

案の定、ハイウェイ入口には長い列ができていた。
のだが、既に山頂から降りてくる車もちらほらと。
暇つぶしに、しりとりを始めるうち、
前方でゲートの遮断機が開くのが見えた。
と、一台ぶんくらい、列が前進したではないか!
どうやら2時を待たずとも、ぼちぼち入れてくれているらしい?

結局2時を待たずして、ハイウェイに入ることができた!のだった。
あのとき、あきらめないで良かった! 大笑いと思った瞬間である。

そうして着いた、スキーならぬ
タボーガン 場は混んでいた(オーストラリアのここにしては、だけれども)。

肝心の雪は、話に期待していたほどはなかったものの、
橇遊びに足る (滑っても、なんとか土が見えない) くらいには積もっている。

大人も子どもも歓声を上げ、タボーガンに興じていた。
うちの子たちも張り切って滑り出す。

むろんリフトなどないので、元気に滑った後は
タボーガンを引きずり上がってくる人の列にくわわって、
黙々と引き上げなければならない。
けっこう疲れるだろうな~と思うのに、決して飽くことのない子どもたち。

滑っては、上り―
滑っては、上り―
滑っては―
延々―

一方、私たちの方は、
子どもたちが少ない雪でも勢いよく滑り出せるよう、背中を押してあげた後は、
もうすることもない。
声援を送って見守るしかないのだった。

寒い…
吹雪いてはいないし、どちらかというとお天気とはいえ、凍える。
ふと、 あのとき、あきらめた方が良かったかも…しょんぼり って思いが、
ちらりと脳裏に湧いたりして。

レンタル代をケチって、
自分たちの分もタボーガンを借りてこなかったことが悔やまれた。
子どもたちと一緒に乗せてもらおうと思っていたのだが、
いやぁ、いつのまにか子どもたちは大きく、重た~くなっていた。

十歳の娘と乗ったときなど、
二人分のお尻の重さに、タボーガンは泥雪に沈んで静止してしまった。。。
6歳の息子のタボーガンは
子供用なので、一緒に二人乗りするには小さ過ぎて。
それでも昔はそのタボーガンで一緒に滑った記憶があるのだけれど…

じっとしていても寒いので、
子どもたちがタボーガンを上まで引き上げるのを手伝うことにした。

子どもたちの背中を押すや、下へと走り、
その姿をカメラに収めたら、
タボーガンを引きずり、てくてく上る。
子どもたちの背中を押すや、下へ走り、
タボーガン手に、てくてく―。
延々―

結局、休むことなく、3時間半…
ほとんど 歩く瞑想行 のような、シンプルな反復運動であった。
とはいえ、地味ながら、かなりの 運動量 にはなったと思う(私にしては)。

それにしても、
ここにナイターなんて洒落たものがなくて、ほんとうに良かった。

今年もちょっとしたハプニングの、スノー・ディではあったけど、
ハプニングがあればこそ、思い出はより鮮やかに残るんだろうな。

で、子どもの成長は、早い。
今回の娘とのタボーガン二人乗りでも実感させられたけど、
ほんと、あっという間に大きくなってしまうナ。

一緒にできるときに、
できるだけ共に楽しんでゆきたいものデス。







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Last updated  2012.07.26 12:57:24
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