ユーカリの木陰で里の行

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2016.10.11
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カテゴリ: 海外生活


気が付けば、 10月 。
メルボルンは、 春 。
庭のツツジも満開です。
今年は雨が多いせいか、街路樹も芝生も瑞々しくて、
家々の庭先や通りも色とりどりの花に恵まれて、見目も華やか。

日本は秋ですね。
来月には紅葉も楽しめますね。


いつの間にか勝手が変わっていてビックリしました。
そうですよね、最後にアップしてからずいぶん経ってしまったし…。

前回は、Nyung Nye―チベット密教・浄化の行
3泊4日のリトリートをしようと張り切っていたら
また緊急手術入院になってしまった!?話を書きましたが、
ばたばたしているうちに早4か月…
あまりに期間が空いてしまったので、
今日はその後の日記(つーか、ここまで空くと季記ですかね?)をぼちぼちと。

結局、抗生物質のおかげで再手術の要なし!と診断され、
ほっ。
としたのも束の間。

悪循環が始まってしまったのでした。

これってば…もしかして、 治っていない ってことでは?
もしや、もしや… 前回の手術ってば 失敗 だったんじゃあ???


今回の手術を担当してくれた専門医に尋ねたところ、
さらりと。

「 ていうか、去年11月の手術から 一度も治ってなかった んですよ」

えっ?
えっ、え~~~っ!?びっくり

寝耳に水、
思ってもいなかった衝撃の事実に絶句 してしまったのですが、
淡々と語る医師の説明によれば―

過去2回の手術では確かに症状が出ていた部分の摘出には成功したけれど、
病気の大本、親玉はそのままだったので
それを摘出しないことには問題は解決しないだろう。
けれど症状が出ているときに手術しても摘出は難しいから、
抗生物質で症状が落ち着いている 今こそ、そのチャンス ですよ、と。

ひぇ~っ、そうだったんですかぁ~~~~!!!
成功したと思っていたのは、謂わば、
手下の雑魚クラスの一掃だった 、と?

ショックを受けつつも、 親分の排除 手術 を頼みましたよ。

ところが―
肝心の親分の居場所がわからない ので、
手術をしても見つからない可能性も高い!?というではありませんかっ。

えぇ~、それってば、 切り損 ってことぉ?
博打 手術ってことですか…?

酸素不足の金魚よろしく口をパクパクさせていたら、
もしかしたら 親分の居場所がわかるかもしれないからと
MRI検査を勧められたのでした。


ちなみに MRIは、初体験 。
検査にあたってまず、 閉所恐怖症 はあるか? と聞かれました。

はぁ? 恐怖症…ですか?
なにゆえ、そんなことを?

すると、狭い空間に入って
15分から30分ほど検査を受けなければならないからだ、と。

それで脳裏には、 感覚遮断の研究でジョン・リリー博士が使ったという
アイソレーションタンク が浮かんでしまった。

それって、 うまくすれば 神秘体験 とか?
ぽっぽっ (ちょっと嬉しい)

そうして当日―
MRIを受けるにあたって記入させられた書類にも
閉所恐怖症や恐怖症に関する質問が並んでいました。
それでもって、この検査で何かあっても
病院側を訴えたりしないって内容の承諾書にサインさせられたので
(もっとも、この国では医療処置を受ける前に大抵サインさせられるのだけど)、
なぁんとなく好奇心半々緊張しながらMRIに入ったのでした。

看護師さんの説明では、
筒状の装置に入るので
密閉空間に閉じ込められたような気がしてしまうかもしれないけれど、
頭上は空いているのだから心配しないように、とのこと。
とにかく音がうるさいけど、ヘッドホンをするから大丈夫。
それでも怖くなったりパニックに陥りそうになったら、
これを押すんですよ、とボタンを握らされた。

けれど実際のMRIは、 閉塞感より騒音よりも何よりも、
ヘッドホンから聞こえてきたBGMの方が恐かった デス。

だって検査は、瞑想で培ったマインドコントロール技法を駆使して
リラックスして受けようと思っていたのに、流れてきたのは―

グッドガイズならPCもなんと驚異の249ド~ル!とか
今なら2枚でぬぁんと1枚無料、さあ、あなたのカーペットワールドへ!とか
$、マニー、Money!のセール情報ばかり 。

ほとんど暴力的にがなりたてるコマーシャルの渦に、
もしかして…
これってば病院作成オリジナルのBGM?
でもって、これみんな病院側のスポンサーで、この先延々と?


そう思ったら、 げんなり してしまったのでした。
けれどさすがにそれはなく、
暫くすると ガンガンうるさ系の音楽に変わってくれた けど。
それにしても、 やたらとCMの多いラジオ局 でした。
せめてもクラシック音楽とか
α波を刺激してくれるような選局はできなかったものでしょうか… 。

こうして メルボルンのセール状況にもかなり明るくなったころ 、
MRI検査は終わったのでした。
もちろん リラクゼーションも神秘体験も叶わず。
思いもよらずその後、 インクジェットを安く買うことはできたけど。
親分の居所は掴めず。
MRIには映らなかったのでした。


やはり、 ダメ元で検査手術 してみるしかないんだろうか?
いつまでも抗生物質に頼り続けているわけにはいかないし。
既に副作用で胃のむかつきが酷くなっているのに、
この先延々、生涯服用し続けていく わけにはいかないのだから…。しょんぼり

そんなとき友達が 気功 を勧めてくれたのでした。

友人は昔、何を試しても治らない慢性的痛みに苛まれ、
遂に仕事にも行けなくなったとき
同僚からその気功師を勧められたのだそうです。
「あなたも騙されたと思って試してごらんなさい」、と。

藁にも縋る思い だった友人は
「騙された」と思って、とりあえず試してみたところ、
ほんとうに治ってしまった! というのでした。
パォ~ン 

とはいえ友達の場合、手術を要するような病気ではなかったらしいので、
なんとなく気功とかで治る系の病気の種類が違うような気もしたのだけれども、
できれば切り損的な博打手術は避けたかった ので、
私も「騙された」と思って試してみることにした のでした。

その気功師は中国で気功を学び、治療を続けてきたという
私と同世代の中国人男性でした。
中国の南部出身で、オーストラリアに来て十年ほどになることを
温和な微笑を浮かべつつ穏やかな英語で話してくれたのだけど、
なにぶんチャイニーズイングリッシュとジャパニーズイングリッシュ。
世間話には問題なくても、医療話にもなると…。

彼も医学英語の方は不得手なようで、
英単語を綴りつつ説明してみたものの
英中電子辞典には載っていなかった ようで
(ちなみに 英和辞典も専門用語のボキャは少ない デス)
今一つ 理解してくれたとはいい難く。

とにかくここはまず治療してみて、
治せるかどうかを診断してみましょう、ということになったのでした。

そう、私には 気功療法 も今回、初めての体験 。
よくわからないながらも、やってもらって思ったのは、
ツボ押しとマッサージと手翳し? 、みたいなものですかね?
でもリラクセーションの類ではなく、もっとヘビーな感じ ね。

指圧とかもそうだけど、
いわゆる悪いところを押されると、 痛 い 。
それは 効いているサイン と受け取めて歓迎することにしたけれど、
やはり、ゆったりと愉しむというわけにはいかなかった。
それでも慢性的寝不足と疲労感からか、 横になるとそのうちうとうと してしまい、
最後は爆睡状態で起こされる って有様だったけど。

さて、診断によると、
下半身の気の流れがかなり鈍くなっているので
その循環を良くすれば治るだろう、とのこと。
ただ週1回の治療ではとても無理なので、
週2回で6回はやる必要がある、と。

「それって、 6回やれば大丈夫 ってことでしょうか?
手術せずに治る、と?」 思わず詰め寄ってしまった私 に、
気功師は温和な微笑を浮かべたまま、
「 保証はできないけれど、可能だと 思います」と頷いた。

そうして、3回やれば自分でも効果のほどがわかるだろうから、
まず3回試して様子を見てはどうだろう、と。
相変わらず温和な微笑を浮かべては いたものの
「さあ、どうします? Decision、ディシージョン」と選択を迫ってくる。

どうしよう?
1回1万円で、3回だと…、
けど6回でほんとうに治るんだろーか?
手術は国民保険が使えるけれど、気功にはきかない し…
となると 、コスト的には手術1回の方が遥かに割安 だナ、こりゃ…

などと 下世話に迷っていた ら、
どこからともなく小さな羽がふわふわ と膝に舞い降りてきたのでした。
これって、もしかして、上からのサイン?
受けてみなさい、と?

結局、3回試してみることにしたのでした。

そうして3回目のとき、 ちょっと不思議なこと が。
うつ伏せになって施術してもらっていたら、
何か小爆発のような音がして、
塊のようなものが一つ
背中側の腰のあたりで砕けた ような気がした 、のでした。
なにか鎖が一つ切れたような。

こ…れはっ!?
もしかして…
気の流れを遮っていた障害か何かが一つ弾けたってことなのかも?
もしかすると、
親玉が吹き飛ばされた 、とか?
いや、 親分にしては音が小さかったから、ナンバー2くらいの障害物 かナ?
いずれにしても、
これからみるみる 治っていくのかも…。

ちょうど3回目だったので、今後の治療について聞かれたので、
「治る見込みはあるのでしょうかっ?」と単刀直入に聞いてみました。

気功師はいつもの温和な(でもって感情が読めない類の)微笑を浮かべ、
「 あなたの身体ですから、治療の効果がわかるのもあなたです よ。
私には わかりかねます 」と、おっとり。

わかりかねますって、 禅問答 じゃあないんだから、
施術者として 何か意見 しほしかったゾ 。

けれど彼はいつもの微笑を浮かべ、こちらの答えを待つばかり。

今日はちょっと不思議な体験もしたというものの、
この先もう3万円…投資して良いものやらちょっと判らない 。
迷いつつ、
あのときの羽 を思い出し、続けることにしたのでした。

けれど、その後は
そんなハッとさせられるようなこともなく、
とりたてて変化もなく(少なくとも自意識が気づくほどには)。

そうして6回を終えても―。

あの羽ってば、いったい…?
つーか、 羽1枚で動いてしまった自分って… 。
藁 ならぬ、 羽 に縋ってしまった のね。。。


結局、検査手術に踏み切ることになったのでした。

そうして、3度目の正直。
今回は抗生物質で症状も安定していたせいか、
めでたく(?)摘出できたのでした。
親分、撤退。
パォ~ン


とはいえ、思っていた以上に複雑な状況だったため、
それから一月は訪問看護婦さんに来てもらって自宅療養ってことに。

もう今年は 上半期が終わったところで、
休養と浄化(?)の年 と決めて開き直っていた ので、
スローペースで生活を続けていました。
日々もたもたと家事や子どもの世話をしながら
ぼちぼちと小説の編集出版の準備に入り、
ゆるりとチベット密教の勉強を続け、日々の行をこなし、
ぽつぽつと仏教を小学校で教えて―。
それにしても、 マズイだろ、このペースってくらいのスローさ ですね。

そうこうするうち、 子どもたちの方は
2学期も終わり、冬休みも明け、3学期が始まって、
春休みも明け、遂に最終学期に!
(この国は1月末始まり12月締めの4学期制デス。)

その間、 上の子に嬉しいニュース も。
娘は、顔が腫れた! また手術だ! 入院だ!と騒ぐ母親をよそに、
将来はサイエンス分野に進みたいからと
自分から国立大学の理数系付属高校を受験することを決め、
あれよあれよという間に合格してしまった のでした!

オーストラリアでは中高続きの学校が大半 なので、
基本的に高校受験をする子は少ない うえに、
娘は今の学校が大好きだと言っていたので。
実際、気の合う友達も多いようだし(仲間内でオタク・クラブなるものをつくってる)、
数学やアートキャプテンを務めたり、学校行事にも積極的に活動していたので、
私は てっきり そのままそこの高等科に進むのだろうと思っていたのでした。

それが今年学校で取り組んだ環境問題に感化され、
将来は環境科学について勉強したいと考えるようになったのだそうで。
その学校なら大学の施設をつかえるうえ
第一線で働く研究者たちのレクチャーも受けられて、
高3では大学の講義も取れるから、
友達と別れるのは悲しい けれど、自分には合っていると思う 、と。

きちんと説明してくれた娘の自主性にビックリびっくりしてしまいました。
いくつになってもジブリやドラえもん、星のカービィ好きの
子どもっぽい子 だと思っていたけれど、
いつの間にか 成長しているんだなぁと、しみじみ。

先週はParents & Students親子インフォメーションナイトに行ってきました。
早速、校長から「Welcome to Nerdy World!―
オタクの園に、ようこそ! 」と出迎えられ
自らのオタク度を誇りにしている 娘はとても嬉しそうでした。
サイエンス・オタクの意味だったのかもしれないけれど、
アニメやマンガ、日本のゲーム系サークルも人気だと聞き、
彼女は今から ジブリやNARUTO仲間をつくる んだと張り切っています。

そのとき校長が、今の時代、サイエンスもチームワークだから
Cooperation, not competition―競争ではなく協力 的姿勢が重要なのだと
強調していたのですが、それは娘が小学校のときに通った
モンテッソーリスクールの理念同様で、ホッとさせられました。
そういえば二次試験の面接のときも、個人面談より、
チームでいろいろ課題を出され、取り組む様子を審査された時間の方が長かった、と
娘が言っていたっけ。
今の時代、オタクもチームワークなのでしょう。

オタクの情熱に、利他的な菩提心を 併せて成長してほしいなぁ、と
親としては願うばかりデス
理数系のサポートは無理なので、
菩提心の方を励ましつづけてゆけたらいいなぁ、と。ぽっ

そうそう、 Nyung Nyeニュンネ 。
チベット密教・浄化のリトリートに次回こそは参加しよう と思っていたのに、
思ったより早く先月開催されてしまったため、
残念ながら参加は叶いませんでした。。。号泣
今なら参加できたのにナ、ちっ…。

せめて 1セッションだけでも、と
絶飲や無言の行が始まってしまう前の 土曜日の午後、行ってきました。
セッションの後、スピ友たちとお茶してお喋りしつつ、
次回こそは!と決意を新たにしたのだけれど…。

思い返せば去年10月の中頃に調子が悪くなってから、ほぼ1年。
ブログも めっきり病(やまい)日記 のノリですね。
今年は休養の年!と開き直ってはいるけれど、
そろそろ病気ネタは終わりにしたい と思ってます。

ああ、でも一つ良かったのは、
睡眠時間を増やしたことで 夢見 の質が向上した ことかナ。
以前にもまして興味深い夢や鮮やかな夢をたくさん見るようになって、
夢で教えられることも多くなって、嬉しい限りデス。大笑い

それと、
今年は できなかったことや逃がしてしまったことが多かったぶん、
またできるようになったことが嬉しい 。
季節も ぽかぽか春 だし、
何をしてもどこか新鮮 で喜びを感じてしまいます。
心の大掃除―まではいかなくても、
少しは片付いてきた ってことでしょうかね?


写真は先月、春休みに家族で恒例の メルボルンショー に出かけときのもの。
今年は うっかり週末に行ってしまったため滅茶混み で、
未だ体調今一つだった身にはきつかった。 翌日までヘロヘロ してしまいました。
だけど相変わらず子ヤギや子羊、子馬に子豚ちゃん、ひよこちゃん、
ファームアニマルたちは可愛かった デス。





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Last updated  2016.10.14 07:15:37
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